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| 場面カット ばめんかっと scene cut | |||||||||||||||||||||||||
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| ――『いいひと。』1巻39ページ (高橋しん/小学館 ビッグコミックス) |
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《定義》 場面カットは、場面をおもてに表さないレトリックです。それでいて、その場面で何が行われたか、どういう会話が進んだかということは、前後の関係からちゃんとわかる。作品がムダに長くならないようにするテクニックの一つです。 《例文を見る》 例文は『いいひと。』1巻。 もちろん「場面カット」されているのは (空白)の部分です。 (空白)と書いたとおり、そこのコマにふき出しはありません。タバコの吸い殻がいくつか散らかっているだけです。 しかし、その(空白)で何も書かれていないはずのコマから、何がそこで話の話題にのぼったのかということは、はっきりとわかります。主人公の優二が、一次面接の時に「いいひと」であるあまりに面接時間に遅刻したんだということが話題にのぼっていたはずです。それは、前ページまでの話の流れから、まちがいありません。 このように、言わなくても分かることをあえて言わないでカットしてしまうものを、場面カットと呼びます。 《レトリックを深く知る》 なお、「場面カット」は「省略法」の一種であり、「黙説法」とも近い関係にあります。 また「場面カット」には、「タブー」となるシーンを見せないでおくという効果があります。つまり、「あまりに残虐なシーン」だとか「性的なシーン」など、“健全なる読者”に悪い影響を与えるようなシーンも、この「場面カット」で処理する場合があります。 |
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| 関連項目→省略法、情報カット、黙説法 | |||||||||||||||||||||||||
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