Partyroom PUB演唱會
2006年10月28日
Partyroom(京華城、台北)

PUBライブは、2004年1月、『涙橋』が出た直後にやって以来だから、ほぼ3年ぶり。とにかくその時のライブがあまりに良かったので、どうしてもそれと比べてしまうせいかもしれないけど、正直今回は前ほど楽しめなかった。その原因を考えると、前回は新譜発売後1ヶ月以上経ってからだったのに対して、今回はたった2,3日後だったので、さすがにまだ曲(特に歌詞)が体の中に入っていず、あまり深くは感動できなかったこと、それと、前より会場が狭くて、しかも障害物が多く、その割には人を入れすぎていたため、混みすぎていてステージが見えない場所も多く、リラックスして楽しめる状況ではなかったこと、というのが主な原因ではないかと思う。小さい会場というのは、ステージと近い距離で、それだけ近いコミュニケーションができる、というのがメリットのはずなのに、それができないなら、小さい場所でやる意味がない。伍佰さんもなんか恐縮して、後ろの方の人やステージが見えない人に謝っていた。

ライブというのはその場にいる人全員で作るものだから、観客がリラックスできないような環境ではリラックスした空気が生まれないし、当然それがステージの方にも影響する。PUBだから必ずしもいい環境だとは限らない。いや、本来環境が悪いところでやるのがPUBライブなのだ、と考えれば、単に自分が贅沢になって悪い環境に適応できなくなってしまっただけのことなのかもしれないけれど。思えば、6年前に初めてPUBライブを見た時には、やっぱりめちゃくちゃ混んでてステージもろくに見えなかったけど(その上、その時は音もろくに聴こえなかった)、それでもものすごく嬉しかったし、感動した。暗くて混んでて煙草の臭いが充満しているような場所に、自分が馴染めなくなってしまったというだけのことなのかもしれない。

とはいえ、それは「前回に比べれば」という話であって、決してつまらないライブだったわけではない。そりゃあ伍佰さんたちのライブなんだもの。つまらないわけがない。親しいコミュニケーションもいろいろあった。観客みんなを見たいから、観客の方を照らしてくれ、と伍佰さんが言ったり、メンバーの個人ネタのMCがあったり、最後には伍佰さん直々に踊りの講習まであった。選曲も、前半が新しい『純真年代』の曲で、後半が『涙橋』と『雙面人』から順番にという単純な時系列で、その考えていない(笑)選曲が逆になんか嬉しかった。伍佰さんたちの場合、こういう新しい曲だけやる、っていうのが逆に珍しいから、いつもライブでやる「いかにも」っていう曲をやらなかったところが、かえってPUBっぽい感じがした。

PUBライブはやっぱりたまにやってくれるとすごく嬉しいけど、次回またやるときには、人を入れすぎないでほしいということと、新譜が出てからもうちょっと時間を置いてほしい、というのを、主催者の方にはお願いしたいです。

(TEXT by 仁美)

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