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◆宅録の話
0.はじめに
1.宅録のきっかけ
2.DTMの基礎知識
3.MIDIインターフェース
4.MIDI機器構成
5.レコーディング機器構成
6.音楽製作ソフトウェア
7.打ち込みしよう!
8.レコーディング
9.マスタリング
10.ミックス11.CD作成ダウン
◆付録
A-ギターの音作り
B-簡単レコーディング
C- フリーソフトで宅緑
D-ロックギターあれこれ・・・
◆宅録機材紹介
 
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7.打ち込みしよう!

本章では主に音楽作成ソフトを使った音楽データの打ち込みについてご説明いたします。
なお、ロック系ミュージシャン向けとしているため、POPS系やミクスチャー系音楽などに必要な高度なテクニック等に関しては一切触れませんのでご了承願います。

 
7.1 基本的な用語

私がDTMを始めた頃、音楽作成ソフトはありましたが今ほど出回っていたわけではありませんし、価格もとても10万くらいするものも多く高価なものでした。当時やっと手にしたソフトが1万円代で買えるものがあったので、“やっと買えた!“という記憶があります。

 もう10年以上も前になりますが、私が最初に使った音楽作成ソフトは単なるシーケンス機能しかないソフトでデータの入力もすべて“数値入力“というタイプのものでした。「何で音楽を数字で入力しなければならないの?」と半信半疑ながらも打ち込んでいたしだいです。でもそのおかげで基礎は身につきました。私の場合もともとハードロック系ということもあり、割とシンプルにベースやドラムを打ち込むことくらいで複雑な入力技術を必要としなかったので以外に扱いなれるまで早かったですね。

 最近のソフトは、数値入力タイプのものもありますが、できるだけ初心者でもなじみやすいようにと操作性は抜群によいですよね!細かいことなんか気にしないですぐにDTMをはじめることができてしまいます。

 ただ、難点があります。やはり誰しも「こんなことしてみたい・・・」などと感じたときに、ヘルプやマニュアルを見たときになんのこっちゃ・・・と思うことも、私もあります。ですので、最低知っておきたい用語を下記に記したいと思います。

MIDI機器制御に関する用語】
①プログラムチェンジ
 4章でも若干触れましたが、音源モジュールには音色マップというものが存在します。パートごとに音色を選ぶときに使用します。ほとんどの場合複数のバンクを持つ音源がおおいですので、バンクセレクトして音色を選びます。最近のソフトは本当にユーザーインターフェースに優れているので 簡単に音色が設定できるようになっています。

②コントロールチェンジ
外部MIDI機器から情報を送信する場合に使用するコマンド情報です。通常はあまり気にしなくてもよいと思います。

③システムメッセージ
MIDI機器との同期をとったり、機器およびメーカー固有の情報をやり取りするMIDIメッセージです。
基本的には、演奏などの音楽データとは異なるメッセージです。

④エクスクルーシブ
システムメッセージ同様これを理解するにはかなり高度な知識が必要と思われます。 シーケンスソフトによりますがいろいろ細かい情報を扱う場合には必要なものなのでMIDIに関しての知識も必要ですし、MIDI機器に付属しているMIDIインプリメンテーションなどに記載されている内容もある程度理解できるように勉強しましょう。エクスクルーシブまで完全に理解できるようになると達人になれますよ。

 

システムメッセージやエクスクルーシブメッセージは、私自身もこれらのメッセージを使用するほど高度なDTM製作はやっていません。正直取扱説明書に記載されいている内容は、とってもとっても面倒でやってられない・・というのが私の本音でございます・・・(^^;

一応本サイトの趣旨は基本的なことに関する情報を提供することが目的ですが、念のためシステムメッセージやエクスクルーシブメッセージ等の記載を少しでも支援できるよう少しだけ解説しますね。ただし、システムメッセージやエクスクルーシブメッセージに関してはMIDI機器によってメッセージの内容が様々です。特にエクスクルーシブはメーカー固有のメッセージをやり取りする場合に多く使われることも多いようです。

ですので、特定のメッセージに関しての説明は多すぎてできませんので、取扱説明書に記載されているものがどのようなものなのか?という部分で説明したいと思います。

 

MIDIインプリメンテーションチャート
MIDI関連機器には必ず記載されています。ここにはMIDI機器が扱えるファンクション(送受信する各種MIDI信号)が記載されており、送信・受信の可否、特記事項など記載されています。以下に例を記します。

MIDIインプリメンテーションチャート」

ファンクション

送信

受信

備考

ベーシック
チャンネル

1-16
1-16

1-16
1-16

電源OFF後も記憶可能

モード  電源ON時
      メッセージ
      代用

×
×

*******

OMNI ON /OFF

 

ノート
ナンバー:音域

×
*******

×
*******

 

ベロシティ ノート・オン
       ノート・オフ

×
×

×
×

 

 

アフタータッチ キー別
      チャンネル別

×
×

×
×

 

 

ピッチベンド

X

X

 

コントロールチェンジ   0-32
                                         1-31
                                        33-63
                                        64-95

(0-3)




×

バンクセレクト



以下省略

このMIDIインプリメンテーションの表は、フォーマットが決まっておりどのMIDI機器においても同じ表が記載されています。
場合によっては、英語で書かれていることがあります。
この表で、MIDI機器がどのようなMIDI情報をやり取りできるのか・できないのかを判断します。


MIDI情報の表記

MIDIインプリメンテーションチャートとは別にさらにMIDIに関する情報が取扱説明書に記載されています。

たとえば・・・

(例 1) ―ノート・オン―  

ステータス

第2バイト

第3バイト

 9nH

kkH

vvH

=チャンネル・ナンバー ・・・・・0~15(0H~FH)
k=ノート・ナンバー ・・・・・0~127(00H~7F)
v=ノート・オン・ベロシティ・・・・0~127(00H~7F)


(例 2) ―コントロールチェンジ―
  

ステータス

第2バイト

第3バイト

BnH

00H

vvH

BnH

20H

llH

=チャンネル・ナンバー・・・・0~15(0H~FH)
mm
=バンクナンバー上位・・・・0~127(00H~7F)
ll
=バンクナンバー下位・・・・0~4(00H~04H)

  ※青文字は固定の数値

例1と2にあげたものはほんの一部です。難しいでしょ?・・・さっぱりわからない・・・・と思う方はたくさんいるはず・・・。私もすべてはわかりません。

こういった表記がたくさん記載されています。通常パソコン上においてもこれらの細かいMIDIメッセージの仕様までは知らなくても事足りますが、場合によってはこういった表記を熟読してシーケンサーなどの機器で制御する必要があります。

では、このような表に書かれている内容をどのように見るか?という部分だけ触れて起きますね。
上記二つの例に赤い文字で記した部分があります。これは、“必要に応じて値を変更してください“という部分です。

例1ではステータスの部分に「9nH」とあります。nにはチャンネル・ナンバーを指定するように記載されていますね?たとえば、MIDIチャンネル1に対してこのメッセージを送る場合は90Hとします。MIDIチャンネル5に対してメッセージを送る場合は94Hとします。MIDIチャンネルは1~16とか0~15とかいう表記があるかも知れません。ですが、MIDI情報の中では0~15で指定します。ちなみに例2の青文字の部分や黒の太字は変更できない固定の数値です。

さて、もうひとつ9
nH」”H”って何だろう?って思いますよね?10進数とか16進数って聞いたことありますか?
このH16進数
Hexadecimal Number)のHや小文字のhで表します。10進数(Decimal Number)は通常記号を用いません
16進数というのは、要するに“16個数えたら桁上がりする“と思ってくれればよいです。

【10進数・16進数対応表】

10進数

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

16進数

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

A

B

C

D

E

F

10

11

12

13

14

10進数は10まで数えたら、表記上当然“10”になりますね。あと10個数えたら“20“になります。
これに対して16進数は16個数えたときに表記上“10”になり“10H”と表現します。さらに16個かぞえたら“20”になります。
10Hは10進数では“16“になります。10進数の10から15までは、16進数ではアルファベットを使用します。
あなたがもし20歳なら16進数でいうと14H歳ですね。決して“14歳“といわないように・・(なんのこっちゃ・・)・・・ははは(^^;
パソコンを知っている人なら、マシン語?ってきいたことありませんか?

00 20 4E EF 0D 5E FF 88 23・・・・・・」
こんなわけのわからない数字やアルファベットの羅列を見たことがあると思います。これが16進数ですね。

話を戻すと、このMIDI関連に関する取扱説明の表記はすべてコンピュータ用語や表記に準じた記載になっているため、MIDIメッセージも当然16進数での表記がほとんどです。

また、例の中に第2バイトや第3バイト・・といった記述もありますが、これもコンピュータ用語になります。
“バイト“ってなに?って感じですよね?たとえばMIDIメッセージをひとつの箱にたとえます。

MIDIメッセージの箱】

ステータス

一番目

第2バイト

二番目

第3バイト

三番目

メッセージはひとつの箱となって送信されます。その箱の中にいくつかの器(引き出し)があると思ってください。これは順番に並べられている入れ物です。

この入れ物の先頭から一番目、二番目と数える単位が一バイト、二バイト、三バイト・・・という言い方
をします。

いかがですか?こういったコンピュータ用語も含めて書き出すと、正直言って百科辞典なみの資料を作らねば・・・・。ははは・・(^^;

とりあえず、パソコンで音楽やる人は、パソコン関係の本を別途お読みになってくだされ・・・m(_._)m

【入力に関する用語】
①ノート(Note)
 音程、音符そのものを意味します。

②ベロシティ(Velocity,Vel)
 音の強弱を意味します。

③ゲートタイム (Gate Time、GT)
 発音している長さを意味します。
 ※音符の長さではありません。

  たとえば 図7.1のように4分音符を入力したとします。


図 7.1 4分音符の入力

このGate Timeを半分に短くしてみます。

7.2 4分音符のGate Timeを半分にする
すると、実際に聞こえる音は、図9.3のように8分音符と休符が入っている感じになります。

7.3 音楽作成ソフトウェアとMIDI機器

④パン(Panpot)
音の定位を意味します。ステレオにする場合、右に振るとか、左に振るとか・・・。

 

⑤ピッチベンド(Pitch Bend)
ノートのピッチをあげたり下げたりすること。
たとえば、ビブラートのような効果や、ギターソロなどの打ち込みでチョーキングの効果を出す時などに使用します。

⑤クォンタイズ(Quantize)
入力したデータの発音タイミングがリズムとしっかり合うように調整することを意味します。特にリアルタイム入力した場合は、どうしても多少のずれが発生します。使用するソフトウェアあるいはシーケンサー機器においては、入力時に自動でクォンタイズをかけることができるものもあります。図9.4のように実際のリズムとそれぞれの音符の発音タイミングにずれがある場合、クォンタイズをかけます。


7.4 クォンタイズ前
クォンタイズをかけることで発音タイミングを合わせることができます。

7.5 クォンタイズ後

⑥トラック(Track)
使用するシーケンスソフトあるいはシーケンサー機器によって異なりますがマルチトラックレコーダーの“トラック”と同じ解釈でOKです。トラックには、それぞれ Track1=ピアノ、Track2=シンセ、Track3=ギター・・・といったように入力します。

⑦タイムベース(Time Base)
4分音符の分解能を意味します。タイムベースもシーケンスソフトによって対応するタイムベースが異なる場合がありますが、私が使っているものは480です。他のソフトでは複数のタイムベースを設定できます。たとえばタイムベースを480とした場合、4分音符を480個分の“区切り“を入れられるといえばわかりやすいでしょうか?では、タイムベースが48だと48個分の”区切り“を入れられます。別な言い方をすると、4分音符の長さの中に480個の音符を入れられるというともっとわかりやすいかも知れませんね。4/4の一小節に換算すると1920個の音符を入力できます。タイムベースが48ですと192個になります。

⑧クロスフェード(Cross Fade)
片方をフェードイン、もう一方をフェードアウトすることを意味します。私の場合打ち込みの時にはあまり使用しません。むしろレコーディングの際に使うことがあります。

⑨デビエーション(Dev)
発音のタイミングを意味します。私の場合、たとえばピアノのコード入力やギターストロークを打ち込む場合などに使用します。普通ギターを弾くと“じゃら~ん“って感じに聞こえますよね?6本の弦を6弦から1弦まで弾いた場合、どんなに早いストロークでも弦をピッキングしたときに次の弦を引くまで時間差があるためです。でも打ち込みでこの6本の弦を入力して普通に再生すると、“じゃん“って感じでとてもストロークのようには聞こえません。そんなときに、このDevという値を調整して6個のノート(音符)ごとに少しずつDev値を調整して発音タイミングをずらすとストロークのような感じになります。この事例も後で詳しく説明しますね。

⑩テンポ(Tempo)
読んで字のごとく・・・。曲のテンポです。
ここで紹介した用語以外にも覚えておきたい言葉がありますが、これから説明する打ち込みやレコーディングの解説で随時解説していきますね。

 
7.2 入力(打ち込み)のコツ

実に多くの音楽作成ソフトが出回っているため、実際の打ち込み方法については残念ながらここでは紹介できません。ですので、この時点では今ご自身が所有している音楽作成ソフトの打ち込み方法については、マニュアルを参照していただき最低限入力する方法を知っている必要があります。

7.2.1ドラムの打ち込み

ドラムにはスネア、ハイハット、シンバルン、バスドラ、タムとベーシックなタイプでお話します。
先に説明しましたが打ち込み方法には二種類あることをお話しました。覚えていますか?
ステップ入力とリアルタイム入力です。どちらの入力方法も出来上がった音楽データには当然違いはありませんのでご自身が打ち込みやすいスタイルで打ち込んでよいですよ。

私の場合は、機材接続で紹介したとおりMIDIコントローラという鍵盤タイプのものを使用して打ち込みしており、ステップ入力は限られたときに使用します。

(1)メトロノーム
 まずリアルタイム入力は、“録音しながら打ち込む“スタイルなので必ずメトロノームを使用しましょう。
どのような音楽作成ソフトにおいても必ずリアルタイム入力時にドラムのリムショットのような音を流すことができるはずです。
♪メトロノームサウンド 

(2)ドラムの入力
鍵盤が得意な方は一度に入力できると思いますが、ここでは段階を踏んで入力してみましょう。

♪スネアとバスドラの入力 
では、ハイハットを入力してみます。
♪ハイハットの入力 
これで8ビートができました。でも、なんかリズムばらばらですよね?私が使用しているソフトでは以下のような感じで入力されています。

7.6 クォンタイズ前のドラムデータ

ばらばらですよね?そこで、“基本的な用語”で説明した“クォンタイズ“をかけてみます。
※音楽作成ソフトやシーケンサーによっては、入力時にクォンタイズ処理できるものもありますし、
操作方法も様々です。

♪クォンタイズ後のドラムデータ
 
図 7.7 クォンタイズ後のドラムデータ
いかがですか?このようにクォンタイズをかけるんです。
 

(3)おかずを入れてみる
では、ちょっと“おかず“を入れてみましょう!

おかずの追加 

7.8 おかずを入れたクォンタイズ前のドラムデータ
私も決してリズム感はよくないので、やっぱり上記のようにばらばらになりました

では、クォンタイズです。でもここでひとつ気をつけてください。
機器やソフトウェアによってまちまちですが、クォンタイズには“どのようにクォンタイズをするか?”という操作が必要です。図7.6と7.7でかけたクォンタイズや、8ビートになるようにかけました。
今回はラストの部分(図9.8の16分音符3つの部分)は3連譜を意識した入力です。このフレーズを8ビートパターンでのクォンタイズをかけてしまうとおかしくなってしまいますよね?
このような場合は、8ビートにしたい部分と3連譜にしたい部分を別々に選択してクォンタイズ処理します。

8ビートと3連譜のクォンタイズをかけたドラム

7.9 おかずを入れたクォンタイズ後のドラムデータ

・・・・となります。
一拍目のハイハットと3連譜の最初にハイハットが入っていましたが、これは消去しました(赤丸の部分)。

なぜなら、このようなフレーズの場合は本当に人間がたたいた不自然な場合があるからです。
たとえば手が二本しかないのにスネアとシンバルンとタムといろいろと同時に鳴るのはおかしいですよね?
より、本物らしいドラムに近づけるためにこのような微調整もすると、仕上がったドラムデータがより自然に仕上がります。

(4)より自然なニュアンスを表現する
 曲要所要所でブレイクするようなフレーズがあります。たとえば次のようなスネアでブレイクする場合は、どうすればよいでしょうか?

スネアでブレイク

7.10 スネアブレークドラムデータ
一見、普通の楽譜ですね?最後のスネアのブレイク部分はなぜ二つの音がダブって聞こえるのでしょうか?
用語集に出てきた“ゲートタイム (Gate Time、GT)”“ デビエーション(Dev)”がキーになります。
ゲートタイムは音符の長さでしたね?では、デビエーションは?

ドラムの場合フレーズによってはリズムがしっかりそろってしまうと逆に不自然に聞こえる場合があります。
ここであげた例もそうですが、“両腕を使ってスネアを同時にたたくフレーズ“ってよくあるパターンですが、これを普通にクォンタイズをかけてしまうと一つのスネアの音にしか聞こえません。実は図7.8の最後のスネア部分は二つのスネアの音を重ねています。そこで、音符ごとに調整可能なデビエーションという値を調整します。デビエーションは音符の発音タイミングをずらすことができますので、値を下図のように修正しています。


7.11 デビエーションの効果

もうひとつ注意点があります。実は単にデビエーションを修正してもこのようなフレーズにはなりません。もうひとつ修正が必要なパラメータがあります。それがゲートタイムです。図7.11のように同じ音階(スネア)の音をとても短い時間で二つ聞こえるようにするには、ゲートタイムを短くする必要があります。下記に赤い線と青い線でそれぞれの音符のゲートタイムを記してみました。

7.12 ゲートタイムの調整

ドラムに限らないのですが、同じ音階を図79.12のように連続して入力した場合、これは単なる“タイ”になります。ですがこの音符の鳴っている長さを短くすると以下のようになります。


7.13 ゲートタイムの調整

楽譜で見かける、装飾音(前打音/後打音)はこれらのパラメータを調整して表現することもできます。
※シーケンスソフトによっては、Devの値を直接操作するのではなく、自動でこのようなフレーズを作成してくれる機能がありますので、マニュアルをよく参照してみてください。私のソフトにもついています。


では、ちょっと応用してみましょう

TAMの連打

7.14 TAMを連打した場合の楽譜
この手のフレーズもよくあるパターンですね。これもデビエーションの調整で可能です。ただし、これはゲートタイムの調整が必要ありません。


図 7.15  TAMを連打した場合のデビエーション

それぞれ音階が異なりますのでゲートタイムを調整しなくても、OKです。
ハイハットでブレイク


7.16  ハイハットでブレイクした場合の楽譜

ほとんどの音源モジュールにおいて表現可能なフレーズです。オープンハイハットを4回打っていますが、4回目のすぐ後にクローズハイハット(赤丸の部分)を入れています。そうするとハーフ/フルオープンしている状態の音をブレイクしたような効果を出すことができます。

なお、このクローズハイハットの部分のベロシティといわれる音の強弱を表現するパラメータを小さい値にすることで、クローズハイハットの部分の発音を抑えてオープンしているハイハットを“手で止めている“様な効果にすることができます。

さて、ベロシティという言葉がでてきました。音の強弱ですね。
ドラムは弦楽器や管楽器と違い打楽器ですので音の強弱がポイントになります。

 
♪ベロシティに変化をつけたTAMの連打

図 7.17 ベロシティに変化をつけたTAMを連打

7.14でも使用した音源に、ベロシティを調整してみた例です。
この方法は、打楽器のみならずほとんどの音色にて操作可能です。

さて、ドラムの打ち込みはこの辺で最後になりますが、ハイハットにアクセントをつけてみましょう。
7.7の音源と聞き比べてみてください。

♪ハイハットにアクセント
♪図9.7で紹介したドラムデータ

違いわかりましたか?ハイハットにアクセントをつけてみました。
実際の生のドラムを聞いたときにこんな感じに聞こえませんか?図7.7でお聞かせした音源はいかにも“打ち込み“という音に聞こえますが、ハイハットにアクセントをつけるだけでより生っぽく聞こえませんか?


すでに打ち込みになれている方には、なんだかつまらない・・・ということかも知れませんが、“「ドラム」という楽器はどのように打ち込んでよいかよくわからない”という方には、少しは参考になったかと思います。


また、市販されている音源モジュール自体がかなり高機能になっているので、こういった“人間くささ“も自動で表現可能なものもたくさんあります。ただ、限りある資産で自分が使いたい音源やソフトウェアにこういった効果に、もし不満を持っている方は是非ご自分でパラメータを調整してみてください。もっと人間くさいあなただけのドラムデータが仕上がりますよ!!

 
7.2.2ベースの打ち込み
準備中
 
7.2.3鍵盤/弦楽器などの打ち込み
準備中
 
7.3 PANを使用する
準備中
 
7.4 適切な音量
準備中