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足回りの軽量化によってもたらされる運動性能の大きな向上を俗に「バネ下の魔法」
なんて表現することがあります。これはどういうことを表しているのでしょうか?
バネ下重量:ホイール、タイヤ、サスペンション・スプリング
(これらをバネ下と呼びます)を合計した重量。
バネ上重量:スプリングの上に載っている部分
(シャシー、ボディ、エンジンなど)のことで、この合計重量をバネ上重量という。
【バネ下を軽くするとどんなメリットがあるのか?】
(1)燃費の向上:バネ下を例えば1kg減らすことが出来たら、バネ上を15kg減らす
ことと同じ効果が得られると言われています。
1000kg(1t)の車のバネ下重量を1kg減らすとバネ上重量は985kgとなり軽く
なることにより当然燃費は良くなるわけですね。
(2)グリップの向上:バネ下、足回りを軽量化するとグリップ、つまり路面に対する
追従性の向上を望むことができます。例えばホイールです。
ホイールの慣性重量が大きいと路面の凹凸にサスペンションが過剰な反応
をしていまい、タイヤが跳ねて路面への追従性が弱くなります。
これはグリップが悪くなることを意味すると同時に乗り心地も悪くなります。
(3)運動性能の向上:(2)と同じ理由ですがバネ下が軽くなることにより
慣性モーメントも軽減できますので出足が良くなります。
同時にハンドリングにも良い影響がでます。
【バネ下重量の軽量化によるデメリット】
バネ下重量は軽いほうが良いのは十分理解できましたね。ではただ軽ければ良い
のか?とは言っても耐久性や安定性を無視した軽さでは意味がないことも十分ご
理解いただけますね。軽くするとモノは薄くなり耐久性に影響します。
これは材質を変えることで解消できますが、当然金額が高くなります。
また常識的に軽ければ安定しないということもご理解いただけますね。
例えばハンドリングではワンダリング、高速道路では安定性がやや犠牲になること
も考えられます。 ただ闇雲に軽ければ良いということでもありません。
結論的に考えられるのはバネ下重量は軽いほうが良いが極端な軽量化は経済的
にも安全性的にもバランス的にも望ましくないと思われます。
要するに何でも同じことですが、バランスなのです。その車に合ったバランス、自分
のドライビングスタイルに合ったバネ下重量の軽量化が望ましいと考えられます。
【ホイールの軽量化によるバネ下重量の軽減】
鉄ちん(スチール)ホイールよりは軽合金ホイール(アルミ、マグネシゥムなど)の
ほうがバネ下を減らすことは明らかですね。しかし、ここでも問題です。
アルミホイールはデザイン性にも優れ、軽量化もされていますが、実際に
アフターマーケットで出回っているものの中にはけっこう重いアルミホイールも
あるんですよ。もしホイール軽量化でアルミを探されている場合は重量を気にして
探してくださいね。パンフレットなどにも重量まで記載してあるものは少ないので、
解らなければショップの人に聞きましょう。そして大切なのが現時点で自分の車に
ついているホイールの重量を調べておくことです。今の自分のホイールより重い
ホイールではバネ下の魔法は実現出来ませんからね(笑)
2003/01/09
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