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| 逆さ言葉 さかさことば back slang | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ——『絶対彼氏。』2巻108ページ (渡瀬悠宇/小学館 少コミフラワーコミックス) |
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| さかさ言葉は、ことばを最後から発音すると意味が通じる、というレトリックです。つまり、もとからある単語とか文章とかの読みかたを、さかさまにする。このことによって、そのようなレトリックです。 |
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| 「さかさ言葉」については、良くないイメージを持つことが多くあります。それは、「さかさ言葉」という単語の作りかたが、閉鎖的なイメージを帯びているからです。つまり「さかさ言葉」という単語のつくるかたからは、自分たちの集団以外の人に意図を知られることを嫌っている、ということが分かるのです。 | |||||
| パッと見ただけでは良く分からない語句ができる。だけれども、その語句を終わりから読んでいくと、もとの意味がわかるようになる。これが「さかさ言葉」の基本です。 | |||||
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| 引用は『絶対彼氏。』2巻から。 主人公は「リイコ」。 彼女は、怪しいセールスマンに出会う。そして、「欲しいものは?」と聞かれたときに、「彼氏!」と答える。 すると、等身大で人間そっくり、しかも美少年の「フィギュア」が送られてきた。 が。 その価格、なんと「一億円」。怪しいセールスマンと交渉して、ちょっとは安くしてもらった。でも、まだまだ女子高生の「リイコ」には、メチャクチャ高い値段。 なので、バイトを探すことにする。このときに「宮部さん」が、パソコンを使ってバイト先を探してくれているのが、引用のシーン。 だけど。そういった込みいった事情は、あまり「逆さ言葉」とは関係ない。 目標としたバイト先の、店の名前が「逆さ言葉」になっているので、引用しました。つまり、 ベトナム料理店って…。「リツコ」が言っているように、これはうしろのほうから読んで、「ベトナム」とすることによって、はじめて意味がわかる。 …あまり良い例とは思いませんが、とりあえずこれを例文としておきます。 |
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| 「さかさ言葉」は「隠語」を作るために使うテクニックとして、よく用いられます。 とくに「やくざ言葉」のような「隠語」のなかには、「さかさ言葉」を見つけることができます。 例えば「しょば代」ということば。これは、逆から読んで「場所代」とすることによって、その意味がわかるようになっています。他には、「ダフ屋」を逆から読んで「ふだ屋」などといったものが、「さかさ言葉」にあたります。 |
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| 「さかさ言葉」は、新しいことばを作る方法の1つです。なので、「新造語法」とも強く関わりあいます。 ただしこの「逆さ言葉」は、日本語にはあまり多くはありません。 例をあげてみると、「ネタ」ということば。これは、逆から読んで「たね」とすることによって、はじめて意味がわかります。ですが、日常の生活では、ほかにはあまり例がを見つけることができません。 |
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| たまに「回文」のことを「逆さ言葉」と言うことがあるようです。 「回文」というのは、このサイトでは、前から読んでも後ろから読んでも同じになるものの用語として使っています。「竹やぶ焼けた」のようなもののことです。 このようなことから、「回文」と「逆さ言葉」との区別を確認しておきます。このサイトでは、
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| たまに「スージャ語」のことを「逆さ言葉」と言うこともあるようです。 「スージャ語」というのは、このサイトでは、ことばの前半部分と後半部分とを取り換えることによって作るものの意味で使っています。 「スージャ語」の例としては、「トウシロー」があげられます。「シロウト」を、前半部分「シロ」と、後半部分「トウ」とに分けてシャッフルする。そうすると「トウシロー」になるわけです。 また、そもそも「スージャ語」ということばが、「ジャズ」の前半部分「ジャ」と、後半部分「ズ」とを入れかえることで作られています。 このようなことから、「ズージャ語」と「逆さ言葉」との区別を確認しておきます。このサイトでは、
なお、「ズージャ語」という用語は、あまり一般的なものではありません。ですので、「逆さ言葉」ということばに、「ズージャ語」のようなものを含めているばあいもあります。 |
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| 現代の科学では、声を「逆再生」することができます。それも、お手軽に。 例えば。「マイク」と「スピーカ」、それに「パソコン」と適当な「音楽再生ソフト」を用意してください。そして、マイクから声を吹んでパソコンに記録します。つづいて、音楽再生ソフトを使ってその声を「逆再生」させます。成功していれば、スピーカから「意味不明」な声が流れてきます。 ですが。 この「逆再生」というのは、「逆さ言葉」とは関係ありません。 どうしてかというと。 「逆さ言葉」は、あくまで「ひらがな」とか「カタカナ」とかにしたものを最後から読んでいます。けれども「逆再生」は、きちんと音自体を最後のほうから流しているのです。 じゃあ「逆再生」によって、声を最後から流すとどうなるか。それは、吹きこんだ声を「ローマ字」にしてみれば、だいたい見当がつきます。それはたしかに厳密なものではありません。ですが、おおまかな予想をつけることはできます。 たとえば吹きこんだ声が、 ベトナムのばあい、ローマ字にすると、 betonamuとなります。これを逆転させて最後のuから順に読んでいくと、 umanotebと変化します。このようなローマ字を、正確に読むことはできません。けれどもだいたい、 ウマノテbというような音になるということが予想されます。最後の「b」がどのように聞こえるかは、ちょっと分かりませんけれども。 つまり、決して「逆さ言葉」のように、 ムナトベにはならないのです。「逆さ言葉」と「逆再生」とは、あくまでも違ったものです。 |
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| さて、つづいて。 「ウィキペディア」にある、「ひぐらしのなく頃に サウンドトラック」の項目についての話をします。 アニメ「ひぐらしのなく頃に」(第一期)のオープニング曲。それは、「ひぐらしのなく頃に」(島みやえい子)というものでした。 この曲の最初には、よく意味のわからないフレーズが3回ほど流れます。私(サイト作成者)の耳に聞こえた感じでは、だいたい、 ハィレハレハ〜レィっていうようなフレーズです。 このフレーズについて「ウィキペディア」には、次のようなことが書いてあります。 前奏に3回ほど繰り返されるフレーズを逆再生すると「逃げられない(正確にはもっと伸ばして発音されている)」と聞こえる。とのことです。 もし仮に、フレーズが「ハィレハレハ〜レィ」だったとします。そのうえで、上の「ローマ字にして逆転する」という理論を当てはめると、次のようになります。 ハィレハレハ〜レィ…かなり、ちがうなあ。困ったなあ。 イィラ〜ヘラリィhと、この2つを結びつけるのには無理がある。 たしかに人間には、「聞こえた音にいちばん近い言葉」を、頭のなかから探してくるという能力がある。聞こえた声がハッキリとしたものでなかったときにも何とかなるように、無意識のうちに「聞こえた声にいちばん近い言葉」を見つけるようにできている。 だから、「イィラ〜ヘラリィh」みたいな声が聞こえたときにも。人間は無理して、それに近い文章を頭のなかで組み立てようとする。その結果として、「にげら〜れない」と聞こえたんだと考えることもできる。 けれども。それでは説明がつかないほど、「イィラ〜ヘラリィh」と「にげら〜れない」とは離れていると思う。…困った。 このつづきは。もう少し、私(サイト作成者)が音声学について知識を得たあとで書くことにします。 …しかし。この文を書くために私(サイト作成者)は、20回以上、『ひぐらしOP』の「逆再生」を聴きました。もう、違った意味で「洗脳」されていくような感じがしてきたのですが…。 |
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| さかさ言葉 | ||||
| 倒置※ | ||||
| 倒言・倒語 | ||||
| さかさま言葉・さかさま読み・さかさ読み・倒語・倒句・・さかさことば・語順倒置 | ||||
| (※)「倒置」については、「倒置法」との混同を避けるために、使用していません。 | ||||
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| すぐ上にも書きましたが、「倒置」という用語には2つの意味があります。ひとつは、このページで扱っている「さかさ言葉」という意味。もうひとつは、「倒置法」(hyperbaton)という意味。この2つは、違う様子を指しています。そのためこのページで解説しているのレトリック用語は、「さかさ言葉」という名前で扱っていくことにします。 | |||
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| 新造語法、複合語、複合語短縮、派生語、短縮語、サンドイッチ・ワード、頭文字法、逆形成、異分析、混成語、ズージャ語、濫喩、接辞添加法、新造語、新出語、外来語、声喩・オノマトペ、音転倒 | |||
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| 江戸時代の書物にあたりつつ、「倒語(=さかさ言葉)」を解説してあります。かなりくわしいと思います。 | |||
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