Fayさん寄稿

2000年10月29日 HBO演唱會(中正紀念堂)レポート


熱情余って計画不足のコンサート

年に1度のHBOコンサートが10/29に行われた。誰もが暇な日曜日である。
私と友人達の一団は楊乃文、張震嶽、そして伍佰の出演を存分に楽しむため、早朝6時に現場に行って並ぶことに決めた。

前の晩、私達は莫文蔚(カレン・モク)のコンサートに行き、一晩雨に濡れたが、非常に満足した。莫文蔚のコンサートは、私達が期待したよりもずっと素晴らしかった。
あれは2,3年前のこと、莫文蔚が大安森林公園で新曲発表会をしたことがあった。私達も伍佰目当てに行ったが、莫文蔚の素晴らしいステージでhighになった。その新曲発表会では、伍佰と莫文蔚は3曲歌った。1曲は当然「堅強的理由」、1曲が「親愛的イ尓」、もう1曲は忘れた。

時は流れて2000年10月28日、伍佰はまた莫文蔚のコンサートのために、1セットの音楽監督を務めた。その晩、伍佰が出てくると、会場の歓声は驚くほどだった。伍佰は実に注目を集める存在である。
私には近くにいたファンが、大声で伍佰の名前を叫ぶのが聞こえた。
当然私達一団の心も躍った。
伍佰が出てくる前に、莫文蔚はすでに「堅強的理由」を歌い終わっていた。初めは伍佰は「堅強的理由」の時に出てきて莫文蔚と合唱するものだと思っていたが、違った。
それから莫文蔚は「天天鍛練」を歌い、舞台上の大スクリーンにはこの曲のMVが写された。この曲のMVは見たことある?アニメーションでできていて、人物は莫文蔚と、伍佰&China Blue。もう、大爆笑もののMVなのです。

伍佰が出てきたのは、「オールスターバンド」だった。
李宗盛タンバリン、伍佰ギター、黄品源ベース、恭碩良ドラム、李雨寰キーボード。
なんという強力なメンバー!私達にとっても非常に嬉しい驚きだった。彼らは国語、台語の古い歌を歌った。どれもタンゴやチャチャチャといったダンス調の曲だった。
莫文蔚の激しく腰を振る踊りはすごかった。
伍佰もクールに莫文蔚とちょっと踊った。最高だった。
彼らは「採紅菱」、「懷念」、「火車頂美姑娘」を合唱した。皆さんはたぶんよく知らない歌だと思う。私達もあまりよく知らない。「採紅菱」は私達が一番よく知っている古い歌。
このコーナーは本当に素晴らしかった。ただし、莫文蔚を差し置いて、殆んど伍佰がメインのようなステージだった。誠に申し訳ない。

前の晩に雨を経験して、10/29の天気は私達の最も心配なこととなった。
天気は秋の涼しさ、地上は昨晩の雨で湿っている。座って待ちたかったので、私達はレインコートを地面に敷いた。
もう本当に大変だ。
今やもう、伍佰のコンサートを見ようとすることはとても辛いことになってしまった。
加えて、伍佰は基本的に「雨男」である。彼のコンサートがあると、十中八九は雨が降って、私達を苦しめる。

ずいぶん長い間待って、12:30頃に、ココ・リーが到着してリハーサルを始めた。2時には、楊乃文も来てリハーサルをした。私達の心は忽ち元気になって、楊乃文の歌を一緒に歌った。

楊乃文のリハーサルが終わると、雨男のリハーサルだった。
伍佰はその日「順流逆流」という字が書いてある黄色いジャケットを着ていた。
彼が現れるとまた一騒ぎだった。
バンドのメンバーがチューニングをするのを待っている時、彼は舞台の隅にボーッと座り、ほお杖をついて、目の焦点が合っていないようにぽかんとしていて、おもしろかった。
ほどなく、China Blueがセットアップを終わると、伍佰はステージに上がりリハーサルをした。

伍佰はリハーサルの時、いつも非常に厳しい。彼のプロフェッショナルな真面目さを見ることができる。
彼が良くないと思えば、何度でもリハーサルを繰り返すことを厭わない。彼らはエネルギッシュな人達である。
伍佰はリハーサルでたくさんの曲を歌ったが、リハーサルで歌った歌の中でも夜の演奏では出てこなかった歌があった。これが伍佰式の演唱方式なのだ。当日の観衆や気分によって調整していくことのできる歌手なのである。

伍佰のリハーサルが終わり、入れ替わりに張震嶽が来てリハーサルをした。阿嶽はリハーサルの時、なんだかやる気がないような様子だった。歌詞を適当に歌ったり、"la la la"で歌ったりした。でもこれはまあ理解できる。つまるところリハーサルなのであるし。
阿嶽がリハーサルを終えて、リハーサルは一段落した。

(つづく)