| 5.レコーディング機器構成 |
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本章では主にレコーディング機器関連の基本的な接続に関してご説明いたします。 接続事例をあげて機器構成をご説明いたします。
本章ではレコーディング機材の取扱説明書や各種カタログなどとあわせて基礎を理解しましょう。 |
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| 5.1
オーディオインターフェース |
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オーディオインタフェースって聞いたことありますか?普通にパソコンでインターネットやワープロなどをしている方にはあまり聞きなれない言葉かも知れません。もしかするとパソコンでゲームやDVD鑑賞を楽しんでいらっしゃる方はご存知かも知れませんね。
オーディオインタフェースとはその名のとおりパソコンとオーディオ機器を接続することが目的の機材です。実はパソコンにはLINE
IN/OUTの端子はついているものがありますがあえて取り上げさせていただきました。通常はデスクトップパソコンであれば、おおむねサウンドカードが実装されていますので、このサウンドカード事態にラインIN/OUTがついていることが多いです。ですが、私のようにノートパソコンを主にしていると、時々ラインIN/OUTがついていないモデルがあります。また、オーディオインターフェースはパソコンのラインIN/OUTよりも使い勝手のよい機器かとおもいますし、リーズナブルなものもありますので興味がありましたらお試しください。ここではこのオーディオインターフェースをレコーディング/モニタリング用の機材として紹介いたします。
オーディオインターフェース機器の接続ですが、実は先にご説明したMIDI機器接続と非常に似ているところがあります。
では、MIDI機器と同じようにデバイスドライバとの関連を見てみましょう。
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図5.1
デバイスドライバとオーディオインターフェースの関係
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シンプルな構成を例にとりましたが、MIDIの時と似ていませんか?入力があって出力があってそれぞれ接続する・・・それでだけです。デバイスドライバを通じてUSBケーブルを経由してオーディオインターフェースと“音”のやり取りを行います。MIDI機器と同様に、オーディオインターフェースもメーカー・機種によって専用のデバイスドライバが存在する場合があります。
近年パソコンにおいてもTVチューナーが内蔵されていることも多く、また通常のTVとしても使えそうなほどの立派なディスプレイやスピーカーが内蔵されているモデルもたくさんありますので、“音“に関しても不自由なくよい音で干渉できるパソコンが数多くあります。ただ、私のパソコンの選び方として、TV・DVD・音楽などの観賞用として装備が充実されたパソコンは、あえて音楽作成のためのパソコンとしては選びません。普通のTVももっていますし、HDDレコーダーもありますので、せいぜいDVDを見ることはあってもTVを見たり録画したり・・・といった用途にはまったく使いません。
また、音楽作成ソフトの類は結構パソコンに負荷をかけることもありますので余計な機能やソフトが入っていないほうがパソコンの動作が軽くて快適になります。
少し、話がそれましたが普通のパソコンを所有している方で今後オーディオをつなげて見たいという方に、接続例を記します。図7.2は通常のオーディオアンプとMDなどの録音機器と接続した場合です。
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図 5.2
オーディオアンプとCD/MD等の接続
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では、図7.2の録音機器をパソコンに置き換えてみましょう。
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図 5.3オーディオ機器とパソコンの接続
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パソコンも単なる録音・再生機器と解釈すればオーディオ機器との接続は簡単ですね!
この接続方法を応用すれば、レコーディング機器として使用することができます。
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| 5.2
ミキサーの接続 |
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ミキサーはレコーディングの世界では必需品です。オーディオインターフェース機器があれば代用は可能ですが何かと便利なので是非ミキサーを使用することをお薦めします。価格も手ごろなものもありますし、宅録のみならずもしスタジオに入ってレコーディングしたいとなった場合、自分が使い慣れたミキサーを持ち込むとレコーディングもはかどりますよね。
“手近にあるもの“を基本思想にしているのでここではオーディオを接続するアンプは通常のオーディオアンプを例に説明いたします。PAを所有している方は、PAのマニュアルにそってそれぞれの入力・出力に接続してください |

図 5.6ミキサーとの接続1
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| パソコンのLINE
IN/OUTをミキサーとつなげた例です。ミキサーに入力したMIDI機器等の音はすべてパソコンに入力されます。パソコンで再生した音はミキサーを通してオーディオアンプに流れて再生されます。緑色の線は、パソコンからのLINE
OUTを、ミキサーを通さずにオーディオアンプに接続する場合です。特にミキサーに通す必要性がなければ緑色のようにつないでみましょう。
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図 5.7ミキサーとの接続2
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| オーディオアンプとミキサーとつなげた例です。ミキサーに入力したMIDI機器等の音はすべてオーディオアンプのソースMD2
PLAY->MD1 RECの順でパソコンに入力されます。パソコンで再生した音はオーディオアンプに流れて再生されます。
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図 5.8ミキサーとの接続3
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| 図5.9にオーディオインターフェースを追加した例です。
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図 5.9ミキサーとの接続4
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オーディオインターフェースに2系統以上の外部入力が使用できる場合の例です。
オーディオインターフェースも高機能なものがありますので、入出力系統の多いものでしたら、ミキサーの代用品としても使ってもよいと思います。
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図 5.10ミキサーとの接続4
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| 図5.7~5.10で接続しているミキサーはアナログミキサーを例にしています。ミキサーにはもうひとつパワードミキサーと言われるものがありアンプが内蔵されています。バンドの練習などで使用するスタジオに大きなミキサーがあるのを見たことありますよね?いわゆるパワードミキサーといわれるものです。複数のソースを接続するオーディオアンプがない場合はアナログミキサーより割高ですがこちらを準備したほうが重宝すると思います。
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| ♪一口メモ♪ |
| アンプに接続しているMD1、MD2,DAT等の記載はオーディオアンプのソース(入出力系統)を意味します。通常の外部入力が複数存在すればOKです。ただし、ソース(MD、DATなどの入力系統)によっては入出力レベルに違いがあります。特にレコードプレイヤーをつなぐ“PHONO“端子は、レコードプレイヤーにあわせた設計になっていますので、注意が必要です。できれば、空いているMDやDATなどのデジタル機器か普通のAUX入出力端子を使ったほうがよいです。また、ミニコンポ等になりますとあまり入出力系が用意されていないため、図7.6か図7.9あたりの構成を例にするとよいかと思います。
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| 5.3
音楽制作環境事例 |
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これまで、MIDI機器の接続事例とオーディオインターフェースとの接続事例をご説明してきました。ごく基本的な解説にとどめましたが、いかがですか? どの接続においてもほとんどが“入力“と”出力“だけなんです。これさえ理解してしまえば何とかなるものです。
ここでは全体の機器構成についての説明になります。本章までで基本的なことが理解できたら、後はご自身がどのような機材を準備してレコーディング環境を作ればよいかきっかけとなると思います。
では、実際に私の現在のレコーディング環境をベースに全体の機器構成をご説明いたします。 |
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図 5.11
現在の機器構成(2006年1月現在)
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今までご紹介してきた接続例はあくまでも一つの例に過ぎませんが、それぞれのつなぎ方を基本に考えると図7.11のような構成になります。この構成においてもまだ別の接続方法がありますが、あまり複雑に考えるとわからなくなってしまうのでこの辺でとどめておきますね。
①音源モジュールとギターのマルチエフェクターはミキサーに通しています。ボーカルを録音する場合は、このミキサーにボーカルマイクをつなげるとよいでしょう。 もし、ボーカルにエフェクトをかけるのでしたら、このミキサーからSEND/RETURNで外部エフェクターをつなぐとよいですね。
②ミキサーは出力をオーディオのCD
IN(CDプレイヤーなどを再生するときに接続する端子)に接続しています。
③パソコンはオーディオインターフェースを通してオーディオアンプのDATの入出力端子に接続しています。
②で接続しているミキサーの音が、このDATの録音側の端子(オーディオアンプによってDAT
PLAYなどと記載されている
場合があります)を通してパソコンに入力されます。パソコン側で再生やモニタリングした音は、オーディオインターフェースをとおしてオーディオアンプで再生します。
④MIDIの接続は、音源モジュールにMIDIインターフェースが内蔵されていますので、パソコンと音源モジュールを専用のUSBケーブルで接続しています。MIDIコントローラーを音源モジュール本体に入力しています。
以上です。ね?簡単でしょ?
複雑な応用例はいくらでもありますが、まずは基本的なことを理解しないとどんなによい機材を購入しても使い切れないですし、本当によいものかどうなのか?という品定めができないうちに、その機器の価値観を失ってしまう・・・ということになりかねません。せっかくお金を出して購入するのですが、可能な限りつかいこなしたいですよね。使いこなしていろいろとやってみたい目的が出てきたら、いろいろな機材を準備するというのもよいかと思います。
ただ、決してどれも安い機材ではありませんし、無駄な出費を抑える意味でも自分がなにをしたいのか?どんな機材が有ればよいか?など、ご自分の目的にあった機材選びをしましょう!“機械の扱いには慣れている“という方は、もっと高機能の機器で高価な機材を集めて接続してみても大丈夫ですよね?でも、どうしても機器の扱いはちょっと苦手・・・という方には、これまで説明してきた構成はかなりシンプルですので、一度手近なものでお試しください。
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