



部屋で朝食を食べ,荷物をゆっくりまとめて9時過ぎに宿を出る。暑い。日差しが眩しい。駅前の案内所に行ってみると,話は通じているらしく,あれよあれよという間にバスに乗せられてしまった。9時半にツアーバスが出発。
田園風景の中を30分余り走って楽安邑城民俗村に着いた。添乗員の女性に付いて行くと,日本語ガイドさんが待っていた。素晴らしく手回しがよい。路線バスであと二人日本人観光客が来るはずだからとしばらく待ち,4人で村内(城内)に入る。
しかしツアーバスの停車時間は1時間しかなく,これはちょっと短い。最後は駆け足の見学になってしまった。順天には観光資源は多いが観光客が少ない。そこで現在の市長が観光客を呼ぼうといろいろ頑張っているそうである。そんな話をガイドさんから聞きながら大急ぎでバスへ戻った。
山間の道をバスは走る。道端にトウガラシやゴマが干してある。畑の畦にはクズが茂っているが,お墓の周りはきれいに草が刈られている。30分ほどでダム湖のほとりの支石墓公園に着いた。支石墓は韓国のあちこちにあるようだが,ここは大したことがない。30分ほどで見学終了。バスに乗り松廣寺へ。山の中を進みすぐに着いた。
門前の食堂街で昼食のピビンバプを食べ,添乗員さんに促されて入口の門まで行くと,日本語ガイド君が待っていた。彼と二人で谷川に沿う木立の中の道をしばらく歩いて松廣寺。ここかしこに彼岸花が咲いている。静かな寺だが大部分の建物はそれほど歴史がないと言う。妙に醒めた話し方をするガイド君で楽しかった。しかしこの寺での2時間は長すぎた。民俗村と逆にすればいいのに。
3時頃松廣寺を出て一路順天を目指す。眠くてうつらうつらするうちに約1時間で駅前に戻ってきた。南原へ向かう列車は45分の待ち。ちょうどよかった。韓国の列車は車内が広々としている。線路は最近新しくなったようで,廃線になった元の線路跡が時々見える。田園地帯から次第に山の中へと入って行き,トンネルを抜けると風景が開けた。全羅北道に入ったのだろう。
新線が開業して南原駅も郊外に移転していた。駅前には何もない。誰もいないバス停から一人だけバスに乗り市街地へ向かう。旧駅の近くには旅館街があるかと思ったが寂れている。結局バスターミナル近くで宿を見つけた。日が暮れてから繁華街まで食事に行く。繁華街を少し離れると街が暗い。