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乙女ゲーム日記。
(令嬢探偵 オフィスラブ事件慕 2次創作)
戒徒・裏ルート。その3 |
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<11月15日(木)アフター5>
(秘書室)
金剛寺
「よう、お子様ランチ。
重役出勤とは、いい度胸だ」
和泉
「社長!
私、社長にお話があるんです!」
金剛寺
「奇遇だな。俺もだ。
ちょっと一緒に来い」
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(社長室)
金剛寺
「お子様ランチが聞きたい事は、
分かっている。
御影のことだろう?」
和泉
「!!
・・・そうです。
昨日何があったのか
聞かせていただけますか?」
金剛寺
「ああ、いいだろう」
「・・・昨日、ある事実を知って、
俺は御影をここに呼びつけた」
和泉
「それは、由佳里お姉様の事件のことや、
裏金のこと・・・ですよね?」
金剛寺
「ああ、そうだ」
和泉
「でも・・・社長はどうして、
急にそのことを・・・」
金剛寺
「・・・・」
和泉
「社長?」
金剛寺
「悪いな、お子様ランチ。
お前が、由佳里の事件の
何かを知っているのは、分かっていた。
だから・・・お前の仕事着に、
盗聴器を仕掛けさせてもらった」
和泉
「!!」
「じゃあ、社長が事実を知ったのは・・・!」
金剛寺
「昨日の、お前と御影の会話からだ」
和泉
「そんな・・・!」
金剛寺
「由佳里の事件について
どんな小さなことでもいいから、知りたくて
俺も、なりふり構っていられなかったからな・・・」
和泉
「社長・・・」
金剛寺
「とにかくそうして、
お前たちの会話を聞き、すべてを録音した。
その録音したものを、ここで御影に聞かせたわけだ」
「・・・さすがに彼も唖然としていたよ。
お前との会話を人に聞かれていて、
しかも録音されているとは
夢にも思わなかったのだろう」
和泉
「・・・・」
金剛寺
「・・・すぐに御影は、
すべて黙っていて欲しいと
俺に言ってきた。
だが、俺は黙っている気など更々なかった」
和泉
「!!」
金剛寺
「たとえ会社がどうなっても、すべてを公表し
由佳里をこんな目に合わせたすべてのものに
復讐してやりたかった。
・・・社長としてはあるまじき行為だがな」
和泉
「社長・・・」
金剛寺
「だが、そんな俺に、
御影は、なおも食い下がった。
そんなに復讐したいのなら、
自分ひとり生贄になるとまで言って・・・」
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(回想)
御影
「お願いします、社長!
悪いのは、あの方を手にかけた私です!
私は、どうなっても構いません。
ですから、どうか・・・!」
金剛寺
「・・・なぜそこまで、隠そうとする・・・?
そんなに、守りたいものなのか・・・?」
御影
「はい。この命に代えましても。
あの方が幸せであれば、
私はどうなっても構いません・・・」
(回想終了)
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金剛寺
「お前、幸せ者だぞ、お子様ランチ。
あの男に、あそこまで、ほれられるなんてな」
和泉
「戒徒・・・・」
金剛寺
「さすがに彼にあそこまで言われて、
俺も少し考えてみた。
もし、俺が彼の立場だったら、どうするか」
「もしかしたら、俺でも、
人を殺めていたかもしれない・・・」
和泉
「社長・・・?!」
金剛寺
「・・・フン。
俺は、こんなことを
冗談でも言わないぞ。
そこまでほれた女になら、
俺だってやりかねないさ」
和泉
「・・・・」
金剛寺
「だから、俺のほうが折れた。
いくら復讐しても、由佳里は戻ってこない。
だったら、事実が分かっただけで
いいのかもしれない」
「なんだかんだ言っても、
俺はこの会社の社長だからな。
自分の手ですべてを壊すだけの
勇気はなかったのさ」
和泉
「社長・・・」
金剛寺
「だが・・・きっと、あいつなら、
御影なら、すべて自分ひとりで背負って、死ぬぞ。
お前を守るために・・・」
「最後まで・・・何かを隠したままで・・・」
和泉
「・・・・え?」
金剛寺
「気がつかなかったのか、
お子様ランチ。
昨日彼と話していて、
何か不自然だと・・・」
和泉
「不自然・・・?」
金剛寺
「由佳里の事件当時のことを
良く思い出してみろ。
御影の立場はどうだった?」
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選択肢
×大学生。
○お父様の秘書。
×友菱の社員。
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和泉
「戒徒は、当時、
お父様の秘書でした・・・」
金剛寺
「そうだ。
そうだとしたら、
この会社にとって、彼は・・・?」
和泉
「・・・部外者です」
金剛寺
「そうだ。
当時、部外者だった御影が、
今回の犯行をひとりで行えるとは
俺には到底思えない」
和泉
「え・・・?」
金剛寺
「まずは、犯行に使われていた
荷物用の紐だ。あの紐はもともと
第5会議室にあったものではない」
和泉
「!?」
金剛寺
「だとしたら、
彼はよく知りもしない所で
あの紐をどうやって探したのか」
「まあ、偶然、誰かがあの紐を
会議室に置き忘れていて、
探すことなく使えたとしよう」
「だが、それよりも、問題なことがある」
和泉
「!・・・それって・・・」
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選択肢
△守衛のこと。
×クーラーのこと。
○遺書のこと。
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和泉
「お姉様の遺書・・・・!」
金剛寺
「そうだ。
この会社のことを知らない部外者が、
由佳里のカードキーを使い、
秘書室に入るだけならまだしも、
見ただけでは誰が使っているかも分からない
何台ものパソコンの中から、由佳里のものを特定し
遺書を偽造するのは、不可能といってもいいほど
難しいことだとは思わないか?」
「しかも、現場を細工することができたのは、
由佳里が会議室を使うと申請した
7時から遺体が発見された9時の間。
おそらく由佳里との話し合いがあり
その後、事件が起きたのだろうから、
現場から逃げる時間も考えると、
色々な細工をするのに1時間あったかどうか・・・。
その短い間に、部外者がすべてのことを
こなせたと思うか・・・?」
和泉
「でも、そうだとしたら・・・」
金剛寺
「彼の単独犯ではないということだ。
しかも、彼に手を貸したのはおそらく・・・」
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選択肢
×お父様。
○友菱の社員。
×金剛寺社長。
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和泉
「この会社の社員・・・!」
金剛寺
「ああ。しかも、そいつは、
当時、由佳里の使っていたパソコンを
知る立場の人間だった可能性が高い」
和泉
「!!」
金剛寺
「そのことを御影に問いただしてみたが、
御影は頑として認めなかった。
自分の単独犯で間違いはないと・・・」
「なせ、そこまで隠すのか。
相手をかばっているのか、それとも・・・」
秋葉
「あいつが、
共犯者をかばっている可能性は低いな」
和泉
「!!
・・・秋葉さん!?
どうしてここに・・・!」
秋葉
「あんたと事件を調べている事が
社長にバレてね。
社長室の隣の応接室に拉致られたんだよ」
「・・・まったく、
ここは変に小奇麗で、
居辛くて仕方ない・・・」
和泉
「秋葉さん・・・私、てっきり、
戒徒に連れて行かれたのだと・・・」
秋葉
「ああ、そうだな。
確かに、連れて行かれそうにはなったさ。
ただ、ちょっとの差で、社長の方が早かったのさ」
金剛寺
「それで、どうしてお前は、御影が
共犯者をかばっている可能性が
低いと思うんだ・・・?」
秋葉
「簡単なことだ。
戒徒の奴が、かばいたいと思う人間が
当時の友菱にはいないからさ」
和泉
「!!」
金剛寺
「ではなぜ隠す?
隠す必要など・・・」
秋葉
「あるさ。
いとしいお嬢様のためならね」
和泉
「?!」
秋葉
「よく考えれば分かることさ。
御影は、警察に捕まっても
あんたのために、すべてを話さないだろう。
だが、共犯者は・・・」
和泉
「あ!」
秋葉
「そうさ。知っていることを、
すべて話す可能性がある。
そう考えて、
御影が共犯者を隠しているのだとしたら
その共犯者は・・・」
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選択肢
○すべてのことを知っている。
×なにも知らない。
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和泉
「すべてのことを知っている人・・・」
秋葉
「その可能性は高い」
「それともうひとつ。
警察のデータバンクをハックしてみたら
面白いものを見つけたよ」
金剛寺
「面白いもの?」
秋葉
「事件の捜査資料の中に、
犯行に使われた紐の写真があったんだが・・・」
(紐の写真)
秋葉
「この白い紐に、
何本か赤黒い線が走っているだろう?」
金剛寺
「これは・・・?」
秋葉
「ふつう、自殺でも他殺でも、
人が紐などで首を巻かれ
窒息死しそうになると、
反射的にそれを取り除こうとする。
そして、必死に取り除こうとすると
場合によっては首や指が傷を負い、
紐にその血がつくことがある。
そうして、こんなふうに
紐に妙な線がつく・・・」
和泉
「!!」
「それって、つまり・・・!」
金剛寺
「お子様ランチ、どうした?
顔色が悪いぞ?」
和泉
「私、行かなきゃ・・・」
金剛寺
「お、おい?!」
和泉
「今すぐに、あの人に会わないと・・・!」
(走り去る主人公、廊下に出て、非常階段へ)
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(非常階段)
和泉
「早くつかまえないと、
少しでも早く・・・!
でもどこにいるの?!」
少年の声
「違うよ、おねえちゃん。
こっちじゃない。
あいつは、この建物の一番上にいる・・・」
和泉
「うん!分かった!」
少年の声
「気をつけてね、おねえちゃん・・・」
和泉
(私の考えが合っているなら
共犯者はあの人しか考えられない!
それは・・・)
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