骨盤矯正について
千葉県柏市西原6-8-32
予約専用電話:(04)7139-6565

昨今、TV・雑誌等で骨盤矯正(調整)をすると痩せるなどとの情報が目に付きます。さて、実際はどうなので
しょうか?また、骨盤矯正で腰痛が治る、生理痛が治るなどということも聞いたことがあると思います。「椎間板
ヘルニアは骨盤矯正で治ります,」とまで言い切っている整体院の看板も見かけます。同じような内容のお問い
合わせのメールや電話も多くいただきます。それらの内容をいくつかピックアップしてご説明いたしましょう。
●骨盤矯正で痩せる?骨盤ダイエット?
いつ頃からでしょうか?このようなものがTV・雑誌等で言われ始めたのは?カイロプラクティックを癒しと
考えているカイロプラクティックや整体院のホームページ、看板で見かけることが多々あります。
痩せるとはどういうことでしょうか?体重が落ちる・体脂肪率が低下する・見た目が細く見えるなどなどあり
ますが、そのいずれかでしょうか?それとも、厚かましくもすべてでしょうか?
体脂肪が落ちるのでしたら、アメリカ政府公認のカイロプラクティックは本国での肥満問題に貢献していない
のでしょうか?毎年、私はアメリカの学会に参加するため都度々々渡米していますが、肥満度は日本のそれと
比べてハンパではありません。
残念ながら、骨盤矯正は体脂肪率や体重の減少にまったく効果ありません。しかし、筋骨格の影響で多少
体重が落ちる人は正直いらっしゃいますが、体重の減少には骨盤矯正の直接の効果はないものと考えて
下さい。
いろいろなサイトで、「骨盤矯正によって交感神経が活性化され、特に下半身の血行不良が改善されることで
痩身効果がもたらされる」などと書いているところがあります。血行不良が改善されることは医学的にも実証
されていますが、それがどう体脂肪・体重減少と関係してくるのでしょうか?ダイエットは摂取するエネルギーと
消費するエネルギーのバランスで考えるものです。骨盤矯正することによるダイエットはあり得ません。
こちらをご覧下さい。
http://urx.nu/8HI
当院でO脚矯正をしている患者さんの中に、ボトムウェアの号数が下がる人が続出しています。
さて、これはどういうことなのでしょうか?
たいていの人は、骨盤の状況をいちいち考えて生活していません。その結果、骨盤下部(坐骨間)が広がって
いたり、全体的に捻れていたりズレていたりしています。中には、骨盤が前傾していることで骨盤から内臓がこぼれ、
下腹ポッコリの人もいます。O脚矯正の基本は骨盤矯正ですので、まず骨盤を正しい位置・形に持っていきま
す。
その結果、お尻やウェストの骨格がすぼまり、正しい姿勢になります。結果、ヒップ・ウェストサイズが
小さくなります。しかしながら、これもすぐに元に戻ってしまいます。せっかく、骨盤を正しい位置に矯正しても、
日頃の生活習慣(座り方や歩き方など)・必要な筋肉の強化などを見直さなくてはなりません。そのような努力の
結果、号数の下がった患者さんが出ているのが現状です。当然ながら、たった一回や数回程度の矯正では治り
ません。また、上にありますように体脂肪率や体重については変わりませんので、そちらはご自身で管理下さい。
●骨盤矯正で生理痛が改善する?
当院において骨盤矯正をすることによって、生理痛が改善しています。以前来られたA子さんは。毎月、薬を
飲んでも強烈な痛みで会社を休んでいました。病院にも通われ、漢方薬を飲んだりしておられたそうです。
ある日相談に来られたその日から、婦人科に異常がないとのことですので、通院と漢方薬をやめていただき、
週1回のペースで当院に通っていただきました。ただし、全ての生理痛が改善するわけではないです。睡眠不足や
過労、食生活、ストレス等が複雑に絡み合っていますので、生活習慣の見直しも必要です。
個人差もありますが、A子さんの場合は3ヶ月でまったく痛みがなくなり、以後元気にお仕事に励んでいらっ
しゃいます。このように、婦人科において異常のない場合、ほとんどの生理痛は骨盤矯正で改善します。
●骨盤矯正で腰痛が改善する?
すべての腰痛が治るわけではありません。「中には稀にそのようなこともある」とお考えいただく程度のもの
です。腰痛の患者さんが10人いらっしゃれば10種類。20人いらっしゃれば20種類の原因がある、と言われる
ほど腰痛の原因は多種多様です。一概に骨盤矯正のみで改善するものではありません。
ついでですが、腰痛すべてが脊椎矯正(ひねってパキパキすること)でも改善しません。そのような無駄な矯正を
整体院で受けて、かえって悪くなって当院にお越しになる患者さんも多くいらっしゃいますのでお気をつけ下さい。
●出産後の骨盤矯正の必要性?
元々からだにゆがみがありますと、妊娠中の体重増加による姿勢の変化で腰痛を起こすことが多くあります。
しかし、自然な出産であれば出産後骨盤はきれいに元に戻ることが多いですので心配はいらないのですが、骨
盤の状態が固まるまでの約一ヶ月間に「あぐらをかく」、「横座りが多い」、「椅子でひざを組む」などの無理な姿勢
や悪い姿勢をとったり、重いものを運んだりしますと骨盤がずれて腰痛になったり、元々腰痛のある人は更に
ひどくなります。
いつも「横座り」や「添い寝」、「あぐら」で授乳していますと骨盤だけでなく、全体的に骨格がゆがんでしまいます。
普段から偏った姿勢をとらないように意識して生活することが大事ですが、腰痛にならなくても産後一ヶ月以上経過
しましたら、カイロプラクティックで骨盤や体全体のゆがみを矯正するようにしてください。
妊娠中は誰でも、がにまた歩きになりますが、出産後足が外向きのままでは骨盤がいつまでも閉まりません。
骨盤が開いたままでいますと下半身への血行が悪くなり下肢のむくみや冷え性の原因にもなります。また、
下肢の静脈を圧迫しつづけることになりますので、加齢とともに静脈瘤ができることも多々あります。いずれに
しましても産後には骨盤矯正は必要なことです。 妊娠前の体型を取り戻すためにも、また次の妊娠の備えにも
出産後の骨盤矯正をしましょう。
骨盤ベルトの使用について
産後すぐに骨盤ベルトなどで締めつける人もいらっしゃるようですが、うまく収まる方向に歪んでいるなら効果は
あるでしょう。
しかし、骨盤はベルトで締めて収まる方向だけにズレていることは極めて少なく、変に歪んだまま長期間締め付けますと
歪んだまま固定化してしまい、思わぬ障害が起こることもあり、またその後骨盤矯正を行なって正しい位置に戻りづらくなり
ます。
また、本来骨盤を固定する筋肉の代わりをベルトが行っていますので、ベルトをすることで本来の筋肉が弱まってしまい、
ベルトをはずすと下腹がポッコリ出てきたり、お尻が大きくなったり、ゆがんだまま固定された骨盤のせいで歩き辛くなったり
することが多々あるようです。過信は禁物です。くれぐれもお気をつけ下さい。
○これは直接骨盤矯正とは関係ありませんが、出産後のご注意を。(おまけ)
お産では、多かれ少なかれ骨盤底筋が傷つきます。骨盤底筋とは、恥骨から尾てい骨までを結ぶハンモック状
の筋肉で、排尿や排便でいきんだり、スポーツで激しく体を動かしたりしても、臓器がふらつかないよう下支えする
筋肉です。ヒトは自然治癒力がありますので、産後には骨盤底筋をいたわるケアをしてください。妊娠・出産で変化
した体形を早く元に戻そうと、きついガードルや腰痛用コルセット・骨盤ベルトをしたり、腹筋運動をしたりして胴回りを
しめますと、子宮や膀胱が下に押し出されてずり落ちてしまい、ひどくなりますとと体外にまで押し出されてしまいます。
結果、「性器脱」や更に膀胱や尿道も圧迫されて、尿が出にくくなることもあり、その逆の尿漏れを起こすこともあります。
腹筋運動も、骨盤底筋に大きな負担がかかりますので、一ヶ月健診で、骨盤底筋の様子を確認してもらってから、
骨盤矯正や体型を戻すことをお考えなるようにして下さい。
ご相談・予約メールフォームへ
HOME