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| 擬態語 ぎたいご onomatopoeia | |||||||||||||
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| ――『フルーツバスケット』4巻191ページ (高屋奈月/白泉社 花とゆめCOMICS) |
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《定義》 擬態語とは、「様子」や「心情」などを描写するレトリックです。音をたてないものを、音によって象徴的に表す言葉になります。 言いかえると、この世の中で起こる色々な状態を、言葉にうつしたものです。別の言い方をすれば、ものごとの様子を、音声的な印象にうつしかえて表現するものです。 なお、この「擬態語」は「示姿法」と呼ばれることもありますが、あまり使われません。 《例文を見る》 引用は『フルーツバスケット』4巻から。 最初に「番外編」と書いてあるように、引用したところはストーリーの進行とは関係がありません。つまり、「CDドラマを買ってください」という趣旨で書かれているだけで、それ以上の意味はありません。ですので、ストーリーの説明は省略。 で、単刀直入に、使われている「擬態語」をみてみましょう。そのときに、『現代擬音語擬態語用法辞典』(飛田良文・浅田秀子[共著]/東京堂出版)を引用して使わせていただきます。この本は、
では、まず1つ目。 ピチピチこれをさっきの辞典で調べてみると、 主に若い女性や子どもが生気に満ちている様子を表す。という意味だとのこと。そして、「~の様子を表す」と書いてあるので「擬態語」になります。 しかし私は、この「ピチピチ」が若い男性に対して使われている例を知っています。それは『「すき。だからすき」』(CLAMP/角川書店 あすかコミックス)の1巻22ページ。えみちゃんの言葉です。 だけど、これは例外的なものでしょう。やはり、「若い女性や子ども」に対する形容として使われるのが普通だと思います。 CLAMPは『「すき。だからすき」』の中だけでも、「ぽややん」とか「ふわわん」とか、辞書に載っていない「擬態語」を使っています。ですのでこの「ぴちぴち」も、そういった「独特な擬態語」の中の1つだと考えるほうがいいでしょう。 で、2つ目。 モエモエこれをさっきの辞典で調べてみると、 載っていません。まあ、「萌え萌え」なんていう「擬態語」が辞典に載るようになるには、あと数十年かかりそう。 ですが、引用した『フルーツバスケット』4巻が発売されたのは、20世紀です。日本と帝政ロシアが戦争していた時代です。ソ連でもなければCISでもない。帝政ロシアが存在して、そこと日本が戦争していた時代。その時代に、「モエモエ」という言葉を使っているなんて、すごい(いちおう「萌え萌え」についてインターネット上で調べてみたところ、1990年~1995年あたりから使われだした言葉のようです)。 で、とにかく辞典には載っていないけれど、これも「擬態語」と見ていいと思います。 最後に、3つ目。 メロメロこれもさっきの辞書で調べてみると、 本来持っているべき機能をまったく喪失している様子を表す。という意味だとのこと。そして、「~の様子を表す」と書いてあるので、これも「擬態語」になります。 そんなわけで、紫呉が言っているのは3つとも「擬音語」に当たります。 《レトリックを深く知る》 これより下に書いてあるのは、「擬態語」についてのあれこれです。 【1.「畳音法」との関係】 このページで引用したように、「擬態語」や「擬音語」は、おなじ音をくり返しています。「ピチピチ」、「モエモエ」、「メロメロ」と。 ですので、これを「畳音法」と見ることもできます。 【2.「擬態語」についての日本語の特徴】 日本語には、この「擬態語」と「擬音語」がたくさんあることはよく知られています。そして日本語には、特に「擬態語」が非常に多いと言われています。 日本語の「擬態語」に見られる特徴としては、
【3.「擬態語」の使用パターン】 「擬態語」がどのような場合に使われるかについて。そのパターンは、『日本語解釈活用事典』(渡辺富美雄・村石昭三・加部佐助[共編著]/ぎょうせい)によると、次のようにまとめられています。つまり、
《駄文》 なお。 さきほど、「モエモエ」が辞書に載っていないと書きました。 ですが、「萌え」という言葉が、サブカルチャーで使われる「萌え」の意味で掲載されている辞書があります。それは『デイリー新語辞典』(三省堂編修所[編]/三省堂)というもの。実際に調べたのは、インターネット上で検索できる「デイリー新語辞典+α」です。 ちょっと長いけれど、この辞書で「萌え」の部分をひいてみると、このように書いてあります。
いずれにしても、「萌え」という言葉は、すでに「新語」としての市民権を獲得していると言えます。 《サイト紹介》 慶應サイコロジー・ソサエティー(KPS)様に、こちらのページを引用していただきました。 具体的には、 慶應サイコロジー・ソサエティーから入りまして、 ◇発行物情報へと進んで下さい。たしかに、当サイトが引用されています。 こちらに書かれている「萌え」と「声喩(オノマトペ)」とについての考察のほうが、当サイトのものよりも深いものになっています。「萌え」が気になる方は、そちらへ進んでみてください。 …っていうか、うちのサイトって、考察する対象に値しているのか? |
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| 関連項目→声喩・オノマトペ、擬音語 | |||||||||||||
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