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| 同音集中 どうおんしゅうちゅう (epizeuxis) | |||||||||||||||||||||||||
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| ――『七人のナナ』2巻4ページ (今川泰宏・国広あづさ /秋田書店 少年チャンピオン・コミックス) |
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《定義》 同音集中は、同じ音の言葉をちりばめるレトリックです。 つまり、セリフなどの中に同じ「音」の言葉を、間をあけてくり返し使うことになります。 《例文を見る》 引用は『七人のナナ』2巻から。なお、このタイトルは「しちにんのナナ」と読みます。 ナナの父さんが海外出張から帰ってきて、海外のお土産を買ってきてくれた。それは、水晶(クリスタル)だった。 で、その水晶を満月に光と当てると――。 なんと、ナナが7人に分裂してしまった。 で、その7人の「ナナ」。いちおう同じすがたをしているけれど、性格は7人とも違う。そのことを2巻の最初のページで紹介してくれているのが、引用した場面。 ナナ、ナナ、ナナ、(以下略)というかんじで、「ナ」という音が、いろんなところに出てくる。その数、28個。しかも、ナナさまの紹介のところにある「7人」というのを「ななにん」と読むこととすると、プラス2つとなって、合計30個になります。 《レトリックを深く知る》 【1.例文の「同音集中」】 ちょっとスッキリしないのは、この例文が「同音集中」にピッタリと当てはまらないところです。つまり、「同音集中」というより「隔語句反復」に近いのではないかというところです。 たしかに、「ナ」の音がちりばめてあると考えれば「同音集中」となります。ですが、「ナナ」という固有名詞がちりばめてあると考えると、「隔語句反復」とも言うことができます。 そういったことがあるので。引用した部分が「典型的な同音集中だ」と言いづらいというのは、否定できません。 【2.ほかの「同音集中」】 ですので、もう一カ所、同じ『七人のナナ』で、もっと「同音集中」と言えるものを付け足しておきます。それは、『七人のナナ』1巻の裏表紙に書いてある文章です。
見ての通り、短い文章の中に「ナ」の音がいくつもあります。いちおう数えてみると、14個でした。こちらのほうが、より「同音集中」に近いと思います。 【3.「畳音法」との関係】 なお。 この「同音集中」は、「畳音法」の特殊な例だと言うことができます。つまり「同音集中」は、直後に同じ音をくり返すのではなく、文の中に同じ音の言葉を散りばめる場合を細分化したものだと考えられるのです。 この点についてくわしくは、「畳音法」のページを参照してください。 |
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| 関連項目→反復法、畳句法、隔語句反復、畳音法、復言法、類義累積、回帰反復、首句反復、結句反復、首尾語句反復、前辞反復、おうむ返し、交差配語法、トートロジー、異義復言、同綴同音異義、類音語反復、疑惑法 | |||||||||||||||||||||||||
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