ステレオの産業

時代がどう進化しようと、時代をさかのぼり、
一度は立ち止まってじっくりと見直してみたいものがある。
一人の芥川賞作家をも虜にしたステレオの魅力もその一つだと思う。
日本では戦後復興の鎚音に代わり、ラジオ放送とレコード音楽が時の先端技術によって
人々の心に響き始め、輸出振興を支える期待の産業として栄華を極めた・・・・。
それも次第に過去のものになりつつある。けれど「過去のもの」として
片づけてしまうにはあまりにも惜しい。歴史の断片と重ね合わせながら、
ステレオの産業史と内外の名作のつくられた時代を探訪してみよう。
2011年 7月7日 




歴史の断片(毎日更新)
66年前の今日・・・1950/昭和25年

北朝鮮軍、突如南侵の総攻撃。
2日後、首都ソウルを征圧。

 この日未明、北朝鮮軍がソ連製戦車の号砲を合図に10万の兵が、 38度線を突破し、韓国領内に雪崩込んだ。
 不意をつかれた韓国警備隊は全滅。東海岸からはゲリラ部隊が上陸し、韓国軍の分断をはかった。
 こうして火蓋を切った朝鮮戦争は、北の圧倒的な優位のままに、2日後、韓国の首都ソウルは征圧された。
 日本の植民地であった朝鮮半島が、日本の敗戦によって解放されると、統一を目指す二人の指導者が現れた。アメリカに亡命していた李承晩(イ・スンマン)と、日本に抵抗して戦った若き革命家・金日成 (キムイルソン)である。そして、統一が達成されれば、米ソが暫定的に定めた38度線は、無くなるはずであった。
 この時期のアメリカは、朝鮮半島の動向よりも、ドイツの占領政策を最重要としていた。その隙を突いたのが、金日成である。ソ連の支援に加え、毛沢東から参戦の確約を取り付けると、宣戦布告することなく、撃って出たのである。
 愕然としたトルーマン大統領は、日本の占領に当たるマッカーサーの要請を受け入れ、韓国に連合国軍の先遣部隊を投入したのは8日後のことであった。
 3年1ヶ月に渡る勝者なき戦争の犠牲者は、南北双方で200〜300万人とも言われている。
 一方日本は、棚から牡丹餅の
戦争特需で、敗戦の疲弊から、
一気に抜け出すのである。
(H)


この日には、こんな出来事も・・・

■1945/昭和20年
大本営、沖縄戦の敗北を
2日遅れで発表。

 それは事実を隠す方便であった。『官軍民一体の善戦敢闘の3ヶ月、敵主力に全員最後の攻勢・・・』
 それでも、僅かに残存する部隊は、2日前に自決した総司令官・牛島満中将の「最後の一兵まで死力を尽くせ」の命令によって、降伏は許されず、遊撃戦をもって無駄な抵抗を続けていた。
 なお、アメリカ軍の日本軍掃討は、日本政府がポツダム宣言を受諾する8月15日まで続いた。


1881~1945:立体音の発見と二つの源流(蓄音機&トーキー) 
1946~1957:日本の戦後復興とHi-Fiへの熱き試み
1958~1965:幕を開けたステレオの時代 
1966~1970:開花する日本の独創技術
1971~1980:4ch騒動と成熟の頂きに立ったコンポーネント
1981〜1990:AV時代の到来とCDの登場

基本を変えずに進化を続けた
デュアル・コンセントリック・ユニット。















音の技術者たちが
良き仕事として残した名作たち
*国内ブランド
AUDIO TECHNICA / CORAL / DENON / DIATONE
EROICA & UESUGI / FOSTEX / GRACE / LIVING AUDIO / LO-D
LUX
/ ONKYO / PIONEER & EXCLUSIVE / SANSUI / SONY / STAX
TECHNICS / TRIO & KENWOOD / VICTOR / YAMAHA
*海外ブランド
ALTEC / AR / GOODMANS / JBL / JORDAN WATTS
MARANTZ / McINTOSH / ORTOFON / SME / TANNOY
*アンサンブルステレオとセパレートステレオ
知っている人には懐かしく、知らない人には新しい・・・

































無類の剣豪作家にして音楽再生の奥義を極めた
 五味康祐氏の名著に浸る

五味康祐氏のコレクションを所蔵する
 練馬区文化振興協会

音への無垢なる探求を美意識とした
 評論家 瀬川冬樹氏が解き明かす
 オーディオの妙味。


NHK放送博物館
松下電器(パナソニック)創業者
 松下幸之助 物語

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 スクリーンに映し出される
 映像と音響のマジック
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参考文献 /「ステレオの産業史」は、下記の資料を参考にしています。
*ウィキペディア・フリー百科事典 *季刊ステレオサウンドNO.2、NO.3、NO.5、NO.6、NO.9、NO.12、NO.16、NO.41、NO.47、NO.60 *別冊:魅力のフルレンジスピーカーとその選び方と使い方 *別冊:世界のツイーター55機種の試聴とその選び方使い方 *別冊:世界のオーディオ
*別冊:THE BRITISH SOUND *西方の音(五味康祐・新潮社) *五味康祐オーディオ巡礼(ステレオサウンド社) *虚構世界の狩人(瀬川冬樹・共同通信社) *オーディオの彷徨・岩崎千明遺稿集(ステレオサウンド社) *男の自由時間:真空管アンプ作りに挑戦(技術評論社) *ソニーの大逆襲に松下電器があせる理由(小林紀興・光文社) *パイオニアLD戦略会議室(本多晋助・日本文芸社) *カラヤンとデジタル(森芳久・ワック出版部) *昭和史全記録(毎日新聞社)