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| 変態法 へんたいほう ―― | |||||||||||||||||||
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| ――『イジワルしないで』1巻 [右上]13ページ・[左下]31ページ (青木琴美/小学館 小コミフラワーコミックス) |
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《定義》 変態法は、相手の呼びかたや待遇などを一変させるレトリックです。 感情が高ぶったり興奮したりするために、ある人に対する取り扱いかたや呼びかたなどを変化させることをいいます。 この「変態法」というレトリック用語は、『新文章講話』(五十嵐力/早稲田大学出版部)と、それを土台としている『日本語レトリックの体系』(中村明/岩波書店)の2冊でしか(今のところ)見かけないレトリックです。 ですが、『日本語レトリックの体系』を基本文献としているこのサイトでは、レトリックの1つとして項目を立てておきます。 《例文を見る》 引用は『イジワルしないで』から。 主人公は「まり」という女の子。 彼女は「理想とする男性のタイプ」を、次のように語っています(5ページ)。 背が高くって…現実にそんな、非の打ちどころのないような男の人がいるのか。 そんな疑問はさておいて、まず【(1)――学校では、つまずいて転んだとき…】を見てみると。 学校でつまずいて転んだとき、きれいな男の子が、「まり」に手をさしのべてくれた。 大丈夫?という、やさしい声をかけてくれた。こんなにも親切にしてくれる男の子に、一目見て好きになる。 何もかもがというふうに描かれています。 彼は、国際コースに編入してきた男の子とのこと。 一方で。 彼女の家に、「お父さんの上司の子供さん」がやってくることになっていた。つまり、その子と同居生活をすることになっていた。 そして、その子が実際に「まり」たちの家にやってくる。 が。やってきたのは、なんと男の子。しかも、学校でつまずいたときに助けてくれた、あの男の子だった。 あの王子様のような男の子と、同居生活することに浮かれる「まり」。 だが、しかし。 家族のみんなに用事があって、「まり」と「千秋」との2人だけになる。 そうすると、【(2)――家に2人だけでいるときは…】では。 うるさいんだよと、態度が一変する。(1)の場面で助けてくれた、あの王子様のような男の子と2人でいることに、うれしい「まり」。彼女が「ペラペラ」としゃべっていると、上に書いたようなヒドいことばを投げかける。 そう。彼は「二重人格」だったのです。 学校では、「容姿端麗・眉目秀麗」で、しかも「成績優秀・才気煥発」。 だが「まり」と「千秋」の2人だけの状況だと「君子豹変」する、「二重人格」なのです。 こんな状態から「まり」の一家と「千秋」との同居生活が、はじまります。 《駄文》 なお、あたりまえのことですが。 googleで「変態法」を検索するといっぱい出てくる、「超伝導線材を作製するための急熱急冷・変態法」とは全く関係ありません。 |
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| 関連項目→漸層法(広義の)、漸層法(狭義の)、漸降法、頓降法、飛移法、頓旋法、転折法 | |||||||||||||||||||
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