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Thank you for visiting our website. Our books translated into English are read in the U.S., That's our pleasure. We will continue to publish other mangas in bilingual edition from now on.

We handle also English editions.

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160629 水曜日しちにんブログ更新

 

   

☆活動予定☆

2016年08月12日(金)〜14日(日) 3日目【東エ01b】  コミックマーケット88 東京ビッグサイト

 

2016年08月21日(日) コミティア117 東京ビッグサイト

その他全国の創作同人誌即売会で「Flight of ACADEMY」さま、黒虎保存会さまに委託頒布して頂いております。

お知らせ

リイド社さまから6/20発売予定の「鬼平犯科帳総集編vol.42 本所・桜屋敷」に拙作「瓦版屋佳織見聞帖」第三話が掲載されます。
「鬼平犯科帳総集編」はコミック乱の増刊で、入荷から数日で売切必至です! コンビニで入手しやすいです!
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160629 水曜日しちにんブログ更新
 
水曜日しちにんブログ更新 高田馬場でサソリ、イモリ、ワニを喰う

   

160622 水曜日しちにんブログ更新
 
水曜日しちにんブログ更新 160605創作同人誌即売会MGM2.12で読んだ本

   

160617 MGM2.12で見た本8

{夏草の家}[ひつじ座 えなまなえ]

 児童養護施設で暮らす両親のない少女。施設の職員から自分が生まれた家が近々取り壊されると聞かされる。そこに行ってみると、自分の生まれる前、知っているはずのない時期の両親と兄の幻を見る。自分が生まれる前、母のお腹の中にいたので知るはずのない思い出、それは家そのもの、それが取り壊される直前に見た走馬灯なのかもしれない。母が再婚して新しい家に行くべきか迷う養護施設の友人を少女が後押しする所がいい。「あとには巣箱を連ねたような家(マンション)が建った あの巣箱の中それぞれに ひとつひとつ家族がある」というラストの台詞がいい。

{蘇芳の年}[ひつじ座 えなまなえ]

 文学少年坂木が気になる女子高生古川。蘇芳とはどんな色かと尋ねられ坂木が古川の髪をまとめるリボンを指したという些細なことから、古川は坂木を意識していくことになる。きっちりまとめた髪をいつか古川の前で解く時が来るのだろうか。しかしある日、古川がたまたま髪が解けた状態で他の男子高生と喋っているところを坂木に見られた、たったそれだけのことで二人の微妙な関係は崩れてしまう。そして古川は髪を切る――思春期の少年少女のあまりにも繊細な関係を見事に描いている。  
 

160616 MGM2.12で見た本7

{六花繚乱ヘキサムライ巻ノ4}[えむ'sパレット]

 普通の大学生が実は500年前から妖怪を退治してきた一族の末裔だった。6人揃って妖怪と戦うのだ、というヘキサムライシリーズの最終巻である。現代の街で侍が戦うというところは良かった。次回作はキャラを少なくページ数も少なくした方が負担が少なくなるとは思う。

{さくらんぼう}[BUG]

 少年が森のなかで頭を怪我した子供を見つける。実はその子は芽を出す直前の殻の割れた種子だった、という結末は面白い。はじめに桜の木や種について主人公が何かを思うなどの前振りがほしい。  
 

160615 水曜日しちにんブログ更新
 内容はこのサイトと同じです。
 
水曜日しちにんブログ更新 160605創作同人誌即売会MGM2.12参加記録2+読んだ本1

   

160613 MGM2.12参加記録6
 MGM2終了後の宴会で海外まんがGET JIRO!と続編GET JIRO! : blood and sushiを回し読みする。

 GET JIRO!は米国に渡った日本の寿司職人ジローが、街を牛耳る悪レストラン組織の構成員の首を包丁ではねる凄いまんがで、 blood and sushiのほうはその2巻でどうしてジローが米国に渡ったかの前日譚が語られる。2巻のほうは普通のヤクザ映画+ギャング映画と言ったふうで、1巻のカオス感から比べるとややパワーは落ちているように思われる。いずれ感想書きます。

 160821コミティア117でCOMITIA117「紙&電子同時配信」企画というものに参加します。bookliveさまが協力してくれる企画です。いまのところ「応援部」は16サークルですが、応援部に入らずとも企画に参加することは可能で、二十数サークルは参加してくれる見込みとなっています。もしこれが100サークル集まるとbook live側もインディーズまんが分野に本腰を入れてくれるかもしれない。参加者募集中です。

{comicメイキスone}[落書館]

 1997年刊の同人まんが雑誌である。
{おじさんたちの公園}[ホナミン]
ネコが公園に散歩に行く。公園にはいつも複数のおじさんがいる。(ネコには知ったことではないが)何も仕事はしていないらしい。また、公園にはしゃべる木がある。木のおじさんが言うには、木のおじさんはもともと公園のおじさんだったらしい。この公園は普通のおじさんが木のおじさんに変わっていく場所なのである。
 ぐるぐるとペン(ボールペン?)をかき回したような描線で描かれる絵もすごい。
{月夜の導火線}[山川直人]
 山川直人先生の20年前の作品である。近眼で乱視の男。どうやらメガネを買う金もないらしい。通称かぐや姫という女に惚れる。彼女は噂ではどうやらいろんな男と寝ているらしい。成り行きで自分もその女と寝ることになるが、近眼なので女の体がよく見えない。男はメガネを買うと決心する。
 だが男がメガネを買い、近眼乱視が克服され女のことがよく見えるようになったとしたら、女の見たくない部分まで見えてしまうのではないだろうか? 乱視だと月が何十個にも分裂して見える。それはむしろ綺麗とも言える。遠い月の光のように、乱れて曖昧に光るようすをぼんやりながめているだけのほうが幸せではないのか……執拗なまでのハッチングで描かれた、夜の静謐さに満ちた作品。
 

160612 MGM2.12参加記録5
MGM2は変わったところがあり、閉会した後その同じ会場に料理が運ばれてきて宴会になる。参加費は3000円である。サンドイッチとか焼き鳥とか鮭のマリネとかが出る。今回は参加者が多かったのか、料理は秒殺で消えてなくなる。参加者とまんがの話をする。

 まんが原稿は600dpiモノクロ二値の場合、6071px×8598pxの白か黒の点の集まりである。灰色はない。実際には端っこは印刷されないので約5000万ピクセルとする。絵を描くとは、この5000万ある点のそれぞれを白か黒に塗リ分けるだけのことにほかならない。なお、実際には1ピクセルの線というのは製本の過程で縮小される際にかすれて消えてしまい印刷には出ない。また、アナログ原稿をデジタル化する場合、丸ペンをヤスリで研いだとしても4ピクセル以下の線を引くことは困難であるからアナログ原稿のほうがむしろ解像度は低いといえる。
 で、まんが原稿の左上のピクセルから初めて右下のピクセルに至るまでを5000万桁の数列とみなすとする。コンピュータにランダムな5000万桁の二進法の数列を出力させ、1の場合は黒、0の場合は白と塗っていけばまんが原稿ができる。その殆どはテレビの砂嵐のような何の意味もないノイズになるだろうが、偶然に黒い点が集中して意味のある形らしきものが見えてくることもあるだろう。
 すべてのまんが原稿がこのフォーマットだと仮定すると、この宇宙に存在する全てのまんが原稿は2^50000000通りしかないことになる。しかないといってもこれは宇宙に存在する全ての原子の数(10^80)よりはるかに大きい数なので、宇宙のすべての物質を使っても全ての組み合わせのまんが原稿をこの宇宙に再現することはできない。ただし量子コンピュータなりのすごい処理能力を持ったコンピュータを使い、ノイズや真っ白真っ黒といった無意味な画面を予め排除できるようなアルゴリズムを構築し、人工知能に同じことを繰り返し学習させればやがて人間が喜びそうな意味のある形を出力することもできるかもしれない。なにせ人間がまんがを1頁描くには数時間必要だが、コンピュータが5000万桁の2進数の数列を出力するのなど一瞬なのである。
 そうすると自分のやっていることは何だ、という疑問が湧いてくる。

 そういう話をする。続く。

{フツパ61号}[燃え上がる静物]

 手書きでみっちり記事が載ってる怪しさ満点のミニコミ。今回はまんがも載っている。
 {ジョージの告白 女のコの一番大切なものとは?の巻}[ジョージサンダーボルト]
 なくなったおばあちゃんに夢枕で「おひなさまがないとおまえは一生結婚できない」と言われたジョージ先生。デパートに買いに行くが高い……自分で作ろう。10年かけて自作のひな飾りが完成した。再びおばあちゃんが現れていう。おひなさまに足りないパーツが有るのだという。どうする……どうするんだろうまた自作するのかジョージ先生!? 死してなお孫を思うおばあちゃんを安心させてあげてジョージ先生い!

 

160609 MGM2.12参加記録4
夏コミ受かりました。
サークル「クロ僕屋」は、コミックマーケット90で「日曜日 西地区 "せ" 06a」に配置されました!

今のところ「魔都継橋2」「ペーパー本6」が本になるだけの原稿が溜まっています。「高田馬場のミカドちゃん」は追加エピソードを入れた上で新装版としてc90の一週間後のコミティア117で電子書籍版を出したいと思っています。
「おやくしょしごと」はまた描かないといけない部分が増えてしまい収集がつかないのでc90では正直言って間に合わないかもしれません。

{K君大全第2巻 夏はかなし}[青空みどり]

 ハーフリータという30年前に休刊になった雑誌に掲載されたが単行本化されることのなかった作品を今復刊。こういうのこそ電子書籍にしてほしいものだけど……自分に才能があると盲信しているアーティスト気取りのK君と売れないまんが家みどり君の異常な世界をさらっと日常の一コマとして描く。
 野外でヌードデッサンを始めK君がモデルと交わっているところを他の画家が描きその絵は評価を得た。なぜかK君は自分が描かれていることに得意顔だがK君自身の絵は落選。それでもk君は自分が芸術をなしたと疑わない。そのごKくんとモデルはよろしくやっているようで、モデルに惚れていたみどり君は失恋する。何が成功かとかうじうじなやんでいるより、軽薄に見えても行動して世を渡っていくもののほうがあるういは幸せなのかもしれない。みどり君は作者さまの名前と同じだし、K君は実在の人間がモデルだという。おそらく作者さまの身近で似たようなことが起きたのだろうと想像せざるを得ない。
 何気ない田舎の家の描写とかが画面の歪みによって異様な迫力を以って非日常っぷりを表現する。雑誌掲載当時のまま柱に煽りが入っているのもいい。当時は三畳の部屋で描いていたという巻末のインタビューもいい。あいかわらず裏表紙の曼荼羅のような高密度の落書きがすごい。
 

160609 MGM2.12参加記録3
 MGM2会場である板橋区立グリーンホールがどこなのかわからないままぶらり鉄道の旅にさすらい出す。
 グーグルマップを見てみるとどうも板橋区というのは北西の方にあってこの線は逆の南西方向に進んでいる。これはまずい。都営三田線に乗り換えるには三田駅まで行く必要はないらしい。新橋駅で降りて北西に行けば内幸町という都営三田線の駅がある。

 新橋では何回か降りたことがあるぞ。GPSがある以上地上で迷うことはないし……
 で、降りてみると小雨が降ってる。歩きならともかく、本という湿気に弱い荷物を曳いて雨の中地上をうろつくのは果てしなく面倒臭い……
 駅の案内板を見ると、新橋から山手線に乗れて、山手線の巣鴨という駅から都営三田線に乗れるということである。タブレットで案内板の写真をとっておく。こうして情報を収集しておけば後に役立つはず……
 新橋駅から山の手線に乗ってほぼ円周の反対側にある巣鴨まで行く。下が実際の行程である。

 なんでこんなに無駄な漂流をしているんだ……青いところを通ればはるかにショートカットできただろう。

 で、やっとのことで板橋区立グリーンホールにたどり着く。あれだけ無駄な遠回りをしたのにまだ9時。会場には参加サークルは漫画の手帖さま以外誰もいない……早く家を出すぎた……最短ルートで来ていたら会場の前で待ちぼうけしていたところである。むしろ座席に座れてよかった。そう考えよう。

 本の量が少ないので設営には時間はかからない。11時になりMGM2.12が開場する。前回の参加サークル数は41だったかな? 今回は48+当日飛び入り参加で数サークル来たので前回よりは多く、活気がある。一般参加者があいかわらず少ない……いきなり席を外して他のサークルさまをうろうろする。新しいサークルさまも数サークル見受けられる。

 この即売会MGM2は、まんがギャラリーマーケットの略称であり、それは映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤーをもじって創始者亜庭じゅん先生が名付けたものらしい。なぜ創作オンリーなのにタイトルはパロディなんだろう……当時はあまり深く考えられなかったらしいが、何でもグーグルで検索するこの時代、MGMでぐぐると映画会社のほうが出てしまうのでMGM2でぐぐらねばならない。
 もともとは1975年に始まったコミケから1980年に分裂した即売会である。人気アニメなどのパロディ本でどんどん肥大していったコミケに対するカウンターということで、創作オンリー即売会として始まった即売会らしい。現存する創作オンリー即売会としては一応国内最古ということであるのだが、東北に「岩漫」という創作同人誌即売会が先に存在していたという説もある。だが岩漫は今は行われていない。
 当初はここに参加することが創作同人誌作家のステータスと言われるようなお高く止まった即売会であった。主催者の安庭先生が、作品に対しかなり厳しい批評をしている様子が「亜庭じゅん大全」に残っている。トキワ荘の様子などは藤子先生やらのまんがでかなり克明に残されているので有名になっているのだが、一方でそれ以外にも創作漫画の流れがあったということは歴史に残らない……
 途中で亜庭じゅん先生が亡くなり、現在では2代目に引き継がれているのでMGM2という名称になって、21世紀まで続いている。
 

{SAMPLE CASE CASE2:髪長姫}[茶野農園]


 ラプンツェルの伝説のように高い塔の部屋に閉じこもっている髪の長い姫がいる。そこに王子ならぬ旅の本売り?が訪れる(高い塔のはずなのに)。
 雨やカーテンなどはすべて画面全体を埋め尽くす密度の線で表現されている。それらは姫の視界を覆い尽くす垂髪を暗示しているのだろう。部屋を覆うカーテンも壁も、実在のものではなく、社会から自己を守る防壁として伸ばし放題にしていた彼女自身の髪であった。いや、髪長姫の住んでいた塔も実は塔ですらなく普通の住宅であった。この世界はおとぎ話の中の世界ではなく普通の社会であった。姫は姫ではなくただの引きこもりの女性であった。
 それを自ら打ち破って外に駆け出すラストは清々しい。ただ、最後から2コマ目の風景が何を表すのかわかりづらい。遠くに山脈の見える花咲く入江かな? 現実の街は電線があってアスファルト道路を自動車が通る現代日本の社会に描いたほうが分かりやすかったとは思う。
 

160607 MGM2.12参加記録2
(承前)MGM212会場まで行く電車の中で電子書籍を読んでいたらいつの間にか知らない駅にいた……今までどうやってい開場まで行っていたのか思い出せないしネットもつながらない……

 なんとなく押上で降りたことがある気がするので降りてみる。タブレットはネットには繋がらないが、グーグルマップのキャッシュが残っているので東京の地図だけは表示できる。GPSもつながるので場所も表示できるはずである。路線検索はできない。
 しかし、地下なのでGPS電波が届かない。場所を表示させることはできない。押上駅ってどこにあるんだ……? 自分はいったいこの世界のどこにいるんだ? というかここは本当に押上駅なのか? 一体誰がそれを保証してくれるのだろう。グーグルマップで見ても押上駅などという駅はないようにおもえる。押上駅に行くと称して異次元に連れてこられてしまったのでは……
 どうやらデータの読み込みの不完全なこのグーグルマップでは、押上駅はとうきょうスカイツリー駅として表示されているようだった。というか表示されていない駅やら地名やらがたくさんある。道路やら建物に混じっている、やたら複雑に発達した東京の路線だけを地図から判別することは困難である。
 駅の案内板を見ると、先の方は羽田空港やら雑色やら三崎口やらどこにあるのかもよくわからない地名ばかりである。羽田空港の名前はわかるがじゃあ実際どこにあるのか、目的地である板橋区立グリーンホールに近づけるのかそうでないのかわからない。というか目的地の板橋区というのはどこにあるんだ? 海を太陽の登る方向にどこまでも行けばやがて蓬莱という夢の島に着く、それぐらいのあやふやな情報に従って自分は旅を始めてしまったんだなということを後悔せざるを得ない。
 この先に三田という駅があるらしい。聞いたことがあるぞ。板橋区立グリーンホールに行くには都営三田線という電車に乗ればいいという記憶はある。三田線というぐらいだから三田駅が始発駅に違いない。とりあえずそこまで行って三田線に乗り換えるのだ……新大陸に行くのにとりあえず希望峰という岬まで行けばいいというぐらいあやふやな情報に賭けて船出を再開した。大航海時代の船乗りってこんな感じだったのだろうか。
 続く。


{漬物石の女}[ヘリング・ライプ]


 体重が10トンあるという葉子は、外に出ると体重で沈んでしまうので、床が鉄板で出来ている漬物屋の蔵で漬物石代わりに暮らすしかなかった。そこに漬物屋の従業員兼世話係として正太がやってくる。
 「特異な能力を持ってしまったがゆえに普通の生活ができない」というのは、作者さまの過去作である「オレはピッチングがしたい」にも通じる。同作は、音速の球しか投げられなくなってしまったため好きな野球ができなくなってしまった少年の話であった。
 はじめに葉子が「私は……」と始まっていて、途中で正太が「オレは……」と考えているので、どちらが主体か混乱してしまいます。話自体が短いのでどちらかの視点で統一するか、正太に主体を切り替えるならばその時に改めて正太ようの導入が必要でしょう。
「体重が10トンある」と台詞で言うのではなく、一度転んで何かを押しつぶしてしまうなどのアクションで読者にわからせたほうがいいと思います。同様に、土の上に立つと沈んでしまうというエピソードも実際に膝まで沈んでしまうところまでやってみせるなどしたほうがわかりやすいでしょう。
 正太のほうに、蔵からでられない葉子を慰めてあげたいという気持が出るエピソードが欲しいです。
 詳しくは書きませんがかつて子供を産めない女性のことを石に例えた時代がありました。こういう過去はもはや忌まわしい遺物ですが、そこまで知っておくと物語に深みが出ます。
 蔵の絵がいいです。表情が豊かでいいです。たまに入る抽象的な絵のシーンも個性的です。
 

160606 MGM2.12参加記録1
 
 160605東京都板橋区立グリーンホールで開催された創作同人誌即売会MGM2.12に参加した。

 前日、ペーパーをコピーしに行く。A3両面に文字びっしりの新聞かというやつである。これをタブレットのnexus10に詰めてセブンイレブンに行く。
 セブン-イレブンのコピー機には、wifiでスマホやらタブレットやらと無線で接続して中のデータを印刷してくれるオプションがあるのだ。ただし、予めそれ用のアプリを端末にインストールしておかなければならない。
 コピー機の前でアプリを開く。ところがこれがなかなか印刷できない。wifiは接続できているのに、コピー機と接続できないという文が繰り返し表示されるのみである。5分ほど同じことを繰り返してやっと気付いた。ここはセブン-イレブンなのである。自分が使っているアプリは、ファミマ系列ようのアプリなのである。
 コンビニコピーには2大勢力があって、一つがセブン-イレブンのネットプリントである。もう一つが、ファミマ・ローソン・サンクス・セイコーマートが運用するネットワークプリントである。
 同じものを指す言葉だが被るわけに行かないのでネットプリントとネットワークプリントで微妙に使い分けているのだが大変紛らわしい。ネットプリントようアプリではネットワークプリントはできないし逆もまたそうである。
 ベータとVHS……というほどの、どちらかが斃れるまでしのぎを削る業界全体を左右するような競争……でもないどちらかというと些細なものなのだが、紛らわしくてわずらわしい。
 ではファミマかローソンを探さねば……しかし自分のタブレットは外でインターネットに繋がらない。……よく考えたらセブン-イレブンの無料wifiで探せばよかったのか。しかしセブン-イレブンでファミマを検索するとは……
 幸い、すぐそばにローソンを発見した。日本の駅前にコンビニがないわけがないのである。ネットワークプリントようのアプリを使って無事に印刷できたが、汎用性という点ではまだUSBメモリにデータを詰めてコピー機にダイレクトに差すほうが確実ではある。


 で、MGM212当日3時に起きる。特にやることはないのでまんがを描く。朝食に昨日残ったきしめんを食べる。ちょっと多くて腹一杯である。

 今日の装備は10kg級であり軽い。過去作が完売してだいぶ本が少なくなってきた。それなのに10kgあるということは装備自体が重すぎるのである。軽量化を考えねばならない……

 電車に乗ってタブレットで電子書籍の海外まんが「GET JIRO! Blood and sushi」を読む。寿司職人になりたい日本人のヤクザの息子の物語である。感想はまた書きます。で、ふと気づく。押上駅である。上野行きに乗ったつもりが西馬込行きに乗っていたのである。だいたい西馬込ってどこにあるのかすら知らない。途中で降りるのに最後にどこに行くかも知っていないといけないのか。どこで降りればいいんだっけ……そう、今まで何度も参加してきたから完全にゆだんしていたが会場までの道のりを忘れてしまう。自分のタブレットはネットにもつながらないので検索することはできない。そもそも何駅で降りればいいのかもあやふやである。どうする? つづく。

MGM2.12で読んだ本1

{南無ずっきゅん}[うたかたのゆりかご]


 寺の坊主がいわくつきの絵をあずかる。不注意で絵を割ってしまうと中から絵に封じ込まれていたサキュバスが飛び出す。男性の精を吸う淫魔サキュバスであるが、この坊主が色香にまったくまどわされない。坊主の理想の女は釈迦なので下世話なエロには全く反応しないのだ。自分に嘘をつきたくないという坊主の態度に、サキュバスがかつて愛した男に裏切られたトラウマが癒やされていく。坊主のキャラがいい。絵が割れるところが絵として少しわかりづらい。建物にもうすこし寺っぽさがほしい。耳にバナナを突っ込んだ悪霊はインパクトがある。男の欲望を感じ取って男の理想の姿に変身できるという能力を持つ淫魔サキュバスと、触れたものの心を読み通ることができ、色欲に溺れることのない坊主という組み合わせは、他のエピソードも描けそうな優れた設定である。
 
 

160601 水曜日しちにんブログ更新
 
 
海外まんが紹介「GET JIRO!」3
コミティア116とそこで読んだ本のご紹介で一ヶ月前に中断していた海外まんが「GET JIRO!」をご紹介致します。

   

160527 コミティア見本誌読書会で見た本 終

{こじとえるごすむ 小島みつ短編集}[コジマコ]

 
{時間経過による影響}現代では不治の病を未来で治すためコールドスリープした少女が目覚めると、未来では自分が伝説の英雄として萌えキャラ化されていることに気づく。現代のゲームで信長とかが女性キャラにされるようなものか。世相を反映したSFである。

{スモーキーカーマインくんの魔法}[不明]

 
 作者さまの名前をメモし忘れてしまった。自分の兄に憧れる女の子の願いを、見習い魔法使いの少年が魔法で叶える。素朴な絵がいい。

{れいぞうこでよんじっぷん}[十亭]

 どうググっても見つけられない。メモを書き間違えたのか? 女の子がかわいい。ただ、キャラが多すぎて見分けがつかない。

{コンロン}[いらら]

{国立まんまる動物園にて}[山本くぼさよこ]
ゴリラがコマの隅で脱走してるのに笑う。先輩の服の趣味の悪さもいい。
 

160526 コミティア見本誌読書会で見た本9

{辞書}[文明]

  今時珍しい正統派四コマである。

{ど根性の頂き}[不明]

 アスファルトを突き破って生えたど根性大根が他のど根性生物とど根性破りを繰り返し最終的に宇宙へと旅立つ。大根が温泉旅館に泊まりに行く(女将は人間)ところがシュールである。おっさんが渋い。

{月曜日の晩餐}[FERULA TORCH]

 サラリーマンの主人公がラーメン屋に入る。そのラーメン屋の店主は、主人公と高校時代に喧嘩した男であった。立派に店をついで仕事をこなしているかつての同級生と出会い、自分も仕事を頑張ろうと決意する様子がいい。
 
 

160525 水曜日しちにんブログ更新
 まんがの参考にホタテをフライにして食べた。生のホタテは蒸した加工品より高いかった。なにか納得出来ないものを感じたが多分生は一日売れなかったら廃棄するしかなく廃棄率が高いからだろう。
 うろと呼ばれている有害な黒い部分はググった画像より遥かに大きかった。産地のせいか種類のせいか。それを取り除くと食べるところは貝柱の部分しかなくなってしまった。包丁さばきがうまければ紐とかも上手く処理できるのだろうが……
 貝柱をそのままフライにしたものと、塩を振って5分おきキッチンペーパーで包んで手で圧縮して水気を絞りだす手間をかけたものでは明らかに味が違う。そのままのものは生臭い。ただ、胡椒を大量にかけると気にならなくなる。大航海時代にヨーロッパ人が胡椒を欲しがったのはこのように鮮度の低さをごまかすためだったのだ。身を持って知る。
 水気を絞りだすと旨味も逃げる気がしたが、細胞の外にある水は組織液、つまり血液とかリンパ液なのである。心臓も鰓も機能していないからリフレッシュされることはない腐敗していくだけの液である。絞って捨てたほうがいい。うまみ汁は細胞の中にあるので絞っても出てはこないのだ。余計な水分がなくなるということは煮詰めたのと同じで味が濃くなる。絞ったほうが臭くないし明らかに味が濃かった。
  塩をふりかけて数分すると、塩と直接触れている身が白い斑模様になってきてキモイ。そこだけ乾くから色が変わるのだと思うが。
 高温で1分フライしたものと30秒と15秒の3通りやってみたが、1分のものは固い。ゴムかと思う。貝柱の筋肉は熱するとカチコチになるのである。15秒のはやわらかい。中はほぼ生だが。むしろ生のほうが美味い。生食用だし。自分がド素人だから生になってしまったがプロはうまく火を入れつつ固くもしないのだろう。これでまんがが描けるぞ。
 
 
水曜日しちにんブログ更新 コミティア116+見本誌読書会で見た本41冊

   

160524 コミティア見本誌読書会で見た本8

{Hello,World!!}[さくらとじょんそん]

   異世界転生ものであるが、本をひっくり返して逆から読むと逆に異世界から現実世界に転生してくるパラレルワールドの主人公の話になるという構成が面白い。
 ただ、この形式を活かせば物語はもっと面白いものが作れると思う。

{DIMENSION GREEN SP vol.1-3総集編}[佐々木淳子withルビペロ企画]

  http://www.ebookjapan.jp/ebj/26233/
 夢の中に入る能力を得た主人公が活躍するSF。作画が美麗である。

{本日商い中。2}[アジフライ]

 
 女将がかわいい。

 

160523 コミティア見本誌読書会で見た本7

{カミトバ}[カミトバ。]

 
 未来をテーマにした合同誌。
{未来人}[よるか]
ふとんカー あらゆる交通手段がこれに置き変わって久しい。※稀に使われるベッドカーという呼称は誤りである。
という無駄に詳細な注のついたオープニングですでに笑える。未来人どんだけ非効率なんだ……未来テクノロジーをもてあそんだせいで先輩がどろどろのスライム状態になるが、未来ではそれほどの大惨事というわけでもないらしく周囲の対応が普通なのが笑える。

{かきこみRPG}[不明]

 勇者が魔王を倒しに行くオーソドックスな冒険まんがであるが、キャラクターの動機や戦いに勝てた理由などストーリー上重要なところが空白になっていて、読者がそこを勝手に描き込んで埋めろというアイディアがいい。
 恐ろしいことに最近のまんが学校の教材って本当にこうなってるらしい(不確かな伝言による記憶)。

{戦車の防御とレイアウト 第三世代戦車概論}[PK510]

 
戦車の構造に関する詳細な解説。ミリタリーまんがの資料に。


 

160522 コミティア見本誌読書会で見た本6

{ザッピング}[Happa]

 
 同時刻に放映されているテレビ番組のチャンネルを頻繁に変えているという設定で5つの番組が入れ替わりながら進んでいく。それぞれまったく関係のない番組なのだが、チャンネルを変えるタイミングが偶然いいせいで、台詞がうまく繋がってめちゃくちゃな別の物語ができるというアイディアがいい。

{春の風物詩}[にこらてすら]

 
 ギャグまんが。うざい花粉の精のキャラがいい。「確定申告をするぞ」というタイトルなのに結局確定申告のことについてほぼ語っていないのに笑う。源泉徴収票と間違えて厳選チャーシュー丼を持ってきてしまうなどのナンセンスギャグがいい。「うめえ」という台詞だけ丁寧な手書きのフォントなのもいい。「書け」などの短くて的確な突っ込みのテンポがいい。表紙から中身が想像できないのはもったいない。

{中国四国地方の近代建築で巡るレトロなカフェ}[旅ガラス]


 レトロなカフェの写真がいい。紹介文のレイアウトも整っていて、このまま書店に並んでいても違和感がない。

 

160521 コミティア見本誌読書会で見た本5

{はっきょう}[M.T.L. FACTORY]

 
ハイコントラストのごつい画でモヒカン革ジャンの野郎が数ページごとにクソがああああと叫んで銃をぶっぱなす。でも道にいる犬を丁寧に抱き上げて道の端にそっとおくなど意外とやさしい。砂遊びは楽しいんじゃああああと、野郎どもで砂場を奪い合うなど、いかつい見た目に反して子供っぽいキャラたちのギャップに笑う。

{オンザヒル}[鷹林ケイ]

 
 キャラの表情がかわいい。なにか見覚えがあると思ったが、これアメリカのアニメスターバタフライの表情表現だということに気づく。「エージェントナポリのピザはすごいぞ チーズはゴムのように伸びて噛みきれないし表面はポリプロピレンのようにすべすべしてるんだ」「それおいしいの?」という台詞がいい。食べ物なのかそれ……エイヒレの正体がキモくていい。

{ばく}[高津マコト]


女の子がかわいい。夢のなかということもありギャグ的に体がデフォルメされるというのが、今までの作者さまの作品には見られなかった手法で、表現の幅が広がっている。猩々の「JK」「ニーソ」「ブヒレル」という鳴き声がいい。落ちがいまいち。

 

160520 コミティア見本誌読書会で見た本4
 NEXUS10というタブレットの地図にGPSで現在地が表示されるのでもう道に迷うことはない。グーグルマップは進んでいる方向を常に上にする方法がないと書いたけど「ドライブモード」というものにするとカーナビのバードビューのようになり進行方向と画面の上が一致するようになる。あと、現実の進行方向と画面上に表示される進行方向がずれるバグだが、どうもタブレットの画面回転を固定にして使っているとバグってしまうらしいので、固定を解除すれば普通に一致した。重いのが難点。画面をうかつに触れない以上端っこを持つしかないが、それだとテコの原理で700gの重さよりも大きな握力が必要になる。腱鞘炎の手には辛いのである。これがグーグルグラスに内蔵されるようになる未来はいつごろ来るのだろうか?

 さいきん1kgまるごとコーヒーゼリーという物を発見したが

 こんどはプリンを買った。

 牛乳パックの中身全てが一塊の1kgのプリンなのである。本来は喫茶店などで小分けにして使うものだろう。198円。カップのプリンよりコストパフォーマンスはいいがカラメルソースなどはついていない。味はとんでもなく甘い。蜂蜜をかけてみたが蜂蜜よりプリン自体が甘いので蜂蜜が相対的に苦く感じるほどであった。これを爆食いすれば糖尿一直線だろう。自分の近くの店にはあとオレンジゼリーと水ようかんだけだったが、ツイッターの情報によるとどうもチーズケーキバージョンもあるらしい。もういっそ1kg信玄餅とか1kgところてんとか1kg豆腐とか1kgサメ煮凝りとか出してよ。

{概念}[セーブポイント]

不条理萌え四コマである。まんが文法、本という形式をメタ的に捉えたネタで攻める。隣の四コマの音を、コマの間の間白を壁に見立てて盗みぎぎするとか、四コマのコマ枠を壊してキャラクタが枠を掴んでぶら下がるなどのネタが展開される。「次のページの三コマ目に爆弾をしかけた」という四コマがあり、頁をめくると三コマ目どころかまんがの枠組みそのものがなにもかも本当に爆発している、という展開は笑った。多いページ数を飽きさせず楽しませてくれる。

{魔法でわかる労働法}[強制労働省]


 労働法をまんがで解説したものである。まんがは手描きではなくコミポという、3DCGで絵を描かなくてもまんがが作成できるソフトで描かれている。正直言ってコミポでかかれたまんがの大抵は読めたものではないがこれはコマ割りやレイアウトがまんが文法に則しているので読みやすい。結局まんが制作で重要な事はツールではなく伝え方なのである。労働基準法についても内容がわかりやすく頭に入ってくる。

{春雷の件}[人界の歩法]

 
キャラがかわいい。ただ、キャラと背景の線に差がないのでキャラが背景に埋もれてしまう。

 

160519 コミティア見本誌読書会で見た本3

{大往生テロル短編漫画集}[大往生テロル]


 2016年労働はロボが行うようになった というナレーションから始まり作者さまのふつうの仕事の風景が描かれていく。いや、上司や取引先にイビられている彼は作者さまでは決してない。あるはずがない。なぜならロボではない生身の人間だとしたら、このような過酷な労働に耐えられるわけがないからだ。ゆえに彼はロボなのだ。ロボだから人権も労働基準法もない。彼はあくまでロボなのであり作者さまとはなんの関係もないのだ。だからこのロボがどんなに虐げられようが読者は涙を流す必要はないのだ……働いて生きていくとは厳しいことなのだ……このまんがを描くことで作者様のストレスが少しでも解消されるなら。

{銀座線で見た野良サイン}[Eidantoei]



野良サインとは駅にある公式の案内表示とは別に、駅員が独自の判断で作って掲示する簡易表示のことである。大抵は家庭用プリンターで出力したものを貼りあわせたり、駅員が手書きしたりしている。これらを野良サインと呼んでそこに注目した本というのが斬新である。中には親切であろうとするあまり、逆に本来の案内という役割を果たせていないものもあると思うが、そういった資格伝達デザイン的な面からの批評的な解説も見てみたかった。

{ジャウハラ異聞}[スナネコシンドバッド]

 
一度素材を登録すると繰り返し模様などを自動で描けるカスタムブラシ、その機能を駆使した絵がいい。
 

160518 しちにんブログ更新
 
水曜日しちにんブログ更新 160515コミティア116見本誌読書会に行く
内容はこのサイトと同じです。
   

160517 コミティア見本誌読書会に行く2
 160515にコミティア116見本誌読書会に行った記録と言いつつ前回は家を出る前に終わってしまったのだが、その続きである。

 朝食を食べ終えてもまだ4時半である。眠い。見本誌読書会は10時に明治大学で始まるのであり、今出発したところで、楽器店のシャッターが軒並み閉まった早朝のお茶の水駅前で唯一開いているであろう富士そばで謎の演歌を聞きながら数時間を潰すしかない。というかもう腹いっぱいだし。寝る。

 8時に起きる。よく考えると、まだぷびゅーをプリントアウトしていない。ぷビューをプリントアウトしなくては見本誌読書会で500円の入場料を払わなくてはならない。レーザープリンタはあるのだが、セッティングがめんどくさいので、データをNEXUS10に詰めて行きがけのファミマでプリントアウトすることにする。

 ここで問題が。NEXUS10を充電器に繋ぎ忘れている。寝ている間充電しているものとばかり思っていたが、プラグが外れているのである。電池は40%……足りるかどうか不安である。無駄なあがきとして、出発するまで充電を試みる。30分ほどで45%にまで回復した。まさかこの5%があんな結果を生むとは……

 充電していたぶん遅れて家を出る。ファミマに着いて、NEXUS10のスマートプリントというアプリを起動する。これは、ファミマの店内にあるコピー機とタブレットを無線でつなげてタブレットの中のデータをコピー機でプリントアウトできるというアプリである。パスワードを入力しなければならずやや面倒臭い。シンプルなテキストだけのデータが一枚だったせいもあるが、転送速度は特に問題を感じなかった。プリントアウトされたぷビューをもって電車に乗る。

 電車の中で電子書籍読みたいのだが電池が勿体ないので、図書館から借りた「ソクラテス・イエス・ブッダ―三賢人の言葉、そして生涯」を読む。これから10時間近くまんが読みに行くのに。八幡駅で総武線に乗り換えなければいけないのだが看板に総武線の表示がない……都営新宿線というのは別の線らしい。これじゃあないんだよなあ……こんなときこそNEXUS10先生の出番である。GPS機能を使うのだ。GPSは電池があっという間に無くなるのでなるべく短時間で終わらせたいところだ。グーグルマップに自分の居場所が表示される。これで迷うことはない。はずなのだが…がなんだか知らないがこのNEXUS10のGPS機能は、地図上で自分が向いている方向が合っていないのである。地図上の矢印が指している方向は前方ではなく明らかに自分の左90度なのである。この矢印は左に90度回転しているから本当は右90度の方向が前方で……と考える内混乱する。タブレットはどの向きに持っても画面が回転してくれるのだが、恐らくは地図アプリがこのタブレットの4方向のうちどれか一方向にしか対応していないのであろう。タブレットを正しい方向で持って初めてGPSが正しい向きを示すのであろう。だが、今4方向の内どれが正しい持ち方なのかを調べている暇はない……

 矢印が混乱していても自分自身が動けば現在位置も動くので、進んではこっちじゃない……とやってどうにかすすんでいく。NEXUS先生によると目の前のビルの隙間をいけということである。だいじょうぶなんですか先生ていうかこれ道なんすかビルの敷地なんすか……ビルとビルの谷間の広場を抜けていくと大通りに出る。道路の先にJR八幡駅が見える。やはりGPS先生は正しかったのである。

 御茶ノ水駅についたのは10時半ごろであった。山の上ホテルの前の小道からコミティア見本誌読書会会場に行ける。数階建てのビル全てが各々の教授の研究室という研究室棟の2階の会議室で見本誌読書会は行われていた。ぷビュー投稿したレビューを印刷して持ってきているので入場料はタダである。


 山になったまんがを山ごと取り、上から一冊ずつペラペラとめくっていく。面白そうなのはゆっくりとめくり、これはと思うものは普通に読む。逆にいうと、この最後のプロセスまでたどり着かなかったものには読む価値が無いと言っているのと同じことである。残酷だがそれが社会なのだ……人生には限りがあり全部を試しているだけの時間はないのである……ただもちろん全部の本をペラペラしたわけではないし、めくって見落としたが面白いものはいくらでもあると思う。

 面白かったものはNEXUS10の画面キーボードでメモしていく。手で書くより早いし、あとから編集できる。NEXUS10のキーボードは押すと画面が震えるので擬似的に機械式キーボードを打っているような感触がして、実体がない割にはうちやすいのだが、画面キーボードのエンターキーのすぐとなりに音声入力ボタンがあってたびたび間違えて押してしまい、その度に音声入力モードに切り替わってしまいそれを戻すのが面倒臭い。しかし電池が少ない……

 途中でカロリーメイト……にそっくりなカロリーバランスを貪り、本の山をペラペラする作業に戻る。

 本をおいてある机は十数個ほどあり、本の配置はコミティアの配置ブロックごとにわかれている。青年まんがエリアには人が多く、昼すぎには6席ある椅子が満員である状態が続く。逆に同人ソフト・イラストエリアには人が少ない。

 今回に限ったことではないが、全体としてイラスト本の比率が凄まじく多い。自分は興味がないので申し訳ないがスルーする。小説も多いが、小説本をそのまま見本誌として提出しても見本誌読書会で読んでもらえることはほぼないと思われる。興味を引くようなあらすじなどが書かれた小冊子を挟んでおくなど工夫が必要ではないだろうか。あとギャグエリアが面白いことに最近気づいた。やはりまんがの基本はギャグなのである。

 20時までひたすら本の山をとっては崩しペラペラしていた。結局NEXUS10の電池は見本誌読書会が終わる頃には残り12%まで減っていた。別に出発を遅らせてまで5%ばかり充電を稼がなくても足りた。20時になって即帰る。電車の中で「ソクラテス・イエス・ブッダ―三賢人の言葉、そして生涯」読む。家について夕飯食って寝る。
 

{海鳴り 春画屋惣介外伝}[北川玲子]


(画像は同じシリーズの違う巻のもの)
昭和初期、春画屋の男。春画だけでは食っていけず、温泉宿で妻と一緒にいかがわしいエロスショーをやって暮らしている。男はすぐ他の女と浮気するダメな男である。女も押しに弱くすぐ他の男に誘われてしまうが、何だかんだで夫婦はよりを戻す。ダメな男とダメな女のカップルがなんとかやっていく様子がじんわりと染みる。

{ロマンスのかけらもなく}[腑抜け]



病的な危うさをビンビン発してる絵がすごい。

{ゆめのせかい}[下品アラモード]

  【コミティア116新刊】ゆめのせかい【サンプル】 | 下品アラモード [pixiv]
人が夜見る夢はじつは夢羊の精がドラマを撮影するように創っていた。母をなくした少年はひたすら母の夢を見る。夢羊の精はひたすら同じ夢を演じ続けることになる。夢羊の精は少年の問題を探り、本当に必要な夢を与えたいと望む。演じられた夢で少年に希望を与えるという設定がいい。

   

160516 コミティア見本誌読書会に行く1
 160515(日)2時に起きる。今日はコミティア見本誌読書会に参加するのである。

 コミティア見本誌読書会とは、直前のコミティアで提出された見本の本を読めるイベントである。明治大学の会議室の机の上に見本誌が積まれていて好きに手にとって読んでいい。入場料が五百円必要であるが、コミティアのカタログに載っている読者投稿レビュー(ぷびゅー)を投稿してそれをプリントアウトしてもっていくとただになるのである。一冊でもいい。一冊感想書いて五百円ならば投稿せざるを得ない。それにぷびゅーに一票でも入ると、それを狩る同人誌ハンター兄貴たちのターゲットになるのである。ぷビュー書いて誰かの在庫が一冊減ればこれほどめでたいことはない。今までここで書いてきたレビューをコミティアのぷびゅー投稿フォームに投稿する。なんで当日朝にやるんだよ前の日にやっておけよという話ではあるが。

で、投稿が終わる。見本誌読書会は10時から始まる。まだ3時であり早いのだが朝飯を食う。出掛ける寸前に食うと胃腸の働きが鈍り会場で吐き気を催すことは必至である。なので出掛ける数時間前にはもう食っておいてあらかじめ消化しておかねばならない。

 昨日の残りのきしめんをくらう。汁を吸いすぎてくたくたである。量も少ない。冷蔵庫を見るとスーパーのおにぎりがある。消費期限13日朝9時……もう30時間も過ぎている……一日家に居るのなら別にこれを食べて多少下痢になったとしてもどうということはないのだが、外出するのにそんなリスクを冒してまで290円を節約することはない。残念だが捨てる。南無。

 豆腐を発酵させた? ものを見つける。これは業務スーパーの外国製品コーナーで88円だったので試しに買ってみたものである。癖があるがうまい。圧縮されていて豆腐というよりもはやかまぼこである。ならばチーズが合うのではないかと、冷蔵庫の隅にあったカマンベールチーズを取り出す。いや、これは北海道カマンベール5%入チーズだ。5%て。95%はカマンベールではないチーズではないか。しかもカマンベールではなく北海道カマンベールである。何国なんだ……ヨーロッパなのかアジアなのかもはやわからない謎の産地で造られたカマンベールチーズではないチーズと豆腐かまぼこは予想通り合う。

 冷蔵庫からさらにコーヒーゼリーを取り出す。これも業務スーパーで発見したものである。もはやこの世の全ての食品は業務スーパーにあると言って差し支え無いであろう。で、このコーヒーゼリーはなんと一リットルの牛乳パックの中身すべてがひとかたまりのコーヒーゼリーなのである。

 初め見た時はよくあるゼリー入りオレンジジュースのような感じでアイスコーヒーの中にコーヒーゼリーがちょっと浮いている程度のものだと思ったのだが、よくよく見ると飲料ではなくゼリーであるとパッケージは主張している。えっ。牛乳パックって液体を入れるものだよな……ゼリーはどちらかと言うと固体だよな……じゃあゼリーが牛乳パックに入っているわけはないよな……これがアリストテレスの三段論法である(多分)。

 だがこの牛乳パックにはゼリーが入っている。とうぜん片口だけ開けたのでは口よりゼリーの方が太いので出てこない。牛乳パックにはありえないが、両方の口にここから開けるという印刷がされている。両口を開けて逆さまにするとどでかい塊がにゅるんと滑り落ちてくる。なんの冗談かとおもった。この商品のとなりには水羊羹とかプリンとかオレンジゼリーのパッケージも見えた。一リットルまるごと水羊羹の塊なのか……糖尿病コース直行ものである。だがパックのゼリーよりコストパフォーマンスは遥かに高い。今度プリンを買ってみるか……

 なんか見本誌読書会に行く日記のはずなのだが朝からやたら充実した朝食を摂っているだけで終わってしまいそうな勢いである。テレビをつけると、紛争まっただ中のヨルダンで実際に記者が過激派組織に突撃取材したドキュメンタリー番組をやっている。なぜこんな時間に……これゴールデンで二時間番組でも十分にいける内容である。毒を以ってイスラミックステートを制すということで政府から釈放されたばかりの過激派の偉い人にガチで突撃取材するという……しかもこの番組、ちょうどテレビ的日付の境目にあるのでテレビ欄に載ってない。なぜこんなに凄い番組を誰も観ていないこんな時間帯に流していてしかも自分が普段テレビなど見ない時間帯にちょうど見ることになったのか……作品との出会いは一期一会である。

 まだ家から出てすらいないが続く。
 
 見本誌読書会で読んだ本1

{Enter the London}[テンサテライツ]

 
表紙がポップでいい。ロンドンに旅した旅行記を絵と文が入り交じるペーパー風に書いたものである。紙質と蛍光を含む色の使い方がいい。

{サイエンスの国のありす(2014・15)}[新谷明弘]

 
科学のニュースを題材にした四コマである。同タイトルの本は数巻あるがこれは最新刊で、2014年以降のネタを扱ったもである。キャラが死ぬほどかわいい。なんでかわからないがおそらくペンタッチが魅力的なのだと思う。時節柄STAP細胞ネタがいくつもある。はじめは純粋な大発見だと考えられていたのがだんだん変わっていくところが世相を反映している。

{メイド型介護ロイドマッチさん前編}[おはようアドベンチャー]

  
 事故で母をなくし脚が動かなくなった少女。祖父に引き取られるが性格は荒れていく。祖父がメイド型介護ロイドマッチさんを導入する。マッチさんはロボットなのだが完全に自我を持っている。マッチさんのキャラがいい。介護ロイドなのに高飛車でタメ口フレンドリーである。ひねくれてしまった少女をガンガン引っ張っていく。はじめはマッチさんが気にくわなかった少女も心を開いていく。最後に謎の新キャラが出てきて後編に続く。マッチさんだけでなく少女や祖父のキャラが立っている。画はもう少し丁寧に描いてほしい。
 

160515 コミティア116で読んだ本8
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160509少年画報社さまから発売された「思い出食堂 男達の食卓」に拙作10頁が掲載されています。「思い出食堂 男達の食卓」はコンビニのコンビニコミック棚で出逢える確率が高いです。
お気に召したらアンケートハガキをお願いします。次があるかどうかはアンケートハガキ次第です!

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 160515は明治大学でコミティア見本誌読書会が開催される。NEXUS10を持って行くのだ。タブレットで入力したほうが手で書くより早い。あと、ぷびゅーに投稿したレビューを印刷して持って行くと500円かかるはずの入場料がタダになる。2時に起きてコミティア公式サイトから投稿した。10時に行って20時までずっとまんがを読み続けるのだ。

{でもくらの糸場1巻 2巻 3巻}[なかせよしみ]


 製糸業が日本の主要産業であった大正時代に、地方から女工として出稼ぎに来たトーコとマーコ(アダ名)。出茂蔵製糸場では紡績機械の稼働率を最大にするために、機械より女工のほうが多く、トーコとマーコは糸繰り機に座ることすらできず、出茂蔵家の全く同じ顔をした子どもたちの子守をさせられる。女工は出来高制でありこのままでは稼げない……そこで子どもたちの力を借りて、人力で屑繭から糸を紡ぐ仕組みを開発する。これは機械化された製糸場では新しいやり方なのだろうが、歴史的に見たらおそらく古い旧来のやり方なのだろう。余剰人員とされたことに甘んじているのではなく、ありあわせのものを使って自分の道を切り拓いていくというのは篤い。大正時代の女工の生活がわかるのも面白い。
 

160512 コミティア116で読んだ本7
 さいきんNEXUS10というタブレットを手に入れた。これにはGPS機能が付いているのでグーグルマップを使えば方向音痴の自分でももう迷わない。と言いたいところだがなぜかグーグルマップには自分の進行方向とマップの回転を合わせてくれるオプションがない……前に進んでいるのにマップ上の点は下に落ちていくのである。電池も死ぬほど消費する。天空に浮かんでいる衛星に電波を送って自分の位置を確かめるとかいう信じられない程大掛かりなことを手で持てる機器でできるのは凄いことなのだが……まあとにかくこれでどこへ行っても迷うことはないはずである。まんがを描き終えたら地元の人しか降りないような地味な駅で降りて適当に彷徨うつもりである。ただしネットには繋がっていないので出先でググったりはできないのだが。
 

{合同誌音楽}[机上研究会]

 音楽をテーマにしたまんがを集めた合同誌である。音楽という形のないものがテーマであるので抽象的なまんがが並ぶ。

 {バグダットのボディーカウント}[月刊蟹座]
 イランやイラクなどの湾岸諸国がなぜか日本の中に存在している。国であるはずなのになぜか庶民的な民家の形をしている。国連職員である主人公がそれらの国にボディーカウントに行く。ボディーカウントとは紛争地帯で非戦闘員の数を数えることらしい。作中に説明はない。現在の国際的な問題を日本の身近な風景の中に不条理融合させた作品である。背景がクロスハッチングと点描で細かく描かれるのに主人公はディティールのないディフォルメされたキャラである。もう少しわかりやすければ時事問題をカリカチュアライズしたまんがとして広く受け入れられやすかっただろう。

 誌名と発行者の名前はわかりやすくしたほうがいい。同人誌を読んで気に入ったなら今の時代書名でググッて作者の情報を探すのが普通であるが、書名が表紙でわからないので少し困った。

{東京23区に月1万円以下で住んでみた}[田口始]


 コミティアで頒布された同人誌「上京物語」がぶんか社さまから単行本として発売された。表2にサインいただいたぞ。「上京物語」と比べると、はじめになぜ故郷を離れたかのエピソードがきて物語は時系列順になっている。他、賭博や喫煙、まんがのパロディなどの要素が省かれマイルドになっている。最大の変更点は社会の闇を描いたホスト編がカットされていることである。この本の売れ行きが良ければそれは続編で描かれるであろう。ホスト編だけではページ数が足りないのでエピソードも追加されるであろう。2巻を望むなら買って売上に貢献せねばなるまい。いずれにせよ広く読まれるべきまんがである。
 
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ネットワークプリントでペーパー配信中
ファミマ、ローソン、サンクス、セイコーマートのコピー機でネットワークプリントを選択し
ユーザ番号【7ATQPU1AFF】を入力して下さい


裏面はコピーし忘れて会場では配布していない幻のペーパーになっています。
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160511 コミティア116で読んだ本6
 
水曜日しちにんブログ更新 160505コミティア116参加記録2+読んだ本
内容はこのサイトと同じです。

 カレーまんがを描くのに使ったスパイスが余っている……たまねぎ丸ごとに切れ目を入れて電子レンジに5分ほどかける。その間に湯を沸かしじゃがいもを茹でておく。湯に玉ねぎと、香味シャンタン大さじ1、コリアンダーパウダー4、クミン1、ブラックペッパー1、カルダモン少々を入れる。塩はシャンタンに含まれる分だけで充分だった。それなりに食べられるスープにはなった。
 コリアンダーは味がうすくて大量に消費するのでもうあと3分の一しかない。シナモンは甘いものにはなんにでも合うので使いみちはあるのだが少量で香りが強いのでぜんぜん減らない。クローヴは2振りもいれればもう苦くなるので一向に減らない。
 スパイスはひと瓶150円位しかしない。昔は同じ重さの銀と交換されたというから5gとして、現在銀5gの値段は350円である。スパイスが安くなったのか銀も安くなったのか……ただしサフランだけは同じ大きさの瓶で600円ほどする。
 調味料棚の奥をよく見るとはるか昔に買ったローズマリーだとかレモングラスとかがまだある。見た目はただの枯れ草である。使い切れる日は来るのだろうか……
 
コミティア116で読んだ本6

{copy boy vol.03}[コピー本愛好会]

 コピー誌をテーマにしたまんがの合同誌である。メンバーがオンラインで原稿を共有し、各々が自由な装丁でコピー誌として製本するという試みの第三弾である。メンバーそれぞれによって装丁やページ順、サイズも違う。
 {綴じる綴じれば綴じるとき}[アホトロル]
 コピー誌を「モーニング」のような中綴じにするには実は工夫がいる。普通のホチキスでは本の折り目に針を打つことはできないのだ。まだ同人誌というものがどういうものであるか知らなかった頃にアルカディアというゲーム雑誌の同人誌紹介コーナーで、普通のホチキスで中綴じにするには消しゴムを使うという情報を知ってはいたが、実際にどうやるのかはしらなかった。本作によるとどうも本を消しゴムの上に置き、ホチキスの芯を本を貫き消しゴムに突き刺すように打ち、消しゴムから引き抜いた後にラジオペンチなどで自力で曲げて綴るということらしい。その場面の絵がないのが残念である。実際にどうやるのか絵で見せて欲しかった。「ナカトジール」という製本グッズの虫眼鏡機能を「そのへんはゴミだ」とバッサリ切り捨てるのが良い。クリンチなどの用語に対する解説が欲しい。

{「聖剣役立たず」の話}[井口太陽]


 不殺を貫く警官である主人公と、なんでもやって貧民からのし上がってきた男が伝説の聖剣を求めて対立する。聖地とおもいきや意外と俗っぽいアジア的な街がいい。ただ、キャラが背景に溶け込んでしまってやや見づらい。感情の転換がやや急過ぎる。たとえば主人公が、人の肉を切り裂き続けてきた聖剣の気持ちを身を持って味わうために自分の腹を突き刺すというシークエンスはいいのだが、聖剣はそれに対し「何やってるのあなた!?」というツッコミで、主人公の唐突な行動を理解しかねる読者の代弁をするをすべきではなかったか。聖剣のデザインがかっこいい。
 
 

160510 コミティア116で読んだ本5
コミティア116で読んだ本5

{大田原権造探偵事務所01}[びりおんみくろん]


(画像は最終巻のもの)
 最終巻の8巻を前回のコミティア読書会で読んで面白かったので1巻を買った。作者さまはずっと前に同人活動をしていらっしゃったが一度中断し2008年頃からまたまんがを描くのを再開したらしい。自分も2008年頃からコミティアに参加しているが知らなかった……
 大田原権造という私立探偵が吸血鬼の女性と出会う。ありがちな展開ではあるが、主人公の大田原権造のキャラがいい。物腰は丁寧だが腕っ節は強く、吸血鬼をアイアンクローで倒そうとするところは笑う。
 

{コレカノ第17話}[星の彼方]

 電子書籍版をboothで購入した。毎夜街を襲う怪物タイザーを倒したアキコ。タイザーとの戦いで身を挺してアキコの戦いのサポートをして男を上げた色男エバニーといい感じになるがエバニーには婚約者がいた……いや篤い展開で面白いんですがこれどういうまんがだったっけ……解かれていない謎が引きずられて気になる。一見軽薄そうなナルシスイケメンであったエバニーのキャラがいい。
 

160509 コミティア116参加記録4
 コミティア116書き残したこと

 電池大食いのはずのNEXUS10は意外なことに会期中つけっぱなしにしてても60%くらいまでしか減らなかった。kindle fire HDより長く保った。画面がでかくて発光させるのに電池は食うが、CPUパワーに余剰がありCPUの消費電力が少ないのだろう。せっかく画面がでかくて目立つのだから電子書籍を垂れ流すだけでなくもう少しうまい使い方があるのではないか。まんがを編集してPVのようにするとか……流石に編集が面倒くさそうではある。

 ペーパーにも書いたが実は椎間板ヘルニアになりかけたらしく、今年の冬はずっと右脚がしびれていた。今は居合道用の帯を巻くことでこれが腰痛予防コルセットの役割を果たし痛みは全く無い。痛みの記憶は、痛みがなくなるとすぐ忘れてしまうので、今から考えるとどこがどう傷んでいたかはあまり良く思い出せない。たぶん、痛みの記憶がよく思い出せるような脳の構造をしていたら、痛かったことばかりを思い出して何度も思い出し痛みという苦痛を味あわなければいけないので、そのようなことのないように痛みのことはすぐに忘れるように人間は進化してきたのだろう。コミティア会期中も帯を巻いていたので行動に支障ははなかった。

 次の活動

 次の同人誌即売会は160605MGM2.12……これは現存する中で最古から存在している創作に限った同人誌即売会であり、現在はゆるやかに衰退して参加サークル数も減り、滅亡への道をたどっている。しかし21世紀もどっこい生きている歌丸師匠的存在である。

 160612第6回秋コレ……主催様が精力的に広報を行っている即売会であり、うちにもメールが来た。秋葉原をテーマにしたものであればどんなものでもいいというのだが、うちの秋葉原関係の「秋葉原の男」は完売したし、「聖地アキハバラ」は自分に版権がないので出せない。出ることはないと思う。

 160619BA×BAコミ16……これはまんが学校の学生が主催するオールジャンル即売会である。高田馬場ゲーセンミカドが近くにあるのでそこに行くついでに参加するか。

 あとは夏コミ……「おやくしょしごと(仮)」をぜひ仕上げて持って行きたいところであるがどうなるかはまだわからない……

読んだ本3

{フシギナギシュ}[スタッフWHY]


 事故で右手を切断した少年。絵を描くのが好きだったのだが、残った左手ではうまく描けない。絶望する少年。そこで伝説の大工左甚五郎が造ったという義手をはめる。義手には前の持ち主だった女性の魂が残っていて、自分では意識していない絵を義手が勝手に描き出す……
 「オバけロボットシリーズ04甚五郎と竜」に登場した左甚五郎が再登場。左甚五郎は実在しない伝説上の大工だが、本作では木製の体に宿った超自然的存在として描かれる。おそらく、体が古くなると新しい義体を自分で木で作成してその体に乗り移って代を重ねていくのだろう。「甚五郎と竜」は昭和っぽい時代で、本作は平成っぽいので一代ほど代替わりしているのかもしれない。
 義手の前の持ち主は女性でまだ存命中であった。義手は前の持ち主が描いていた絵を勝手に描く。これはある意味では義手を介して少年が女性の魂の一部を覗いているということである。タマタマの絵を勝手に描く義手。欲求不満だったんだな……最後のコマの隅にBL絵が描かれてる……
 「あとで姉ちゃんたちのおっぱい見せてやるから死ぬな」「もう見飽きた」という台詞がいい。いい話と無駄にエロいギャグの取り合わせ。
 

160508 コミティア116参加記録3
 今回は新刊がなくてコピー誌の無料配布本があるのだがどうもこの表紙の印刷が薄い。表紙だけはこのまえのまんが賞参加賞でゲットした自宅のレーザープリンタで刷ったのだが、初めの数枚は普通に濃くていいできだったのだが、50枚ある内あとのほうはだんだん薄くなっていることに製本の時まで気づかなかった。レーザーのトナーはそれなりに高いしこう確実性が低いのでは正直コンビニまで行ってコピー機を使ったほうが確実であり値段もむしろ安い。ただ、高田馬場のミカドちゃんコピー誌の方は、ユザワヤで最近出た色紙をゲットしてきたので見た目はそれなりにいい感じになった。コンビニコピー機では自前の用紙を使うことができないのである。

腹具合は微妙であるがカロリーは補給せねばならない。カロリーメイト……のパチもんのカロリーバランスを貪り、ウィダーインゼリー……っぽいノンブランドゼリーをすする。これでも合計400kcalしかない。しかしここでコミティア会場内で焼かれているであろうオムソバをもりもり食えば帰りごろ吐き気でなにもしゃべれない状態になるのは間違いない。結局これから家に帰るまで、朝の分を合わせても一日600kcalしか摂取してなかった。

 コミティア116が終了する。とりあえず50刷った無料配布本は全て捌けた。発掘した昔の作品も数冊捌けたのでまたスペースが空くことになる。本来は新刊だけを机に山盛りにして昼前には完売というのが理想なのだがそんなんコミケのシャッター前でもないと無理だぞ。

 
 帰りに「GET JIRO!」を回し読みする。悪のレストラン組織を壊滅させる謎の寿司職人を描いた間違った日本全開のアメリカまんがである。この作品についてはまた書こうと思う。

 次のコミティア117では紙&電子同時発行という企画がある。

http://kami-densi-douji.jimdo.com/


 正直なんでこれほどまでに電子書籍の普及が停滞しているのかよくわからない。10インチモニタでまんがを表示すると、横に持つと見開きで文庫版と同じくらいの大きさ、縦に持つと1ページずつしか映らないがA5同人誌と同じ大きさで表示される。読書という実用に問題はない。ただし端末が重くて持ちにくいという欠点はあるが……しかしそれより、見たい本をストレージからすぐに探し出せるという利便性の点で紙の本を圧倒している。うちはもう本で文字通り埋まっているので目的の本を掘り出すのは大変な労力がかかる。電子はそれが一瞬である。もっと普及してもいいと思うのだが……

 うちはいま「魔都継橋」の本にしていない原稿が30頁たまり、「高田馬場のミカドちゃん」がまだ電子化しておらず、「おやくしょしごと」60ページほどが夏完成予定であり、あるいはコミティア117で電子書籍3冊を同時発行できるかもしれない。電子化に積極的でいらっしゃるなかせよしみ先生が主催で、あわたけ先生、人類圏先生、belne先生もご参加されている。とにかく紙&電子同時発行は面白そうな企画であるので広く参加して欲しいと思う。電子書籍の作り方がわからなくても、ツールが用意してあるというので安心である。

{SFコレクターズ古書編}[根本尚]

 古いまんがを集めるのが趣味の男が、謎の未来人からタイムマシンをもらい、50年前に行って古書(その時代では新刊)を買って現代に持ち帰ろうとするが、千円札が今と違うので買い物できない!
 未来人は、なくしたりもする可能性のある機械を使うのを嫌い人体に直接タイムマシンを埋め込んでいるなどのSF設定は確かに……と思わされる。時空移動のプロセスが妙に丁寧に描かれたり、伏線を(p○○参照)と厳密に紹介するのも、理論を大切にするSF思考である。 
 お札が使えないなら50年前でもデザインが同じな十円玉に替えればいい。しかし十円玉に書かれている年号が50年前でないと怪しまれる。昭和41年より前の十円玉だけをより分けたら10分の一もなかった。また、当時に古びた十円玉を使っていたら怪しまれるだろうから酸で綺麗にして……とやってる間にアホらしくなってきた、というのがリアリティがあっておかしい。タイムマシンというだいそれたものと、それを使いこなすのもままならない小心で庶民的な男という取り合わせが面白い。どう見ても酒場で呑んだくれてるただのオヤジという未来人メフィストのキャラもいい。昔の貸本漫画の事情がわかるのも面白い。
 

160506 コミティア116参加記録2
国際展示場駅に到着する。暑い。もう夏の日差しである。おととしの夏の真昼に外に出たら猛烈に目が痛くなって目を開けていられないくらいになった。それから日差しが出ている時はサングラスをしている。メガネの上からかけられる紫外線を99%カットするやつである。ダイソーで100である。これはメガネの上から掛けられてメガネの横から入る光もシャットアウトする覆いがついていて愛用しているのだが油断するとすぐツルが折れてしまう。100円だしな……いま、まだつかってない扇風機のファンをカバーする網にツルの折れたグラサンが3つぶら下がっている。

 で、ビッグサイトに到着する。今日は他のホールでもいろんなイベントがあるらしく、まだ8時40分頃であるがすでに待機列が形成されている。コミティア会場にもサークル入場口に列ができている。

 9時になり入場する。席についてから参加登録カードを描いていないことに気づく。会場で書く習慣ができているので事前に書いたことはほとんどない。前日まで参加登録カードがどこに行ったかわからなくなっていた。コミティアからの封筒は一ヶ月以上前に届くので一ヶ月後には腐海に飲まれて消えてしまうのである。

 自分の陣地を構築する。今日は新刊はない。そして、穴を掘る男や蕎麦切りといったB5サイズのでかい本たちは完売しているので、既刊はだいぶ種類が減ってきている。だが逆に、4,5年前のコピー誌が発掘されたのでそれらのせいであいかわらずスペースはパンパンである。シルクでゲットした組み立て式食器棚を4段重ねたタワーが二本そびえ、15種類+ペーパー+電子書籍ディスプレイを陳列する。例によって写真に撮るのを忘れてしまった。

 で、例によって値札も書いていないのでその場で書く。前日にやっておけばいいのだが前日はコピー誌製本などで忙殺され値札のことを思い出すことはまったくない。やることをマニュアル化してプリントし机の前にでも貼っておけばいいのである。でも多分やらない。

 出掛けにファミマで印刷したポスター、A3紙4枚を貼り合わせなければいけない。これが、狭いサークルスペース内だと意外と厄介である。ピシっとずれなく貼りあわせるには、A1ポスターよりも広い平面に置けないいのだがそんなスペースはないので、椅子の上でやる。すると貼り合わせるべきA3用紙は座面から外れて曲がってしまい、重力によって紙は引っ張られる。その力と歪みを補正しながら作業しなければならないのである。職人技か。これは家でやってきたほうがいい……

 構築を終えて10時。11開場までまだ一時間余っているので出張編集部に高田馬場のミカドちゃんを持ち込んでみるが、当り障りのない興味なさげな評価だったので早々に切り上げる。11時になりコミティア116が開場する。

 今回は新刊がないので立ち上がりはスローである。隙を見て他のサークル様を回る。今回はNEXUS10という、今までのkindle fire HDより一回り大きい10インチタブレットを手に入れたのでこれで電子書籍を見開きに展示した。このタブレットの中に、回るべきサークルをメモった地図を入れてきたはずなのだが、勘違いでデータを移動し忘れてしまったようだ。地図がタブレット内のどこにもない。というわけでどこを回ったらいいのか皆目見当がつかず、【○01x】にあるはずということだけ覚えているサークルさんを探してお誕生席を見て回っているうちに会場の端に到達してしまう。ハイテクは便利だが紙地図にメモったほうが生存性が高い場合もある……ただし途中でノーマークのサークルさんの本をゲット出来たりもした。

 続く

コミティア116で読んだ本

{Mythos ギリシア神話4コマ3}[いのししスティーヴ]


 ギリシア神話を4コマにしたシリーズ3冊めである。今回は有名なヘラクレスが主役である。ムキムキマッチョではなくちびキャラに描かれている。キャラが可愛い。神話時代なのにメデューサが近代的なシャワーを浴びてたりするのが面白い。ティターン神族とオリュンポスの神々に区別があるというのは、ティターン神族の元となったものを崇拝していた民族が、オリュンポスの神々の元となったものを崇拝していた民族に敗れたためではないかという説もある。現在伝わっているギリシア神話は、古代の時点ですでにさらにそれより昔から語り継がれてきたものを古代人が編集したものであろうことが推測される。それがさらに21世紀の現代に編集されていくのである。元ネタが読者にわかりにくいのがやや惜しい。
 
 

160506 コミティア116参加記録1
 160505に有明ビッグサイトで開催された創作同人誌即売会コミティア116に参加した。

 前日、回りたいサークルを記入した地図をPC画面上で作成する。これがよもやあんな事態を引き起こすことになろうとは……21時には寝床に入ったのだがなかなか眠れない。眠れたのは2時頃であろうか。

 朝4時半に起きる。

 つい一週間ほど前に昼にハンバーグを食べて東京まで行ったら3時間ほど後に電車内で発吐き気が止まらなくなったことを思い出し、同じ轍を踏まぬよう固形物を一切摂らないで出ることにする。

 しかし米を粥にしている時間はない。コーヒーにクリープをどっさり入れ、砂糖を大さじ五杯入れる。50gとして200kcal摂取できるはずである。というかこんな山盛り砂糖でたった200kcalなのか。一日2000kcal必要なのに十分の一でしかない。逆にいうとウィダーインゼリーなどは200kcalあるのだからあのパッケージの中にはこれと同じだけの糖分が入っているはずなのだ。

 激甘コーヒーだけではあれなので冷蔵庫からコーヒーゼリーを発掘する。しまった。コーヒとコーヒーゼリーでコーヒーがダブってしまった。なるほどコミティアに行く前にはコーヒーだけで充分なんだな。少しでも激甘コーヒーの甘さを紛らすためにシナモンをドバドバぶち込む。このシナモンはスパイスが出てくるまんがを描くために買ったやつで、以降コーヒーに必ず入れて消費するようにはしているのだが全く減る気配がなく持て余している。シナモンはまだいい。クローブやターメリックをカレー以外のどこで使えというのか。で、コーヒーゼリーをつまみにしてシナモン激甘コーヒーを飲み干す。

 喉が渇く……血液より濃い液体が胃に入ったことで血液と激甘コーヒーに浸透圧の差が生じ血液から水分が奪われるのである。チェイサーを飲んでおくべきであった。血糖値急上昇で気分が悪くなる。だめだこの作戦……かといって固形物を喰うわけに行かないのでだめだこれ詰んでる。

 しかしコミティアには行かねばならない。今日の装備は20kg級である。段ボールはパンパンなのだが、中身の半分はコピー誌である。コピー誌は印刷所製本の本よりふわっとしているので体積が大きいのである。

 今回はコピー誌が、「おやくしょしごと(仮)」がA5版28頁50冊、「高田馬場のミカドちゃんコピー誌版」がA5版68頁48冊、ペーパーがA3版で100枚ある。ミカドちゃんが微妙に50冊に足りないのは表紙用の紙を間違えて48枚分しか仕入れていなかったせいである……で、これはA3用紙683枚に相当する。A3コピー用紙は500枚で2.1kgとあるので、683枚で2.9kgである。とはいえその日の湿度で重さはかなり変わると思う。あと印刷してあるカーボンはどれくらいの重さなんだろう? これはいつか計ってみようと思う。

 で、段ボールの容積のもう半分はもうちょっと密度の詰まった印刷所製本であるから4kgとして、アルミカートが2kg,アルミカートを曳くためにゴテゴテと追加したステンレスの鎖などのパーツが1kg、ポスターを立てる金属の棒であるPOSUTAが1kg,タブレットのNEXUS10が700g、USBバッテリー1kg,前回前々回のお釣りがそのまま突っ込んである釣り銭が3kg, あとディスプレイ用金網、カッターの替刃が地味に重い筆記用具入れ、掲示物を留めるには多すぎるメタルクリップ、ダンボールに袋という入れもの自体、穴が空いたのを自分で縫ったバッグ……荷物もう少し軽量化しなければならないだろう。カートが便利だからぽんぽん追加したくなってしまうのだが筆記用具など実際会場では赤ペン黒ペン鋏テープしか使わないし、重金属製で超重い釣り銭もこんなにいらない。そろそろ荷物も見なおさねばなるまい……

 駅に着く。駅にファミマができていてコピー機もあったので、そこでポスターを印刷する。ファミマさまさまである。今回はNEXUS10というアンドロイドタブレットを手に入れたので、NEXUS10に入れたpdfファイルをファミマのコピー機にWIFIで転送して印刷することもできる……のだが、前日試した所いまいち慣れていなくて操作が面倒だったので結局USBメモリをぶっさす旧来のやり方で印刷する。

 ビッグサイトまでの道のりはもう自動的であるので何も考えることもない。西船橋で京葉線東京行きがなかなか来ないので待つ。線数が少なすぎるのである。一時間に3本とかしかない。どこのローカル線か。

 まだビッグサイトに到着していないが続く。

 

160503 コミティア116情報
160505東京ビッグサイトで開催されるコミティア116に参加します。 スペースは【き13a】です。
24頁の無料配布物ほか既刊があります。
「おやくしょしごと(仮)」24頁無料配布

「高田馬場のミカドちゃん」完売のためコピー誌版をご用意いたしました。

既刊もございます。

 

16427 水曜日しちにんブログ更新

海外まんが紹介「GET JIRO! 2


 

160424 最近描いているまんが



 160505コミティア116では完成には間に合いません。フリーペーパーで配布するかもしれません。完成版はコミティア117で発刊予定です。実はこれが大変な難産で去年の12月からネームを何度もボツにしている。24頁でさらっと終わらすものだったはずがいまおそらく60頁でも足りない。実は今もネームを変えているので何ページになるかわからない。描画にも新しい技法を開発して試しながらやっている。いくら計画を練りに練ったところで、実行してみればいろんな問題点が浮かび上がってくる。新しい技術を発明し、それを使って違うことができるようになる。そして作業していると腕が上がってそれまでに描いたものが物足りなく思えてくる。それが来る前に手早く終わらせなければいけない。結局描いてみるしかない。  

160316 水曜日しちにんブログ更新

海外まんが紹介「GET JIRO!」1


 

160418 掲載情報


 鬼平犯科帳総集編は二ヶ月に一回出るコミック乱の増刊号で、その名の通り鬼平犯科帳の傑作選だけが載っているものなのですがなぜか拙作が載っています。表紙が鬼平なのでコミック乱本誌と似ているのですが別の雑誌です。
 

160322 読んだ本2
 カレーをスパイスからつくった。玉ねぎを炒めて、冷凍庫で去年から凍っていて水分が抜けきった干し肉を入れ、ターメリック1、カイエンペッパー1、コリアンダー8、クミン2、クローブ1を混ぜたスパイスと塩を適当に入れる。他の具はない。水も小麦粉も入れない。黄色いねっとりとしたものが浸っているわけではない、ただの玉ねぎとクズ肉のカレー粉炒めである。だが香りが凄い。ダイレクトに入れて熱しているのだから当然である。味付けは塩だけで、あとはスパイスの香りだけなのだが食えてしまう。食べた後の胃の調子もいい。もともとスパイスは漢方薬なのである。クローブは入れ過ぎで苦かったかもしれない。だがこの香りの強さは万人の好むところではない。市販のルウは万人に嫌悪感を持たれないように全く本気を出していないのである。本気で香り優先で調合したルウを売ったところでごく一部のマニアに受けて終わるだけだろう。ではスパイスの本気は知られなくても良いのだろうか……
 

{前哨}[アーサー・C・クラーク]


 1946〜1953年にクラーク先生位が描いたハードSF短編集。
 
 {おお地球よ……}月に棲む少年が十歳を迎える一種の儀式として、月のおもて面に連れて行かれる。そこで少年が見たのは、宇宙に浮かぶ、最終戦争で壊滅した地球の姿であった。いつか生き残った僅かな人々は月世界で文明を復興させ工業を発展させロケットを造り地球に帰る時が来る。しかし少年はそれを見届ける前に寿命を迎えるだろう……これが書かれたのが1950年なのである。太平洋戦争から5年しか経っていない。アポロ11号が月に降り立ったのは1969年の未来である。逆に現在では人間が月に行く理由も予算の余裕もない。地球から月を見上げることはできても、月に行くことはできないのだ。
 
 {破断の限界}宇宙船で隕石が衝突する事故が起こり、何日か後に空気が尽きる事がわかる。二人の宇宙船員は、一人を宇宙に放り出して一人になれば基地まで生きて帰る事ができる。どうする? という宇宙船を舞台にした典型的なサスペンスストーリーである。だがこれが描かれたのが1950年なのである。そしてすでにこの時代にはそうしたストーリーは陳腐なものであったようだ。クラークは本文中で<いちばんまともなのは――ほとんどおきまりの成りゆきだが――船をみごとな音質ないしは水耕農場に変貌させ、光合成で補いをつけるという解答だろう。それに代わるものとしては、主人公が化学上もしくは原子物理学上の軌跡をなしとげ――長やらしい技術上の説明まで加えて――酸素製造プラントをつくりあげ、自分の――そしてむろんヒロインのも――生命を救うばかりか、途方もない発明特許をもものにするといった解決法が考えられる。第三の、いささかご都合主義的な解答は、たまたま航路と速度がぴったり合った別の宇宙船が来あわせるという筋書きである。しかし、それらはいずれもフィクションのことで>というややメタな視点でそれまでに存在した類するストーリーへの批判まで加えている。60年以上前にもうおきまりの型は出来上がっていたのである。そしてここで挙げられているほうは60年後まで名を残さなかった。クラークは、それらの科学的に正しいとは言えないご都合主義的なペーパーバックに対し物申す気概でこの作品を描いたのかもしれない。逆にいうと現代まで名の残らなかった数多がいまだ裾野でクラークを支えているのである。これはSFだけでなく、まんがを含めあらゆる創作作品に言えることである。
 
 {歴史のひとこま}地球人が絶滅して数千年後、金星で文明を発展させた金星人が地球に来て、最後の遺産である一つの映画フィルムを発見する。金星人は、その映画を、かつて地球にいた地球人類の貴重な記録だと考える。だが、そのフィルムは実はウォルト・ディズニーのミッキーマウスものだった、というアメリカンジョークのようなオチ。未来人類が過去人類のことを好き勝手想像するというのは、自分も「東京砂漠大学発掘部」で描いたが、そんなのクラーク先生が60年前に遠た道だったのだ……自分は「東京砂漠大学発掘部」をべつにこの話からではなく、漠然とSF全体から思いついたのだが、それはクラーク先生からSF界全体にじわじわと伝播していったものが60年かけて日本の自分のところまでたどり着いたということだったのだ。ただ、地球人類の記録を見つけて金星人が驚く、というところまでで充分SFなのにさらにひねってそのフィルムがウォルト・ディズニーのアニメだった、というオチをつけているところから見て、おそらくクラーク先生もこの話を自分で思いついたわけでなくすでにあった何かに対するカウンターとして描いたものだろうと思われる。
 
{地球への遠征}未来の地球人が地球から遠い惑星でその星で独自に進化した原始人を発見するファーストコンタクトもの……と思わせておいて、実は原始人のほうが地球人の先祖でありこの星は数万年前の地球だった……というオチがつく。実は主人公たちは地球人ではなく、地球人が文明を持つ以前にすでに銀河帝国を築きそして地球人が文明を持つ頃にはもう滅びてしまった宇宙種族だったのだ。何度も書いてるがこういう一捻りした構成になっているということは、クラーク先生以前になんのひねりもない、白人がアフリカやアジア人と接触した時の歴史をなぞるだけの陳腐なファーストコンタクトものがあふれていたはずである。これが描かれてから65年……SFは進化したのだろうか?

 

160322 つぎのまんが

 なんとか160505コミティア116に間に合わせたい。
 

160321 最近見た映画

{リトル・ミス・サンシャイン}2006年アメリカ映画[ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス]


 1位がトラブルでいなくなったという理由で地元のミスコンテストに選ばれた娘を全国大会に出すため家族が自家用車に乗って西海岸を目指す。
 この家族が問題だらけである。娘は田舎のミスコンで消極的な理由で一位になっただけであり、メガネで小太りであり全国大会で勝てる見込みはまずないが、自分ではそれに気づいていない。おじいちゃんは若いころナチスと戦ったと嘯きヘロイン中毒で老人ホームを追い出されてきた。お父さんは怪しい自己啓発セミナーを主催しているがさっぱり売れていない。息子は空軍パイロットに憧れニーチェにかぶれ一言も話さないし、母の兄はアメリカ一のプルースト学者らしいがゲイで失恋して自殺に失敗した。母は唯一まともでありこのダメな家庭の柱である。まずこのキャラ設定が面白い。(日本人から見ると黒髪の息子が父と母とどちらの髪の色とも違うので息子っぽく見えないのので中盤まで下宿人か何かと勘違いしていた)
 家族はバラバラでまったくまとまりがないのだが、娘をリトル・ミス・サンシャイン全国大会に行かせるため全員が狭いフォルクスワーゲンワゴンに乗って広いアメリカを横断することになる。どこまでも車で行けるアメリカの旅である。途中でギアが壊れ3速以下にできなくなったので、発車時には家族総出で車を押して初速を得なければならない。ここがバカバカしく、かつ、家族が力を合わせるきっかけになっていく。(余談だが2回めに発車するときだけこの設定が忘れられていて普通に走りだすのは???となった)
 若いころナチスと戦ったというおじいちゃんが孫にするアドバイスは「女とやりまくれ」である。だめだこのジジイ……若いころは相当やんちゃしたらしい。ゲイの学者に「ポルノ雑誌を買ってこい、エロいのをな 20ドルやるからお前もゲイ雑誌でも買え」と20ドル渡すところとかヤクザ気質のおじいちゃんの良さが出ている。のちにこのエロ雑誌のおかげで警官をごまかすことができるシーンは笑った。
 とちゅうでおじいちゃんがヘロイン中毒で急死して、面倒な死亡手続きをしなくてはならずミスコンに出ることができなくなる。どうする。遺体を盗もう。家族総出でおじいちゃんの遺体を病院から脱出させるところからこの映画は俄然面白くなる。いなくなった困り者のおじいちゃんが、逆に家族の団結を強めるのである。辿り着いた先のミスコンはいったいどうなるのか。どこまでも続くアメリカのハイウェイをひたすら車で旅してみたい人に。

 

160316 最近読んだ本
 さいきんしちにんブログしか更新してなくてここが寂しいので、読んだ本を不定期でご紹介していこうと思います。
 

{絹の家}[アンソニー・ホロヴィッツ]


 いわゆるホームズパスティーシュという、コナン・ドイル以外の作者が書いたホームズ物である。要するに二次創作である。コナン・ドイルの遺族が認めた公式作品だが。
 本作は、アメリカから来たギャングを追っているうちにいつの間にかイギリスの国家すら動かすことのできる巨大な悪とホームズが戦うことになるスケールの大きな長編である。ホームズが敵の策略にはまり殺人を犯したとして刑務所に収監されるところは本編ではあまりない絶望的なピンチでハラハラする。本編ではホームズがベーカー街の浮浪児を雇って使っている描写があるが、それって倫理的にどうなの? という本編に対する疑問が、浮浪児を使った国家ぐるみの巨大な犯罪に関わってくる。
 また、本編で出てくるキャラが何人も出てきて活躍し、モリアーティ教授がワトソンくんを助けてくれたりと意外な展開もある。ホームズにそこまで詳しくはないがこれは本編におけるワトソンとモリアーティの関係に関する矛盾を解消するよく出来たシナリオらしい。メインとなる犯罪もこの時代のイギリスならありそうな感じである。
 ただ、そのモリアーティの援助にしても作中ではまったく役には立たないし、敵がどうやってホームズに濡れ衣を着せたのか具体的な説明がない。ワトソンくんが刺されるシーンは派手だが意味があったのか。シルキン博士の驚異の家の占い師にしても、ミステリアスな雰囲気は出ているがホームズを罠にはめるには不確実すぎやしないかというもやもやする部分はある。アメリカのギャングの事件→絹の家の事件→アメリカのギャングの事件という構成になっているのも、なかなか本編が始まらない感じがしてしまう。
 全体としてはホームズマニアが職人的手わざでぬかりなく仕上げたよく出来た製品という趣き。

 

160316 水曜日しちにんブログ更新

160316ドラマの中の同人誌即売会に行く2
 先週の続きでドラマの中の虚構の同人誌即売会に参加した記録です。


 

160309 水曜日しちにんブログ更新

160308ドラマの中の同人誌即売会に行く
 漫画家を描いたドラマの中に同人誌即売会の場面があるらしい。架空の同人誌即売会である。160308、それに参加した。


 

160302 水曜日しちにんブログ更新

水曜日しちにんブログ更新 最近見た(嘘)SF小説
数年後しでついに「シリンダー世界111」を読みきったぞ。その他5冊。


 

160224 水曜日しちにんブログ更新

水曜日しちにんブログ更新 高田馬場ゲーセンミカドで見たことも聞いたこともないゲームをやる


 

160222 掲載情報

リイド社さま「コミック乱 4月号増刊 鬼平犯科帳 隠居金七百両」に
拙作「瓦版屋佳織見聞帖」が掲載されました。「コミック乱 4月号増刊 鬼平犯科帳 隠居金七百両」は時代劇コミック雑誌である「乱」の増刊号で、コミック乱と表紙が似てますが別の本です。ここに気をつけて下さい。本来は鬼平だけが載る雑誌なのですがなぜか拙作が載っています。「二八のツケ」「二八の客 大原幽学」につづいて地味に3回めになります。全国のコンビニで手に入ります!

なお、これに伴い、160131コミティア115で頒布した個人誌「大江戸七十七夜」は収録の「瓦版屋佳織見聞帖」の出版権が移動したため以降の頒布はありません。「大江戸七十七夜」はもう二度と手にはいらないので大事にして戴きたいです。

 

160214 読んだインディーズまんが

{あむちもしー漫画大全集}[あむちもしー]


 電子書籍版を買った。全編カラーである。食に関する不条理もの短編が並ぶ。ペルソナ(役)が男子高校生だろうが親戚のおっさんだろうがばあちゃんであろうが、キャラクター(役者)はすべて少女である。動物は除くが。細胞が密集しているようなパターンの目が不気味ポップである。
 食べ物が出るまんががほとんどである。だが一般のグルメ漫画のようにこの料理美味しいね、という描かれ方ではない。むしろ本作の食べ物は恐怖と嫌悪の塊ですらある。食事が恐ろしいという概念は確かにある。これは太りたくないから食べたくない、というのではなく、食べ物という人体の外にあるものを内に摂取して自分の血肉に変えること自体が恐ろしいのである。異物混入などが取り沙汰されている現在であるが、それでも今の食べ物は原始の時代より遥かに安全である。原始の時代は冷蔵もなく煮沸すら出来ず、自分を食い殺そうと向かってくる獣と戦い、肉を得てもそれはただちに腐敗し、菌や蛆に侵されていない部分を慎重に選ばなければならなかった。食べられそうにないものはただちに吐き出して捨てなくては死ぬ。納豆のように、実は栄養に富んでいるものが偶然手に入ったとしても、知識のない原始人は見た目と匂いで即廃棄したであろう。食べて死ぬよりは飢えたほうが数日は保つのである。かつては一回の食事ごとに自分が死ぬ可能性もあり得たのだ。
 現代においても子供は自らの本能を説得するだけの知識がなく、苦いものや酸っぱいもの、ぬるぬるしたものを嫌う。ときに自分も経験があるが、器が足りなかったのでいつもと違う器で出された味噌汁を子供の頃の自分は飲むことができなかった。器が違うだけで内容物はいつもと同じなのであるが、見たことのない食べ物を迂闊に摂取すると死ぬかもしれない。その可能性が1%でもあるのなら、食べずに捨てたほうが生命を維持する戦略的に正しいのである。ただしこれは他にいくらでも安全な食べ物がある豊かな現代に限るが。
 本作の食べ物はグロテスクな描かれ方をしているものが多い。ラーメンの麺が実はバイトの女子高生のさかむけであったり、セミの抜け殻を潰してご飯にかけて食べたり、ネコにできたできものをパンにつけて食べたりとグロテスクな食事シーンだらけである。一番つらいのは便所で毎日一人で便所飯をしている女子高生が、便器の水でそばを食べるシーンかな……
 未知の食べものは自分を殺す凶器なのである。だが、まんがのなかのキャラクター達はそんなグロテスクな食べ物を普通に食べている。まんがが、動物を狩りたいとか、女をものにしたい、社会的に成功したい、などの叶うことのない満たされぬ願望の表れであるとしたならば、どんなものでも喰らいたいというまんががあってもいいのかもしれない。

 

160212 コミティア115見本誌読書会で見た本6

{墨汁Aイッテキ!2016ぱるぷんて号}[僕墨汁]


{帰らざる季節に}[マイアミ欲望海岸]
 旅館を経営している一家の息子。毎年冬の間だけ訪れ、あたたかくなると去っていく女性がいた。いつ来ても彼女は歳を取っているように見えない。温暖化で冬が来なくなる。彼女が訪れることはなくなった……。
 4頁の極短編としてとてもいい。季節の写り変わりが絵に現れているとよかった。

{インファイティング}[HEYZEY]

 内臓が単体の生き物になって主人公の体から脱走するという発想がいい。

{影月があたいになびかないのはどう考えたって都会の女が悪い}[娘虎呂餅]

 
 キャラがかわいい。

{コレカノ16}[星の彼方]

https://hosino-kanata.booth.pm/items/178788
 16巻……息の長いシリーズである。もうアキコが主人公でいいんじゃないかな。エバニーが説明中なぜか脱衣していく所で笑う。

{エースに向かって撃て}[クロヒス書房]



 軟式テニスダブルスにもう一人を加え3対3で戦うトリプルスという競技が生まれる。3人めのポジションは「ガンマン」!? テニスコートに拳銃もった選手がいて、ボールを銃撃して軌道を変えるのである。この発想がすごい。テニ……ス? 防御をガンマンに任せてダブル前衛戦法とかテニ……ス? トリプルスをやることになった女子中学三年生のたえかが、後輩の女子と流れ者の特待生ガンマンと組んで全国を目指す……西部劇と少女スポ根の異次元融合である。どうしてその発想に至ったのか……この設定を生んだ時点ですでに1本勝利している。あ、表紙と挿絵描いたのクロ僕屋です。
 設定は奇抜であるが、展開は王道である。主人公の3年生たえかが、後輩を気遣うことばかり考え、攻めることをしなかったから今まで勝てなかったということに気づくところがいい。銃を使ったショットは半打、という、普通のテニスではあり得ない設定を使ったクライマックスの一撃もいい。ただ、奇抜さの割にはややおとなしいとも言える。なぜガンマン?という読者の戸惑いをぶち壊すような強い台詞が欲しかった。実際のゲームの様子を細密に描写するよりは、彼女らがテニスというものにどういう思いを抱いているのかの描写に頁を費やしたほうが良かったかもしれない。テニス用語がページを取って補足されているのはわかりやすい。

 

160211 コミティア115見本誌読書会で見た本5

{屋上遊園地 vol.3 東急プラザ蒲田}[フジオパンダ]

→とらのあな
 デパートなどの屋上にある遊園地の写真集。レトロな色合いの写真だがufoキャッチャーにふなっしーが入っていたりするのでわりと最近のものだろう。屋上ゲーセンはいい。

{キューティーローズ}[アレキサンドライト]


 萌えの力によって変身したムキムキマッチョのキューティーローズがリア獣をぶちのめす。力を吸収され元の美人に戻ったキューティローズが、天井×床という無機物擬人化の絡みを想像し力を取り戻しちょっとゴツくなりつつある絵がいい。

{長い滞在}[球体]



 森の中の開けた草原に男が住んでいる。生活に必要なものは空から飛来する巨大な手が届けてくれる。永遠に繰り返される日常。男は決して森の中には入らない。ある日森の中からな謎の白い布を被った女性が現れる。彼女は男にとって特別な存在になっていく……森の中で孤立した全く変わらない日常というものには心惹かれるものがある。それを打ち破る結末が力強い。
 
 

{球体とマンガ}[ビュー]



 600頁近い分厚さに驚く。重い。

{さるのこばなし}[しちみ楼]


 いかにもこどもむけ絵本っぽい表紙、開けるとやたら渋い猿の絵。人生の苦味を知った男の面持ちである。昔話の通り猿は桃太郎についていくのだが、桃太郎は正義を盲信する狂信者でしかも強い。犬、雉も彼を盲信するが、猿は一歩引いた視点から彼らの狂気を見つめる。猿が渋い。

{GODTAC115}[キセガワ上流]


 グルメまんがはいくらでもあるが消ゴムグルメまんがとは? 消しゴムを料理して食べるところが狂気。
 
 続く。
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 千葉県立図書館に行った。フレンドリーな千葉市立中央図書館と違って完全にお役所の一施設である。国会図書館に近い。コンクリむき出しの実用一辺倒という書架。千葉県庁の直ぐ側なので国会図書館と同じく議員が資料を渉猟するためにあるのだろう。置いてある本はガチ研究用という顔ぶれで、館内閲覧専用本の比率が極端に多い。ハリーポッターとかは置いてないぞ。いくつかネタを拾えた。ただし遠いんだよなあ……
 

160210 コミティア115見本誌読書会で見た本4
 今日がコミティアプッシュアンドレビューの投稿締め切りだったのであわてた。一票入るとその本は数冊プラスして捌けるのである。誰かの在庫が無くなるのなら。見本誌会場にタブレットを持ち込んで、読んだ端から書いていく。タブレットで書くと手で書くより早く書けるのだが、タッチキーボードだとタイプミスだらけになる。会場ではメモ程度で、文章としての体は持ち帰ってから整える。

{黒猫}[魚群]


 エドガー・アラン・ポーの「黒猫」のように、男が妻を殺して壁に埋める奇譚。ガーンという音を鳴らすボタンを持っている医者が妙にキャラが立っている。

{十月くん}[かねこもときも]



 ポップな都市の絵がいい。早稲田大学近辺かな?
 

{the way of the evolution}[kudan sogou]



 ラスベガスで開催されたevoという、ウメハラなどがしのぎを削ることで有名な格闘ゲームの世界大会に参加した記録。現地でチケットを買えば誰でも予選には出られるらしい。ラスベガス旅行記としてもおもしろい。

{末期の其他兵器集}[こがしゅうと]


 商業出版されたもの。兵器の資料として高クオリティである。ティアズマガジンに載ったまんがなども収録。
 

{蛍石の涙}[もの]


 高校。鉱石しか食べられない体質の同級生がいる。鉱石の涙を流すという設定がいい。結末もまた儚い。
 

{餅がたり}[まるちぷるcafe]


 餅についての雑学。まんが原稿よりでかい板状の餅が市販されていたとは知らなかった。電子書籍のほうを購入した。餅まんが企画というのがあって、各作家が餅をモチーフにした餅まんがを描き同じ日に同時にkindleで発表したのだという。一冊にはなっていないが擬似的な有料オンラインまんが雑誌とも言える。面白い企画だ。

 

160209 コミティア115見本誌読書会で見た本3

{ぎゅうちゃんたびにでる}[なるなる文庫]



 牛の一人称の絵本である。主人公が牛なので、牛の理解を超えるものは曖昧にしか描かれない。だが仕掛けが隠されている。最期の頁まで行き、いままでの頁を剥がすと別の頁が現れて、裏ストーリーが浮かび上がるのである。裏ストーリーは人間側の視点からの物語が記されていて、牛側からは曖昧だったものの真実が見えてくるのである。
 本としてとても斬新である。ただこのしかけには何ら解説がない。同人誌即売会の会期中にサークル卓上で通りすがりの読者が気づくことは不可能である。卓のディスプレイに工夫がほしい。

{ミラクルハンター}[後野聖哉]


タイトルといい絵といい昔懐かしい感じのヒーロー物……と思ったら実際に25年前から続いているシリーズなのだという。知らなかった……まだまだコミティアには水底を見せない奥深さがある……

{deepredの鎖 31}[すが間敦子]

 スキージャンプに挑み続ける男の生きざま。びっくりするのはナンバリング31巻!? そんなに長いシリーズがあったなんて今まで知らなかった……基本的に1巻50頁以上あるので31巻で1500頁以上続いてる……

{流行り神プロトコル}[a.k.a.Q]

 キャラがかわいい。

{メゾン巣窟}[オレンジ君]

毎回紙媒体の使い方の限界に挑み続けるオレンジ君先生。今回は{漫画の手帖}さまにも載ったもの。あるアパートを輪切りにした断面図が4ページ続く。1ページめは玄関、2ページめは部屋の手前、3ページめは部屋の奥、4ページ目でベランダと、断面が1ページ毎に進んでいく。9つある部屋のそれぞれで同時にイベントが起こってる。最終的にそれらが互いに関連しているのがすごい。

{ブラックドワーフぴよぴよバズーカサークルペーパーコレクション}[blackdwarf]


 ひらのまさのり先生が各即売会で頒布した2005年から2015年までの約100枚のペーパーを集めたもの。自分が見たことがあるのは2011年くらいからかな……イラストと手書き文字がみっちりつまった紙というのは心惹かれるものがある。

{みっちりなるべくぎっちり}[3794]


みっちり絵と文でtrpgの話題を書いたもの。絵がいい。

 

160208 コミティア115見本誌読書会で見た本2

{軍艦武蔵の最期}[松田重工]


 戦艦武蔵艦内。写真を撮るのが趣味の観測機搭乗員が上官にカメラを没収される。武蔵が最期の戦いに赴く。敵戦闘機が多すぎて観測機は出る幕はないが、パイロットが無理を言って出撃する。武蔵に帰ってくるな、陸上の基地へ行けと命令されるが、敵戦闘機の猛攻をかわして帰ってくる。没収されたカメラを返してもらうという口実で。しかしもう武蔵が沈むのは時間の問題である。最期に武蔵の写真を撮ってくれといわれる……歴史に残らなかった武蔵の水没直前の写真が、その価値を知らない子孫のアルバムに残っている……
 戦艦は鉄でできた兵器であるが、中にはさまざまな人生を送ってきた人間が3000人以上乗っていたのだ。歴史書には単に何時何分、どの場所で撃沈される、とだけ書かれるが、中の人間がどう思っていたかまでは記録されることはない……篤い。

{中年ユムシ}[食人大陸まうまう]


(画像はひとつ前の号のもの)
合同誌。表紙がまがまがしい。巨大な鬼がラーメン次郎のラーメンを持って人を襲うという意味不明な絵がいい。しかもホログラム加工である。目立つ。表紙通りアクの強いまんがが揃っている。
{人肉検索もみじ}[戸塚こだま] 死体を食べて味から死体の身元を特定する手がかりを得る人肉検索官もみじ。この世界ではふつうの仕事として淡々とこなしている雰囲気がいい。
{インター捨テラー}[不明]  宇宙船が故障してこのままでは速度が足りず帰れない。二人の宇宙船乗りが船の中の要らないものを電磁投射砲で後ろに向けて捨てることで船を加速することにする。ゴミや壊れた部品も捨てたがまだ速度が足りない。恥や童貞という抽象的なものまでもを捨てることで加速する。最後はあと人間の体重一人ぶんを捨てれば帰れるという状況になる。一人の宇宙船乗りの手には拳銃が。

{かっぱときゅうり}[めごちも]

 かっぱが川から出てきて人のもつきゅうりを奪いにくる。かっぱがきゅうりを投げて縄を使って反射させ自分の喉に突っ込むという無駄にテンションの高い食いっぷりがいい。いちいち入れられる説明台詞が幼児向けまんがのような雰囲気を醸し出す。

{日々日々記}[80]

 日記の擬人化というアイディアがいい。

{マインドゲーター}[mulele redux]

http://www.mulele.com/redux/
 海外勢まんが。本編は英語だが、日本語訳だけを収めた小冊子が付いている。50年後、エアバイクが空を飛び交う東京の世界。未来都市となった50年後の東京の絵がいい。エアバイクで運び屋をしている主人公のミゲルが、西洋人が考える日本人(中国人を誤解したタイプの日本人)の典型である。眼鏡で出っ歯で中国皇帝っぽいチョビヒゲである。わざとそうしているのだとは思うが。
 エアバイクがポテトを燃料にした電池で飛ぶとという発想がよくわからない……乾電池の方がはるかにエネルギー量が多いと思うのだが……なにかの比喩なのか?
 

160207 コミティア115見本誌読書会に行く
160206コミティア見本誌読書会に行ってきた。いつもは明治大学で開催されるのだが今回は池袋ということである。

 バッグに同人誌を詰めていく。電車の中でも見るのである。駅でスイカだかパスモだかにチャージしようと思ったら財布に2千円しかない。全部チャージする。現金がなくなった……駅の中では立ちそばにすらパスモが使えるから別にいいが今から考えると電車が止まったら帰れないぞ。まあいいか。日暮里で山手線に乗り換える。山手線安い。電車の中で{エースに向かって撃て!}[トオノキョウジ]を読む。というかこの熱血テニス?同人小説本の表紙描いたの自分だし。

 で、おしゃれシティ池袋に到着する。ブクロである。よく考えたら土曜日なのでなんか人がいっぱいいる。で、毎度のこと目的地の池袋文化センター?がどこにあるのかさっぱりわからない。というか池袋文化センター?で目的地の名前はあっているのか? それすらも把握していなくて曖昧模糊な状態である。というかここは池袋なのか? 奥にあるデカイビルはサンシャイン?なのか? カウボーイハットの兄貴が佇んでいる交差点を左に折れ池袋?の路地?をあてもなくさまよう自分?は一体誰なのか? なにもかもが曖昧模糊魑魅魍魎出前迅速落書無用?の霧?の中をうろうろしていたら目的地?の池袋文化センター?に着いた?

 エレベーターで三階へ上がるとそこはコミティア見本紙読書会であった。特に特徴のないデカイ部屋に見本誌が置いてある島が並んでいた。この、1000だか2000だかある本の山を、どれでも手にとって見ていいのである。入場料は500円だが、コミティアで見た本の感想を書いて持って行くとただになる。実はこの日の朝に、レーザープリンタでプリントアウトしておいたのである。ミスプリの裏に。だから感想の裏には「オートパーラー比良坂」の1頁と8頁が印刷されている。
 
 11時入場。後は20時まで9時間まんが見るだけである。
 

{大田原権造探偵事務所最終話}[びりおんみくろん]


 新しい事務所に引っ越しした大田原権造。ハードボイルド探偵である。荒事もこなすタフな男であるが、戦っている最中でさえ振る舞いは常に紳士的である。助手に女性が二人いる。二人ともヴァンパイアであり、人間の限界を越えたスピードで動き空を飛ぶことすら可能である。そして大田原を巡る三角関係にある。と、設定はよくある感じだが、まんがとしての完成度がすごい。
 引っ越し直後さっそく事務所が荒らされる。どうも狙われたのは自分ではなく、賊は前の住人の隠した何かを探したらしい。それは、外国人である前の住人が密かに隠したヨーロッパのある国の王家の暗号であった。
 大田原は夜の街で赤ん坊を連れた外国人女性を助ける。その赤子は先の暗号の王家の血を引くものであり、暗号と赤子が揃えば現王家の存続が危うくなる。
 赤子を奪うため本国から超人と呼ばれるバンパイアが日本に派遣される。不死のヴァンパイア同士の殺し合い。さらに軍の特殊部隊も襲ってくる。大田原は人間だが武道と銃器の扱いに優れ策を練って、身体的能力で圧倒的に不利な超人と互角に闘う。王道アクションまんがである。
 齣割りが自然であってすごく読みやすい。非現実的な設定が多くあるが、まんが内では理論が整然としていて矛盾がなく、納得させられる。主人公の銀の散弾を使った攻撃で肉体がぼろぼろになり、加速すると肉体がちぎれてしまうので全力が出せない、という状態のヴァンパイアが、敢えて加速して本当に肉体がちぎれているという絵がいい。設定に矛盾しておらず説得力がある。
 とにかくまんがとしての構成が優れているため、ぐいぐいと引き込まれ150頁超を読めた。落ちもいい。ヴァンパイアに血を吸われたものはヴァンパイアになるということだろう。

{灼熱甲子園}[ついに絶滅] 

 甲子園に9人の戦士が出場する。サッカー部キャプテン所沢、鬼塚千尋、うるち米、ヨード卵、有田焼、ワルサー……野球する気あるのか? 甲子園初戦で主人公以外の八人が死ぬ。野球? どうも野球とはバットとボールを敵にぶつけて倒す競技らしい。「僕はみんなの墓標にトロフィーを飾らなきゃいけないから」「バットを投げたんだ お前の顔面をぶち抜くためにな」など台詞が妙にかっこいい。野球?
 「本来なら次の頁からこのページをコピーしたものを張っていって兄弟を倒していく展開になっているのですがコピー代がもったいないのでこのページで青空6兄弟は5人目まで倒したという体で次に進んでください」という注釈でページ数を5頁節約する。コピー代にして30円、33部刷ったら1000円減るからね……

{セツコの庭いじり 8}[猫おばさん]

http://tsuremani.shop-pro.jp/?pid=97002289
 園芸にかんする実体験をまんがにしたもの。絵が素朴で親しみやすく、画面がすっきりしていてたいへん見やすい。一見何気ないようだが、まんが技法としてとても優れている。相当年季が入った熟練の味である。こういうまんががもっと世に出るべきである。 
 

160205 コミティア115 戦利品4
明日はコミティア見本誌読書会か……今回はいつもと違って明治大学ではなく池袋で開催されるらしい。

あと、ドラマの中で同人誌即売会を再現するためのエキストラを募集しているところがいまある。


実は同じようなのは過去に何度かあったらしいと実際に出た人から聞いた。映画の中で即売会が出てくるのでエキストラでサークルを集めてそのシーンを撮ったらしい。かなり活気ある即売会になるんだけど回ってる一般参加者は全部エキストラで、本を読む演技までするという……どうせしばらく即売会がないので出ようかと思ったけど出演料なし、交通費なし、場所不明、いつ行われるのか不明(平日かも)、何時間かかるのか不明、実際に頒布しちゃ駄目……最後の要素が致命的すぎて出るメリットがない……

{出力疾患}[事象モジュール]


 鞄の取っ手が伸びたり、食べるものが砂に変わったりと身の回りの物体が変化してしまう怪奇現象に襲われるようになった少女。謎の呪術師の男がその現象の原因を調査していくと、彼女の過去のある事件が浮かび上がる。
 街の絵がいい。街中の歪んだパースが主人公の不安を代弁する。逆に、事件が解決した後の田舎の夏の絵はすがすがしい。これは2010年の作だが、2015年の次回作演算疾患ではさらに街の描写が精密になっている。少女がフェティッシュである。やや病的な危うさと美しさを持っている。あいうえおの50の言霊が世界の構成要素の根源であるという世界観がいいが、物語中の事件とはやや関連が薄いように思える。なぜ食べ物が砂になるのかがわからない。言の葉が世界を構築しているというイメージの、口から植物のようなものが飛び出てくるという抽象的な絵が美しい。

 

160204 コミティア115 戦利品3

{魂の玉章(たまのたまずさ)}[スタッフWHY]

 弱気な少女が謎の魔術師から性格を変えられるという魂の玉章をレンタルする。魂の玉章には死んだ人の魂がおさめられていて、長く身に着けているとその魂と人格が融合していくというアイテムだったのだ。魂の玉章のおかげで少女は社交的になっていく。だが中に入っていたのは中年のおっさんの魂だったのだ。多分人懐っこい営業職のガッハッハ系スケベオヤジだろう。弱気な少女が性格だけおっさんへと変わっていく。おっさんの魂を宿した女子高生……新しい世界が見えそうだ。しかもハッピーエンドというのがスゴイ。
 街がなんとなく1990年台の感じがする。年代を特定する手がかりはなにもないのだが。この魔術師は他の巻ではジャズ喫茶が流行している頃から活動している。魔術で長命なのだろう。女の子が死ぬほどかわいい。なんなんだろうこの妖艶さは。あいかわらずおまけページの説明文が途中でホワイトで塗りつぶされたかのように不自然に途切れてるのが謎。女子高生なのに玉叉(たままた)フグリという名前が気の毒すぎる。魂の玉章というタイトルもタマタマと略せるようにだろう。ひどい。

{忌憚少女}[牛乳屋]


 大正時代っぽい世界、屋敷に軟禁された美少女たまこの世話をすることになった男、司乃。たまこが艶麗である。司乃がたまこの首に手をかけながら話すシーンがいいが、やや唐突である。たまこにひどい意地悪を積み重ねられそのストレスをぶつけるように司乃がたまこの首に手をかけたなら、名シーンになっただろう。キャラが美麗であるので、キャラに負けない、大正趣味の屋敷の背景が欲しい。

 

160203 コミティア115参加記録3+見た本2
 で、コミティア115が終了する。ペーパーは20くらい余る。前回来てくださった方がまたおいでになったり、100円本が宣伝効果もあったのか、合計で前回のミカドちゃんフィーバーの時とそう変わらない数捌けるが大江戸七十七夜は余ってしまう……おかしいな来る時よりカートが2倍位重いんですけど?

 終わった後、高田馬場ミカドで鉄拳3という古い格闘ゲームの大会が開催されているというので、ぎりぎり滑り込んで参加する。20年位前にひたすらやりこんだゲームであるが、現在はゲームそのものに触れていないので複雑な操作などできない。というか技を覚えていない。

 トーナメント勝ち抜き方式で、自分の番が来る。プロレスラーであるキングのライトストレートアンドレフトエルボーという、技名は長いが要するに右パンチから左肘を出すだけの超簡単なコマンドの技だけをとにかく振り回す。右パンチボタンと左パンチボタンを順番に押すだけなので入力間違えをしようがない。古い格闘ゲームと言うのは、こういったなんでもない技の調整が甘かったりする。この技はガードさせてもヒットさせても圧倒的有利、両者技後の硬直があった後自分だけが先に動ける状態になるのである(発生が10F、ガードさせると+11F、ヒットすると+13F、1Fは1/60秒)。密着で当たると同じ技が2セットヒットし締めにサイドキックがあたって65ダメージ(全体力は140)与えられる。隙が皆無の右パンチがうっかり当たれば2セットとあとパンチ一発でKOできるのである。現代格闘ゲームではあり得ない数値である。投げなどコマンド入力が難しいので使わない。塩プロレスである。しかしこの技をひたすらぶん回すだけで2回勝つ。最後は20年前の全盛期に見たことのある動きを現代になっても使いこなすガチ兄貴に成すすべなく倒される。ひとときだけ20年前に戻った気がする。

{Mythous}[いのししスティーヴ]


 オイディプスの神話を四コマ化。スフィンクスが「朝は四本足昼は二本足夕は三本足」というクイズを出すあの神話である。キャラがかわいい。元が複雑な神話らしいので短い四コマにすると親子関係などがやや複雑ではある。おまけの神社レポートマンガは面白いがどこに行って何をするのかが1ページめでわかるとよかった。

{魔王が勇者を呪う件}[人界の歩法]


 勇者はなぜ魔王の娘を育てることになったのか。キャラがかわいい。勇者が振り下ろした剣の次の齣で、数年後の元勇者が斧で薪割りという非戦闘的日常作業をしている齣に変わるなど過去と現在の時系列の見せ方が巧みである。最終決戦場と魔王の城がもう少し非人間的な、人の住むところではないような荘厳な感じだと、数年後の温かい日常生活と差別化出来て良かっただろう。

 

160202 コミティア115参加記録2
今回の新刊は大江戸七十七夜である。

77頁の時代劇短編集なのだが、これがある理由で今日中に処分せざるを得ない。100部刷ったのだができれば今日でなくさなければいけない。というわけで超特価100円にせざるを得なかった。理由は後日明らかになります。本というものはキウイと違ってべつに100円だ! 安い! 買おう! となるものではない。正直適正価格500円から100円にしたからといって捌ける数が2倍になるわけではないが……

 あいかわらずカオスなディスプレイである。

 で、コミティア115が開幕する。今回は2ホール開催だ。なんか隣も別の即売会をやっているらしい。わりと人が多い。じわじわと捌けていく。右隣さまに列ができる。5人ほど色紙を抱えた兄貴が並んでいる。スケブを頼むのである。大人気だな……左隣さまはセガサターンをネタにしたまんが{第六惑星より}の[SOTICA]さまである。たぶんうちは前回ミカドちゃん出したのでゲームつながりで隣に並べてくれたのだろうが申し訳ないですがミカドちゃんは完売しました。
 

 今日は朝に鯖弁を詰め込んだせいか胃があれな感じで昼ごろには吐き気がする。ウィダーインゼリーすら補給しない。この感じはしばらくなかった。数年前までは常にこの状態だったのだが、最近は節制のせいか治ってきたのである。だがなぜ今になって……実は最近、右脚が冷えと圧迫で神経痛になったので座り方を変えた。それが、今までよりも前かがみになってしまったのである。前かがみになるとどうも胃にダメージが来るらしい。太っ腹社長のようにふんぞり返っているのが胃には一番よいのである。座り方を直さねばならない……

 なんだかんだ行って大江戸七十七夜は安定してずっと同じペースで捌けていく。ついでに隣に並んでいる異土1と異土2も捌けていく。異土3もいずれ描かなければならないが何ヶ月後になることやら……
 
 隙を見て抜けだしてほかスペースを回る。ゲットした本をご紹介します。

 

{繋がれた人}[SCOPE CAT]

 戦場で体を失ったサイボーグ兵士がジャンク屋に拾われて、鵜飼式と呼ばれる、母機にコードで繋がれた形式のサイボーグにされる。コードが抜けると1時間で死ぬので事実上ジャンク屋の親父に飼い殺しされ、強制労働させられる立場である、だがその親父が死に、今度は別の施設につながれることになる……
 別の施設で仲間が問題を起こしたため、手足を奪われただコードで繋がれただ生かされている状態がさびしい。まるで子宮の中でへその緒で繋がれた胎児のようでもある。母機から伸びるへその緒のようなコードから離れると死んでしまうというアイディアがいい。今の段階では未完だが、恐らくは主人公は最後にコードを切るか切らないかの選択を迫られるのだろう。
 上は160124MGM2.11で出た前編について書いたものである。今回出たものは完成版である。施設が放棄され動力が止まり、ついに母機が停止する。へその緒で母体に繋がれた胎児と同じく、男は母機が停止しては生きていけない。長い長い時を繋がれて過ごした男はいったいどうするのか。結末がすがすがしい。

{THE BRENNER SIX FEET UNDER}[瀧川玲]


 ベタの効いた画面でマフィアとの戦いを描く。おっさんが渋い。台詞はない。冒頭で、いきなり墓穴が掘られる。そこに主人公ブレナーの写真が投げ込まれる。これからブレナーをこの穴にぶち込んでやるぜ、ということだ。大物マフィアの息子が死ぬ。主人公のタフな男ブレナーは警官なのか敵対勢力のマフィアなのかはこの話からはわからない。とにかく、何者かからの情報のリークがあった。マフィア内部に裏切り者がいるのである。ブレナーはその情報を元にマフィアの葬儀に単身乗り込んでいく。ブレナーが会場に現れるとマフィアのボスは怒り狂う。恐らくはブレナーが警察として仕事をしたのかあるいは敵対マフィアとして仕事をしたせいで息子が死んだのだろう。そこに窓の外から狙撃が。ブレナーは予め仲間を呼んでいたのである。狙撃でマフィアのボスは死に、構成員にもかなりの痛手を与えるがブレナーはボスのもう一人の息子(仮にNo.2)に捕らえられてしまう。No.2はマフィアの幹部たちが遠巻きに見守る中ブレナーを射殺し、予め掘ってあった冒頭の墓穴に運んでいくが、実は裏切り者はNo.2であった。No.2はブレナーとグルであり、ブレナーを射殺したように見せかけただけの芝居だったのだ。写真だけが入っているカラの墓穴を二人で埋めるブレナーとNo.2。親父であるボスが邪魔だったのでブレナーと手を組んで始末したのであろう。
 以上がセリフ無しで語られる。読解に集中力を必要とする。ブレナーは上司がいるので私立探偵という雰囲気ではないが、警官なのかマフィアなのかはこの話からはわからない。ブレナーのシーンに移る時の背景に警察署かヤクザの事務所かわかる建物が描いてあると分かりやすかったろう。女っ気がほぼなく、喪服の濃ゆいおっさんばかりなのが渋い雰囲気を醸し出す。最初にマフィアの傭兵が襲ってくるところはかっこいい戦闘を見せるという点ではいいがストーリー的には多少意味が薄いかもしれない。ブレナーを止めた門番が次の齣で死体になっているような殺伐としたテンポが良い。

 続く。

 

160201 コミティア115参加記録1

 1601315時に起きる……はずが6時になる。あわてて鯖弁当をつめ込む。醤油とソースの小袋の入ったトライアルの激安鯖弁当であるが電子レンジにぶっこむさい小袋を出すのが面倒くさい。醤油は鯖とちくわ天にかけるものらしいが面倒なのでコロッケにもぶっかけてソースは使わない。使わないソースの小袋が溜まっていく……これがまさかあんな事態を引き起こすことになろうとは(伏線)……

 今日の装備は15kg級軽装備である。B5同人誌が100冊入る例の中ダンボールはぎっちりいっぱいなのだが、思ったより軽い。A5版コピー誌にして16頁分のペーパー99セットが軽い割にかさばるのである。四つ折りなのできっちり折っても体積が膨れてしまう。前回70セット用意して品切れになったので99用意したのだがやり過ぎたかな……?

 駅に着く。ここから大きく2ルートに分岐するのだが気がついたら乗り換えが多いが安い方に乗っていた。ほんとうにもう何も考えなくても体が勝手に動いて目的の列車に乗っている。たしかコミティア78あたりから参加しているのでコミケも含めればもう40往復以上しているわけである。気が付くと乗り換えてビッグサイトに到着しているのだ。

 いきなり前日の準備の話になるが一月にエンマンコロシアムというまんが賞に参加して参加賞31000円ぶんのアマゾンギフト券をもらった。1作品だすと1000円もらえるので31作品出したから31000円。単純な算数である。実際やったのは自分だけだったが。どうせ現金に変えられないので使ってしまおう……ということでレーザープリンタを買った。nec multiwriter 5600cという機種である。よくわからないがトナーの硬化にLEDライトを使うことで省電力とローコストを実現した〜らしい。1万円以下のレーザープリンタがこれしかないので選択肢は他になかったのだが。

(露骨なアフィリエイト)
 届いてみてあまりのでかさに驚く。いや、梱包材でガードされてて本体の大きさは体積にして数分の一しかなかったのだが。そして重い。17kgって。A5同人誌がぎっちり詰まった小ダンボールくらいの重さはある。

 これの上位モデルのA3プリンタもあったのだがそちらはなんと51kg。A4からA3になることによって面積が2倍になるのだから必然的に体積は2√2倍になるのである。正気か。B5同人誌がぎっちり詰まった段ボール2箱同時に持ち上げるようなものである。というか無理。玄関に置かれたそれを部屋まで持っていくことすらできないだろう。のでやむなくA4のほうにした。まんが原稿はB4だが印刷に出る部分はA4サイズだし。大きい物は貼り合わせればいいのである。

 で、ペーパーを印刷しようとしたのだが、A4を公称700枚までプリントできるはずが250枚でトナー切れになって墓石と化した。ちょうど合う型のレーザープリンタのトナーなど近くのコジマにはなく、アマゾンで頼む。1日で届く。アマゾン凄いが即売会前日だったら致命傷になってただろう。値段も結構する。

 レーザープリンタで白黒ペーパーを刷ろうとすると結局A4一枚6円以上かかるのだ。メーカー公称はふつうの文字ばっかりの書類が前提でびっしりベタぬったまんが原稿は対象外なのである。コンビニでA3コピーすれば10円、それを裁断すればA4一枚5円で済む。ペーパーをレーザーで印刷するのはコストが無駄なのだった。いや、アマゾンギフト券で買ってるので実質タダなんだけど……

 じゃあカラーポスター印刷用にしよう。いままではカラー印刷物もコンビニでプリントしていたのだが、A3一枚80円かかるのである。POSUTAという幟に裏表どちらからも見えるようにA1ポスターを2枚刷ろうとすると、まずA3一枚80円刷る→それを拡大コピー320円×2で720円かかることになる。それをレーザーで代用しようと言うのだ。 

 だがこのレーザープリンタはA4用なので、A1ポスターを作るには8枚を貼り合わせなければいけない。これは意外と厄介で、単純に拡大すればいいというものでもない。というのは、プリンタは紙いっぱいに印刷することはできずかならず端っこに印刷不能な数ミリの隙間ができる。また、紙と紙を貼りあわせるには糊代がなくてはいけない。ただ単純に拡大しただけでは、つなぎ目の部分が不自然になってしまうのである。

 しかし今のプリンタドライバには、これを自動でやってくれるオプションがある。糊代のことまで考えて、つなぎ目を少し余裕を持って印刷してくれるのだ。これを自分で計算して印刷用のデータを作るのは、昔やったことがあるがかなり面倒くさい。のでオート機能を使おうと思うのだが……

 2×2,3×3、4×4といった二乗倍のオプションはあるのだが2×4の8倍に拡大するオプションはないのである。面倒くさい……自分でやるのか……というかコンビニでやるか……とも考えたがここでひらめく。

 4×4のオプションを選択して、画像の半分は空白にしておけばいいのである。こうすれば4×2の部分に8倍拡大のA1ポスターが印刷され、残りの4×2はただ紙が送られるだけでおわるはずである。なんて完璧な作戦だ……

 レーザープリンタから印刷された紙が次々と出てくる。これを貼り合わせればA1ポスターになるんだ……と思っていたらなんか設定を間違えて画像の一部分が超拡大されたものが出来上がる。バラバラに出てくるから途中じゃわからないよトナーを無駄にしてしまう。

 ……書いて今気付いたんだけど、A1ポスター2枚作るのが目的なんだから最初から元絵を2枚並べたものを16倍拡大して半分だけ貼り合わせる×2すれば一発で2枚できたな……

 やり直してなんとかA1ポスターを2枚作ることに成功する。貼り合わせる枚数が2倍になるのはあれだがいちいちコンビニまでいかなくて良いので楽ではある。で、カラートナーの残量を見てみると4割減っている。まだ24枚しか刷っていないんですが……公称700枚ということだが、全面に色が塗ってあるカラーイラストはメーカー想定外なのである。背景までびっしり色が塗ってあるカラーイラストを印刷するなら100枚も無理かな……替えのトナーは高いし。結局コンビニプリントとそんなに変わらないのである。というかコンビニプリントが薄利すぎて出血大サービスなのである。コピーしにいったついでにタバコでも買ってもらえないと店は潤わないのである。

 なんかコミティア参加記録のはずがレーザープリンタ日記になってしまったが急にコミティア115当日朝に戻る。9時30分頃会場に到着して陣地構築する。レーザープリンタで刷ったポスターを貼る。最近完売作品がぼちぼち出てきたので、陳列に全力を出すまでもない。陳列棚を一個しまう。それでも既刊が13種類あるのだが。

 11時になりコミティア115が開幕する。

 クロ僕屋同人誌は電子書籍版も出ています
 
並べてみてびっくりするけど多いな!

 

160130 コミティア115
160131にビッグサイトで開催される創作同人誌即売会コミティア115に参加します。スペースは【N11b】です。

【新刊】「大江戸七十七夜」江戸時代劇を77頁集めた短編集です。
・江戸の質屋 むじなや 32頁 婿入りを控え金に困った武士が町外れの質屋に春画帙を持ち込むが……
・蕎麦の呼び声 8頁 クトゥルフ+時そばの異次元融合
・まんじゅうこわい 8頁 古典落語を大胆解釈。
・めぐろのさんま 8頁 古典落語を新解釈2
・てならひ 8頁 大店のババアと番頭の関係が見どころ。
・瓦版屋佳織見聞帖 8頁 武家の娘佳織が男装して心霊スポットを突撃取材。
・西瓜 5頁 台詞無し一発ギャグ。


無料配布ペーパー「オートパーラー比良坂」 かつて友人と寄ったオートパーラー(自動食品販売店)。レストアした40年前の愛車CB750fourに乗ってそこを訪れた初老の男が、バイク乗りの若者に自販機のうどんを奢られる… 第13回思い出食堂新人漫画賞奨励賞受賞作品です

その他既刊山のようにございますぜひ【N11b】クロ僕屋においでください。

 

160129 MGM2.11で見た本5

{大伽藍の穹窿の如き猿の眼}[青空みどり]

1988年のハーフリータという雑誌に乗ったが単行本化されなかったものを21世紀になって復刊したもの。尻から出たスパゲッティを食うとかどうかしている異常な世界が描かれているのだが、売れないまんが家の日常話は淡々と進んでいく。登場する主人公は作者自身であろう。K君は駄作に絶対の自信を持っている意識高い系のクソ野郎だが、実在の人物を何人か混ぜたものであるという。この世界全体も、現実の世界を作者さまの不安が歪めたものだろうか。巻末に作者さまがノートを埋め尽くす落書きが載っているのだがこれが凄い。一見カオスに落書きされているようだが、文字は丁寧で大きさがノートのラインとぴったり揃えられていたりと、パラノイア的な執念を感じる。

{月の位相}[真夜中のカフェ]

 卵から生まれた男が、月を追えという神?の声を聞く。考える力もなく声のままに月を追う途中で女と出会い交わると、男は考える力と自分に対する疑問を持つことになる。なぜ僕は月を追わなくてはならないのか……男は急激に老いて死ぬ。遺された女は月を出産する……
 アダムとイヴの神話を思わせる奇譚である。なんだかわからないままがむしゃらに夢を追っていた少年が、結婚していい歳になると、もはや生活の維持のほうが大事になり夢を追うことをやめる……だが彼の息子が第二の夢となる……そんなふうに読むこともできるが「これはこういう物語だ」と言語化するのは野暮というものだろう。

 

160128 MGM2.11で見た本4

{食品サンプルの女}[ヒラヤマハルタカ]


 食品サンプルのアクセサリーを付けて生活し、部屋が埋まるほど食品サンプルを集めている女。結婚を機に食品サンプルを集めるのをやめてくれと男に言われ、それを断って振られた直後から、普通の食べ物が食品サンプルと化す怪現象が発生し何も食べられなくなってしまった……
 たしかに食品サンプルにはなにか心惹かれるものがある。子供の時など、デパートの食堂の前に飾ってある食品サンプルが欲しくてたまらなかったことはある。一度、アラビックヤマトを全部容器にこぼして固め、ジュースのサンプル的なものを作ろうとしたことがあった。うまくはいかなかったが……本来はごくごくと飲み干せるはずの液体が、個体として凍りつきなお外見は食べ物であるという非日常感が人の心を惑わせる。
 おいしそうに見えるのに食べられない、という事態は食品サンプルにかぎらず実は日常の世界によくある。美味しそうに見えたのに実際食べてみるとそうでもないな……ということはあるだろう。食品サンプルのように料理を綺麗に作るのは難しいし、放っておけば醜く腐ってしまう。結婚にあこがれてはいるが実際結婚することは躊躇してしまう……というようなことはあると思う。その点食品サンプルは腐らないでいつまでも綺麗なままである。綺麗な偽物で部屋を一杯にしていたほうがあるいは幸せなのではないか。
 ただ、最終ページをめくり終えて作品に浸りたいのに巻末に載っている自作品に対するコメントは蛇足に感じてしまう。

{繋がれた人}[SCOPE CAT]

 戦場で体を失ったサイボーグ兵士がジャンク屋に拾われて、鵜飼式と呼ばれる、母機にコードで繋がれた形式のサイボーグにされる。コードが抜けると1時間で死ぬので事実上ジャンク屋の親父に飼い殺しされ、強制労働させられる立場である、だがその親父が死に、今度は別の施設につながれることになる……
 別の施設で仲間が問題を起こしたため、手足を奪われただコードで繋がれただ生かされている状態がさびしい。まるで子宮の中でへその緒で繋がれた胎児のようでもある。母機から伸びるへその緒のようなコードから離れると死んでしまうというアイディアがいい。今の段階では未完だが、恐らくは主人公は最後にコードを切るか切らないかの選択を迫られるのだろう。

 

160127 MGM2.11で見た本3

{推理クイズあなたは名探偵}[学研]


 ビンゴ大会で戴いたもの。奥付もバーコードもないのでいつのものかわからないが、角が擦れ紙は茶色に日焼けしていい感じに年代を感じさせる。中身は少年向きのクイズである。イラストは学研ひみつシリーズとかで描いていらっしゃった先生がたの手によるものだろう。最初の方は「いすを壊したのは兄弟のうち一番重い子である。夏子は春男より重く冬子は秋男より重く冬子は夏子より重い。犯人は誰か?」という、論理パズルを無理やり事件にこじつけた問題が続くが、後半になると氷の塊を凶器にして、融解させて証拠を消すなどの推理小説に定番のネタが出てきて難しくなる。しかし答えの解説が2行しかないのでなんだかわからない物も多い。「影がないから晴れというのは嘘だ」というのはどうなのイラストの表現の問題じゃん。ある車の下が濡れてないからその車は来たばかりだというのもトーンが貼ってあるかないかというイラストの表現の問題だしトーンが水濡れを表現しているというのなら店の庇の下にトーンが貼ってあるのおかしいじゃない。納得出来ない子どもも多かったろうなあ。

{心中屋}[石黒晃密]


 堕落国民を「ダザイ」とし殺処分する極秘組織「終焉会」を政府が設立するという最初の1頁がいい。1頁で世界観が分かる。一見柔和な優等生の少女が実は歪んだ性癖の持ち主で小動物を殺したりものを破壊するのが趣味だった。彼女はダザイと認定され終焉会の男に命を狙われるがそこに心中屋と名乗る謎の男が乱入する。
 真っ赤に染まった表紙がいい。目立つし作品のイメージにぴったり合っている。心中屋が偽善を振りきって悪の道へ堕ちていく者を手助けするという善悪逆転した世界観が良い。破壊なんて楽しくないと言いつつ喜々として少女がものを破壊している、台詞と絵が矛盾している表現が良い。心中屋も謎の男にとどまらず、見世物小屋で醜悪な見世物にされて生きる意味を見失ったという過去が描かれていてよい。絵はどんどん上手くなっている。ただ、状況がわかりにくい。路地裏で大量殺人するところは殺人シーンは抽象的でもいいがその前にこれから惨殺される群衆の絵と反応が欲しかった。

 

160126 MGM2.11参加記録2
 MGM2.11はまったりと過ぎていく。参加者の少なさの割にはそこそこ活気があったような気はした。見本紙だけを並べた見本紙島があるのだが、そこに人が多かった。全部の新刊をまとめて見られるので手軽なのだろう。見本紙島だけで10サークル以上ぶんの卓を消費するので参加サークルが少ないのもごまかせる。

 そして16時になり閉幕。だがそこでMGM2は終わらない。この即売会は珍しい事に終わった後そのままその会場で宴会が始まるのである。同じ建物に仕出し屋が入っていて料理を運んでくれるのである。

 料理が来るまでの時間読書会ということで、提出された見本紙を回し読みする。

 で、料理が来る。参加費は別料金で酒を呑む倍は3000円、飲まないなら2000円とのこと。大量の酒と、なぜかハムの差し入れがある。ごっつあんです。分厚く切られたごつい肉の塊である。工場産直らしい。サンドイッチと一緒に食うと美味し。

 ビンゴ大会が始まる。景品は参加者の持ち寄りだ。数十年前の怪しい劇画本がありそれが欲しかったのだが巴里夫先生がゲットされる。なぜか参加されている巴里夫先生はかつて貸本少女マンガの時代から少女マンガを描いていらっしゃる大先生でいらっしゃる。というかMGM2は歴史が古い即売会なので実はそういう先生が多くいらっしゃるのだ。

 自分もビンゴになり、40年前?くらいの学研から出されたなぞなぞブックをゲットする。シミまくって茶色になってる紙がいい感じを醸し出している。ビンゴ大会があるなら、この前もらったけど使えなかったほぼ新品のお絵かきデバイスを提供すればよかった。

 続く。

{殺された7日間}[?]



 見せてもらったまんが。「なのかかん」ではなく「なぬかかん」というルビがふってある。そういう読みが普通だったのかな? これは詳細はよくわからないが貸本漫画時代?のまんがである。アオリには面白くてためになるだの、考える力をつけるだのと教育まんがっぽいことが書かれているが、これは要するに子供が「ためになるって書いてあるじゃないか買ってよう」とねだるための方便である。この時代はまんがなど低俗でくだらないものの代名詞であったから、ウチはそうじゃないですよときっとどこもアピールしていたのだろう。定価は130円。この時代高かったのかやすかったのかわからない……
 冒頭で真っ青な顔の男が出てきて、新聞配達している勤労少年の主人公が「顔色が悪いですね」というようなことを言うのだが、その頁はカラー印刷であり男の顔は顔色が悪いというレベルでなくホントに青くぬってある。時限式の毒を飲まされてあと数日で死ぬということである。そんなに顔が青いレベルの体調不良ならとっくに意識がないと思うのだが……とくに探偵でもない主人公の少年が首を突っ込み、男に毒を飲ませたやつを探す。男が盛り場でヤクザに囲まれて殴られるところなどは時代背景も相まってリアルに怖い。教育に良い……? 男が店の裏でヤクザにボコられてズタボロになっている一方その頃、ステージの上では踊り子が優雅なダンスを踊っているという場面の対比が妙に映画的な技巧を感じさせる。
 どうも調べていくうちに、男は九州で油田を発見したためその利権がらみで命を狙われたのではないかということがわかってくる。九州で油田……? これ、思うんだけど多分海外のハードボイルド小説の設定をまるまるパクって舞台だけ日本にしたんじゃないかな? 油田という要素が唐突過ぎる。日本であの時代なら炭鉱でよかったと思うんだけど……
 毒の詳細はよくわからないまま、毒を盛った殺し屋は崖から落ちて死に、解毒薬が手に入って男は助かった。何だったんだあの毒……中国の奥地で手に入れた百年に一度しか咲かない謎の花から採った毒でもなければ、CIAが開発したハイテクなやつでもなく単にストーリーを都合良くすすめるための小道具でしかなかった。この毒も何か元ネタの推理小説あたりから強引に引っ張ってきたのかもしれない。いまこのプロット出したらなめてんのかと言われるレベルだけど逆にいうとその小道具のせいでストーリーはさくさく進み、なんだかんだ言って最後までノンストップで読み進めることができた。なんかいまの日本のまんがは手塚先生から始まったみたいな認識になってるけどそれ以前に歴史に残らなかったこういうまんがが膨大な量あって、手塚先生もそれらを読んで育ったはずなのだ。


{チャンバラ・ガールズ}[電脳吟遊館]

 不死者と化して江戸時代から現代まで存続している大名が日本征服を目論む。それを人斬り許可証を持ったチャンバラガールズが食い止める。絵は精緻さに欠けるが勢いがある。ストーリーは怒涛のように最後まで流れていき中だるみすることはない。刀を持った美少女集団が闘うというのは時代に合っている。各キャラの獲物が太刀、打刀、槍、小太刀二刀流と分かれているのはいいので、性格にも読者がわかりやすい個性があるといいかもしれない。

 

160125 MGM2.11参加記録1
160124に東京都板橋区立グリーンホールで開催された同人誌即売会MGM2.11に参加した。

 当日5時に起きる。起きてから荷造りを始める。今日の荷物は5kg級の超軽量である。グリーンホールに行くには都営三田線板橋区役所前で降りればいい。もう12、3回は行っているのでもはや電車の乗換に関してとくに何も考えるまでもない。電車の中で「少女終末旅行」の2巻を読む。電子書籍版のほうである。人類が滅亡した後の世界をバイクで旅するまんがである。誰もいないが電気は使えるような都市をひたすら進んでいく感じがいい。1巻の「戦争」がいい。電子書籍なのでタブレットに入っていた「惑星9の休日」も読む。いい……これを読んで「空飛ぶ機械」を描いたのだ。電子だと思いついたらすぐ取り出せるのがいい。

 とやってる間に板橋区役所前駅に着く。9時半、会場には5人ほどしかいない。荷物は少ないのであっという間に展開できる。
 うちは2机合同なのだがもう一方が来ないのでそのスペースを「まんが拝見スペース」としてみた。スペースの前に椅子がおいてあってこちらが参加者の持ってきた本を読むというスペースである。易者か。11時になる。参加数は40サークルくらいか。一時期は70サークルまで回復したのだが少ない。会場入り口に一般参加者の数人の列ができている。

 開場するとそこそこ活気があるように見える。一般参加者もある瞬間に会場内に10人位はいるようにみえるんだけど実はサークル参加者が出歩いているだけなんだよなあ……うちも他のサークルを見て回る。出ている時間のほうが長かった。MGM2とはそういうイベントです。

 コミケ初期に出されたカタログやパンフレットのたぐいを見せて戴く。全参加者の住所がバッチリ載っている……実際に参加されたかたのお話によると一時期は会場のキャパシティに対しあまりに一般参加者が多すぎて、入れ替え制をとっていたこともあったらしい。流れ作業のように各スペースを回らされ、本を取って読んで判断する暇などなく片っ端から表紙買いするしかない。スマホで情報を交換することもできないので一人でそれをやるしかない。で、出口まで押し流されてもう一度回りたければまた数時間ならんで二、三回先の入れ替えまでまたなければいけない……いまのコミケがいくら地獄といったところでこの時よりはずっとマシなのだ。

 続く。

見た本1

{南極サファラー}[ケヅカリョウイチロー]

 
 南極で遭難した研究者の女性が極地用アンドロイドと一緒にサバイバルする。使われていない基地にたどり着いたがエネルギーがない。アンドロイドが自分のエネルギーを基地に与えて女性を温めようとするところがいい。絵がいい。もうちょっと寒そうな感じが欲しかった。
 
 

160123 まんが研究シリーズ6 まんがモンタージュ


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 明日東京都板橋区立グリーンホールで開催される創作同人誌即売会MGM2.11に参加します。今日時点での参加サークル29……一時期は200位上のサークルが机をふつう2分割のところを3分割してひしめきあっていた、参加すること自体が意識高い系のお高く止まった即売会だったのに……今回はまんがを見るスペースを出します。まんがを捌くのではなく見るのです。スペースの前に椅子がおいてあって参加者様のまんがを私が見ます。その場でまんがを読んで、このサイトで書いているようなことをいいます。コミティア出張編集部のようなものです。私は編集でもなんでもないので私が面白いと言ったところで仕事にはつながりませんが。漫画家志望者の方、いきなり編集部に乗り込む前にクロ僕屋スペースを練習台に使って下さい。これは運営とは関係なく勝手にやります。人出自体が少ないイベントなので1人でも来たら成功としましょう。
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 (承前)届いたレーザープリンタだがでかくて重いので設置場所が限られる。PCの近くには置く場所がないので遠くにおきたいがUSBコードが届かない。その日は諦めて次の日コジマで長いUSBケーブルを買ってくる。さっそく試しに印刷してみる。
 
 tiffとpdfでは同じ原稿からつくったデータなのに印刷結果が違う。pdfはコンビニでプリントアウトした時とだいたい同じだがtiffのほうは字が太ってまっくろく見えてしまう。何かpdfと色も違って微妙に緑っぽいのでtiffのほうは白黒なのにカラー原稿判定されているらしい。

 コピー誌の1頁はA5なのだが、印刷するのはA5の2倍の大きさのA4用紙だ。プリンタソフトのほうでA5のページを自動的にA41頁にまとめてくれる機能がある。注意すべきは、普通の文書は左上から右下に進むものだがら、左側にページ番号が若い頁が来てしまうということである。「右から左」オプションをチェックしなければならない。プリンタ任せで2ページを1枚にまとめると、余白がついて小さく印刷されてしまった。最初からA4用紙にA5原稿を2枚ずつ並べたデータをつくったほうがいい。

 両面印刷機能もあった。ただし、コンビニコピー機みたいに機械の中で勝手に紙をひっくり返してくれるのかと思ったらプリントアウトされたものを自分でまた給紙トレイに戻す方式だった。だが便利ではある。

 ようし160131コミティア115のぶんのペーパーもまとめて印刷するぞ。ん? このピカピカ光ってるKマークは何かな……
 トナー切れサイン。ええ……500枚入の紙がまだ半分以上余ってるぞ。両面印刷したぶんも考えに入れたとしてもまだ200枚くらいしか印刷してないぞ。公称700枚じゃなかったのか。どうもメーカーの考えている普通の書類とは文字ばっかり書いてあるやつのことで、まんがはベタ塗りしてあるから普通の書類の3倍近くトナーを食うらしい。
 コジマに行ったとき確認してきたがレーザーのトナーなんて売ってないし。アマゾンで見てみるとメーカー品ではない互換トナーが一個1200円だ。印刷枚数を好意的に見積もって250枚で1カートリッジとして一枚4.8円。紙が一枚一円なのでA4一枚で約6円。ジョイフルホンダの夢コピー機はA3で6円だからそこでコピーしてきて半分に切ればA4は3円相当だ。ジョイフルに行ったほうが安い。業務用のでかい機械だし備品もどっさり確保してあるから紙切れもトナー切れもあり得ない。家庭用プリンタが敵う余地がない……うすうすわかってたことだけど……ギフト券でタダで買えたのが救いか。10円コピーよりはやすいので資料を印刷するのにはいいし、カラー出力できるのはやっぱりコピー誌つくるなら専門店に行ったほうがいいということだ。ジョイフルは印刷専門店では全く無いけど。
 さっそく替えのトナーをギフト券で注文したけど届くのは明日以降……十分早いけど。MGM211は明日なんです。トナーが届くまでレーザープリンタ、17kgの墓石と化す。

 ただコピーに行く前に家で原盤を出力するのには使えるか。コンビニで失敗が発覚した時は一端家に帰らなければいけないが、家プリンタならもしページ並び順を失敗していたことに気づいてもすぐに直せる。カラー印刷のコストはA4一枚が公称18円。おそらくこれも色のついたグラフとかがちょっとだけある書類を想定している数値のはずで、カラーイラストなどのコストは2倍じゃすまないだろう。公称の3倍だとするとコンビニコピー機と同じ値段になる。ただ家プリンタは好きな紙を投入できるのでコピー誌の厚紙の表紙をカラーで刷れるのはいい。インクジェット用写真用紙とかをぶっこむとドラムに張り付いて即死するので紙は限られる。
 
 結論。コピー誌はお店で作ろう。  
 

160122 まんが研究シリーズ5 どこに居る?

 (承前)注文確定する。アマゾンギフト券が、注文すると自動的に消費されるという仕様なのが不安である。ギフト券を使用しますか? の選択肢すらないのでひょっとして現生のほうが使われてしまったのでは……という不安が拭えない。ギフト券の使用履歴で、ギフト券だけが消費されていて現金は払っていないことを確認してほっとする。おかしいな現金っていってもべつにお札をパソコンのCDROM入れるとこに通してるわけでもないのになんで現金て表現したんだっけ……でも今手書きっていってもペンタブで描くことだし……それはどうでもいい、で、お届け予定日が29日になっている。コミティアの2日前である。コミティア前日に印刷作業ができるかな……と思う。
 30時間後、予定より9日早く届く。
 
 160124に東京都板橋区立グリーンホールで開催される創作同人誌即売会MGM2.11に参加します。びっくりすることに2日前なのに公式サイトに何の動きもないことからもわかるようにだんだん参加者数が減り衰退の一途をたどる即売会です。ふつうに本をおいて捌こうとしたところで徒労なので今回はまんがを見るスペースを出します。まんがを捌くのではなく見るのです。スペースの前に椅子がおいてあって参加者様のまんがを私が見ます。その場でまんがを読んで、このサイトで書いているようなことをいいます。コミティア出張編集部のようなものです。私は編集でもなんでもないので私が面白いと言ったところで仕事にはつながりませんが。漫画家志望者の方、いきなり編集部に乗り込む前にクロ僕屋スペースを練習台に使って下さい。これは運営とは関係なく勝手にやります。人出自体が少ないイベントなので1人でも来たら成功としましょう。
 

160121 まんが研究シリーズ4 ペルソナ(役柄)の同一性

まんが研究シリーズ4 ペルソナ(役柄)の同一性 by クロ僕屋@ティア【N11b】 on pixiv


 エンマンコロシアムの参加賞で31000円分のアマゾンギフト券をもらった。どうせ現金に換えられないので使ってしまうことにする。何に使うか。とうぜんまんがのために使うしかない。何が必要か。プリンタだ。
 かつてインクジェットプリンタのシリコン部品がかびて壊れていらいプリンタを維持するのが面倒になってコピー誌もすべてコンビニコピーで出力してきたのだが、ギフト券でタダで買えるならプリンタを買ってしまおう。だがインクジェットはもう懲りた。本体はやすいがインクが高いし。ので昔は安物の詰め替えインクを多用していたのだがそのせいでノズルが詰まったのかもしれない。ここはインクジェットではなくレーザープリンタを買うのだ。
 B4まんが原稿が印刷できるようにしたいがB4サイズのプリンタというのは存在しないのでひとまわり大きいA3サイズで検索だ。すると3万円以内で手頃なのが見つかった。評判もいい。これにするか……と思うがスペックを見て驚く。重量51kg……51kg!? 何かの間違いじゃなくて!? コミケに曳いていくカートより重いわ。持ち上げるのすらも困難な重さだ。正気か。続く。
 

160120 まんが研究シリーズ3 まんが文法上のキャラクター「ペルソナ」

まんが研究シリーズ3 コマのコンテクスト by クロ僕屋@ティア【N11b】 on pixiv


 

160119 まんが研究シリーズ2 まんが文法上のキャラクター「ペルソナ」

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54799418
サルでも分かるマンガ教室を読んで育った世代の評論家が「イヤボーンの法則」という名を普通に使っている。こういうのは先に名前をつけたもの勝ちなのです。
 

160118 まんが研究シリーズ1 コマ数と補間

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54783796
創作同人誌即売会MGM2のカタログに掲載されたものです。まんが入門書を見ても道具の使い方やシナリオの練り方は書いてあってもそもそもまんがとは何なのか、という問いを投げかけるものはまれです。理論派の石ノ森先生ですらそうしなかった。しかしアメリカのまんが研究家スコットマクラウド先生の「Understanding comics」はまんがとは何なのか、という問いから始まる。何かを成すにに当たりそもそもそれは何なのかと問うことは当たり前のはずなのですが今までそれを考えたことはなかった。名著なのですが日本語版はプレミアが付いている……
 

16011567 武蔵野美術大学卒業制作展示会にいく
 武蔵野美術大学卒業制作展に行った。

 大学は卒業するとき論文を書くのだが美大は卒業制作と言ってなにか美術作品を作ればいいのだ。有名な例では篠房六郎先生の「空談師」がある。90頁クラスのまんが作品でありアフタヌーンで連載までいった。

 で、それらの作品を展示して一般に公開するのが卒展だ。当日朝8時に起きる……はずが9時になってしまう。駅についたのは9時半であった。ここから2時間半かかるのだ。学生の頃は1時限が9時からだったので6時半には出発しないと間に合わなかったわけだが毎日よく通ってたな……いちおう母校なのである。ただ、自分はデザイン情報学科という絵を描かない学科に数学と英語と小論文か何かで入ったのでデッサンなど数枚しかやったことがなかったが。

 電車の中で{魔法ファンタジーの世界}[脇明子]を読む。読み終わってしまう。二時間半あるのだ。次の一冊にとりかかろうとしてここどこだっけ……降りる駅を忘れる。学生時代は自動的に乗り換えていたのだが、もう十年以上を経てわからなくなってしまった。自分のタブレットはネットにつながらないし……仕方ないのでなんとなく勘で国立では遠すぎるし武蔵小金井は武蔵とつくが武蔵野美術大学とは関係なかったな……と国分寺駅で降りたら正解だった。

 国分寺駅は駅前に隕石でも落ちたのかというレベルの大穴が開いていた。5年を掛けた大改造の真っ最中らしい。パチンコ屋の近くになぜだか分からないが都合よく景品を買い取ってくれる店があって人がたくさん並んでいるのを見て社会の仕組みがよくわからないな……と学生時代思っていたのだがその場所も丸ごと潰されて無に帰していた……しかし昔の記憶をどうにか呼び覚まし小道に入るとその先に十年前と変わらないバス停があった。
 
 バスとローカル線の2種類あってローカル線のほうが50円位安いのだが駅から1km以上歩くことになる。学生時代は歩いて往復100円を節約しブックオフで古本を買い集めていた。いまだその負債が段ボール1ダース以上残っているのだが……今日は+50円払って大学の前に横付けしてくれるバスに乗るよ。

 朝鮮大学校駅の次にある武蔵野美術大学駅で降りる。大学が隣接しているのである。昔は敷地の塀越しに火炎瓶を投げ合って学生同士が戦ったこともあると先輩が言っていたのを聞いた覚えがある。なんで戦う必要があったのかよくわからないが……

 武蔵野美術大学の門をくぐる。初めてこの門をくぐったのはもう16年前のことなのである……信じられない。もう時間はあっという間に過ぎ去っていく。で、9号館の前の芝生に巨大な弥次郎兵衛が建っている。電柱ぐらいある火の見櫓っぽい建物の上に電柱クラスの弥次郎兵衛がグルングルン揺れている。兵器か。建築学科だろう。動力がついていてわざと動かしているのかと思ったが後で見たら静止していたので風で動いていたらしい。

 9号館に展示されているのはデザイン情報学科や視覚伝達デザイン学科などである。正直学生時代は他の学科が何やってるのかとか全く知らなかった。9号・1号・12号館以外ほとんど入ったことなかった。ここではプロジェクションマッピングを使ったものが多かった。砂を掘ると、上からのカメラが掘った砂の深度を感知して、ライトをつけ砂に色を付けるというのは面白かった。あとはポーカーをするための台で、チップを置いたりするとカメラがそれを判定して光を当て派手な効果音がなるもの。コンピュータゲームではサウンドエフェクトが鳴るのが普通だが、それを現実の卓でできるのはいい。もしこれがマジック・ザ・ギャザリングなどのカードゲームで、出したドラゴンが3Dグラフィックで表示されて攻撃したら面白いだろう。ルールが複雑すぎて無理か。コンピュータ処理を現実に反映する、拡張現実の一種である。

 昼になったので12号館地下学食に行く。学生時代は毎日たまごうどんオンリーだったのだがたまごうどんが食券券売機にない。300円入れてきつねうどん230円を押す。余った70円で温泉卵オプションをつける。60円の贅沢である。10円お釣りが出る。安い……

 学食のテーブルの上にも一種の美術作品であろうか、美大に入って体験したこと作文を学生一般から募集してそれをよくファミレスにある三角形のあれの形にして各机の上に設置してある。どうもテーブルごとに違うものが置いてあるようだ。食べながらわりと楽しめた。

 9号館に行き最後のゼミの教授にお会いする。うだつのあがらない卒業生です……{スクリプトドクターの脚本教室・初級篇}[三宅 隆太]という本を勧められる。さっそく次の日図書館で借りて読みました。その内容はまた次回以降に。

 他の館も見て回る。まんが作品もあった。美大はまんが描いて卒業できるのである。ただまあ美大生であるから絵はうまいのであるが、一本のまんがとしてまだ完成には至っていなかった。

 アニメが上映されている部屋に行く。アブストラクト(具体的な何を表したのでもない)なCGアニメーションが見たかったのだがどうも最近は3DCG技術が当たり前すぎるのか、3DCGアニメ自体がなかった。むしろ手描き(といってもPC上でではあるが)の技術が見直されているようだった。あとはヌイグルミを1コマ1コマ少しずつずらして撮影するストップモーションものもあった。

 面白かったのはプロダクトデザイン(工芸工業)学科であった。未来の自動車を、CGや模型で提案する。模型がいい。大航海時代には王様に出資してもらうために商人が帆船の模型を持って行ったというが、やはり模型で提示されると金を出したくなるだろう。

 建築学科の、都市計画を都市のミニチュアで表現するというのも良かった。また、斜めに傾いたジャングルジム状の構造物が実際に建てられていて、実際に登ってもいいというものもあった。7人までは登っても耐えられるということなので強度計算もしてあるのだろう。

 建築やプロダクトデザインでは強度計算をして法律に適合するようにし、予算、期限、量産化するときのコストも考えなければいけない。だがまんがでは思いついたものを紙に描くだけだ。ファンタジー漫画であれば構造物が魔法の力で浮いていることにしたっていい。こういう未来の都市とか製品とかをまんがの中で描いてみたいんだなと今更ながらに気付かされた。というわけでつぎのまんがは架空の凄い建築物が舞台になります。

 帰りは{塩の街}[有川浩] を読む。着く数駅前で読み終わってしまう。往復5時間あるのである。1日で2冊3冊読めてしまう。そりゃ学生時代ブックオフに通うわ……今気づいたが学生時代ひたすら本を読んでたな……と思うのはこの通学時間の長さのせいだったのだ。ただまあそのとき読んでいた本が今になってまんがに活きてきているのでよしとしよう。
 

160115 いま描いているまんが

こういうまんがを描いていたのですが途中でまんがのテーマに気づいたので最初から練りなおしています。
 

160113 いろいろ


水曜日しちにんブログ更新『151231C89戦利品』

ひっそり更新しています。

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160131東京ビッグサイトで開催されるコミティア115に参加します。

新刊「大江戸七十七夜 クロ僕屋時代劇作品集」がございます。


2014年暮れから2015年にかけて描いて発表していなかった時代劇作品77頁を集めた作品集です。上は「江戸の質屋 むじなや」32頁。

全く未発表の「めぐろのさんま」8頁。
その他合計77頁となります。
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時期が前後しますが160124に東京都板橋区立グリーンホールで開催される創作同人誌即売会MGM2.11に参加します。だんだん参加者数が減り衰退の一途をたどる即売会です。ふつうに本をおいて捌こうとしたところで徒労なので今回はまんがを見るスペースを出します。まんがを捌くのではなく見るのです。スペースの前に椅子がおいてあって参加者様のまんがを私が見ます。その場で読んで、このサイトで書いているようなことをいいます。コミティア出張編集部のようなものです。私は編集でもなんでもないので私が面白いと言ったところで仕事にはつながりませんが。漫画家志望者の方、いきなり編集部に乗り込む前にクロ僕屋スペースを練習台に使って下さい。これは運営とは関係なく勝手にやります。人出自体が少ないイベントなので1人でも来たら成功としましょう。
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160112 新春神社巡り2
本日発売少年画報社さまの「思い出食堂特別編集 中華 炒飯・餃子・タンメン」に拙作「ラーメン」が掲載されています
「思い出食堂」はコンビニで手に入ります! もし面白ければぜひアンケートハガキをお送りください! 
http://www.g-comics.info/omoide.html
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第二の神社

 天満宮である。菅原道真を祀ったものとのこと。第一の神社から1kmも離れていない。公園の敷地内にあるのだが、公園とはフェンスで隔てられていて公園の中から入ることはできない。神社に入るには一度外に出るしかないのである。ここもおそらく第一の神社と同じく、残してほしいという要望から公園の敷地内に残されたのだろう。住宅地を造成するにあたり、都市公園法で定められた割合の面積を公園に充てなければならない。あるいはこの神社がここにあったせいでここは公園にせざるを得なかったのかもしれない。いずれにせよそれは新しく越してきた住宅地の住民の知るところではない。

 鳥居に昭和59年とある。その時ここは、農地を買い取って潰した広大な草原だった。ただし、40年後を見越して道路や電柱だけは先に設置されていた。公園も用地だけ先に整備されていた。子供の頃この公園ではないがここの近くの、誰も居ない住宅地にぽつりとある公園で遊んだ。周囲に家はないのだが、電線は通っていて公園には電気量を測るメーターが有り、水道も普通に流れていたので水遊びもできた。遊具もすでにあって、小屋全体が揺れるようなタイプのブランコや、ロープを滑車で滑るものなどで遊んだ。家が立ち並んだ時にはそれら遊具は危険だとされる時代になっていたので何もなくなっていた。この神社も何もない草原の真ん中にぽつんと建っていたはずである。

 続く。
 

160110 新春神社巡り1
神社めぐりに行った。毎年正月には自転車で行ける範囲で神社をめぐることにしている。というかもう1年経ったのか……昨日のことかと思う。

 まずは十数年前から気になっていた場所である。大学の夏休み、今から考えるとなんて時間の浪費だったろうと思うのだが毎日暇して地図を見てふらふらしていたことがあった。

 ここはかつて十数年前、地図上で発見した神社である。地図には神社と書かれているのだが、実際行ってみると、住宅の土台だけが出来上がっていて何の建物もない、葛に覆われたただの草原だったので道を間違えたのかと思い通り過ぎた場所だ。でもよく考えるとなんか不自然に区切られた閉鎖空間の中になにかの小さな建造物が経っていたことを思い出す。あれが神社だったのである。拝殿があるものを思い浮かべてしまったので気が付かなかったのだ。今同じ場所に行ってみると、そこは住宅街のど真ん中になっていた。この神社がなければ同じ場所とは気づかなかっただろう。この神社は調整池の敷地の一部を分割するような形でひっそりと建っている。フェンスの扉は閉じられていて入ることはできなかったが、新年向けの新しい飾りなどが取り付けられていたので誰かが手入れしているのであろう。

 これはもしかしたら北総だけかもしれないが、ここらあたりの住宅街には雨をためて水害を防ぐための調整池が必ず設置されるのだ。条例だか法律だかで面積に応じて大きさが決まっているのだろう。大雨が降ったら社のある土手以外は水没して神秘的な雰囲気になるはずである。こんど大雨の次の日当たりに見に行ってみよう。

 この神社はこの住宅街が存在する遥か前からここに存在しているはずである。この新しい住宅街に越してきた付近の住民はなぜここに神社があるのかわからないだろう。近くにある神社から類推するにおそらくは明治時代にここが新田開発された時に、近くの農家数件が共同で建築したものではないかと思う。似たような縁起を持つ似たような大きさの神社が数キロ以内にある。で、戦後に山万というディベロッパーがここに計画都市ユーカリが丘を建築するに当たり農地を買い取っていったが、神社は残せという要求から妥協策として調整池の一部として残すことになったのではないか。これは全くの想像だが。こういうことも石碑に刻んでおけばいいのに。というか今の時代、テキストと画像ファイルをメディアに記録して社の中に保管しておいたらどうか。いやそれするくらいいならグーグルマップにアップロードしておけばいいか。いつかはARメガネで、社を見たらその縁起と過去の写真が閲覧できる時代が来るだろう。

 続く。
 

160109 コミックマーケット89で見た本5

{Fes34.0}[名城大学漫画アニメSF研究会]


{タチ×ネコ}[裏側]
 「俺の名は吉彦ゲイの塗装工だ」どういう第一声だよナイス。オカマと同居してるおっさんの部屋にしゃべる猫が来る。ネコは友達の猫がとなり町のスイーツ店にいるので連れて行って欲しいという。だがそこは気取った高級スイーツ店。おっさんは行きたくないがオカマの方は行ってみたい。オチは「猫のせいでいやいやスイーツ店に来てみたが結構美味いじゃないか」で良かったのでは。
{オッカシーナ!}[縞蟹ひさし]
 少年誌的パティシエバトル。無駄にはでな必殺技でお菓子を作る。審査員のリアクションもうますぎて服が脱げる、白骨化するなど意味がわからなくて良い。得点が1不可思議点であるなど数字の無駄に多い桁数も良い。

 学漫コーナーでゲットしたものである。学漫とは大学の漫研の類で、今回のコミケではある通りの両側すべてが学漫の学漫通りがあった。漫研のたぐいは部費を集め部員が描いたまんがを部誌にしてコミケなり学祭なりで出すのである。学漫のたぐいは数多出ているが読んで理解できるものは正直言って少ない。他人が読んで理解できるまんがを描くということは著しく困難なことなのだ。

{Grimoire}[無極庵]


 魔女の資料集だ。コミケやコミティアでいつも見かける老舗のサークルさまである。このサークルさまの「魔術」は20年ほど前から少しずつ少しずつ版を重ね累計発行は万に達しいているとのこと。ていうかうちにもあるし。ファンタジーまんがを描こうというような兄貴達の本棚には必ず収まっているベストセラーなのである。収録されている魔法陣の一部には昔の著作権の切れた魔術書から採ったものもある。昔の魔術士が紙に引っかかるわインクは漏れるわの羽ペンと目盛りのない定規と固定できないコンパスで下描きなしで実際に描いたのであろう。それが遥か極東のコミケでゲットできるって凄いなあ……

 

160108 コミックマーケット89で見た本4

{自閉を巡る冒険2}[studio走印]


 これは実際に自閉症のお子さんユウ君をお持ちのご両親が描かれたドキュメンタリーまんがである。1巻を5年位前のコミティアでゲットしたと思ったが、その続編である。1巻ではユウ君が保育園までの話だったと思うが、年を経て成長し就学しそれにともなって新たな問題も発生してくる。自閉症の方は情報が一度に入ってくると混乱してしまうので、親御さんはその時間何をすればいいかを絵などでわかりやすく示した時間割をもたせていた。これが養護学校の、誰も特別扱いしないという教育方針と対立して親御さんと学校の間で諍いが起きる。本人とは別の場所でも不理解による齟齬が起こるのである。
 ユウ君はガンプラは造ることができる。組み立てガイドが絵入りで詳しく書かれているからである。私事になるがこの前、印刷機が紙詰まりを起こした。印刷機の扉を開けると、言葉による説明がない(AとかBとかの記号はある)イラストガイドが描いてあった。この印刷機を扱ったのは初めてであったが、イラストガイドの1コマ1コマをただ順番通りにこなしていったらまったくの素人なのにいつのまにか故障を解消することができた。言葉でなく絵だけなので恐らくアメリカ人でもインド人でもエジプト人でもできるはずだ(鉄の円柱に磁力で版を作りそこにトナーを付着させそれを紙に写し取ることで絵を複写する機械であるという知識は必要かもしれない)。人間の理解力をうまく使った優れた情報デザインだと感じた。
 日常の世界には実はこのようなガイドはいくらでも存在している。電車で目的地に行きたければ、路線図を見ればいい。駅構内では看板に従うだけで目的の路線に連れて行ってくれる。電車本体も色分けされている。もっと基本的なことでいうと、コンセントは二本の鉄板が突き出していて、近くには2つセットの穴がある。この板を穴に差し込めば何かが起きるのである。作者さまはこれを「世界は手がかりに満ちている」と表現されている。ただしその多くは、先のイラストガイドようにはわかりやすくなく、曖昧でふわっとしている。「寒いですね」と隣の人が言ったなら窓を閉めるべきなのであるがそれはこの曖昧で不親切な世界に精通しないとわからない。それでもふつうのひとはこのようなガイドを何億通りと記憶してその都度必要な物を呼び出せるのだが、自閉症のかたはそのパターン数が少ない。しかしそこにあればできるのである。
 まあそういう意識に関する学術的なことよりも、世間の子とは少し違った子を持ったご両親が、世間の不理解とぶつかってそれを乗り越えていくさまなどは篤いものを感じさせるし、ユウ君と自転車のたびに出るところなどは楽しい。資料としても貴重な一冊であるが、なにより子育てまんがとして文句なしに面白い。

 

160107 コミックマーケット89で見た本3

{菫処方}[小原愼司]


 名作「菫画報(右)」の番外編だ。菫画報はいまキンドル版が出ている(アフィリエイト)。で、なんと本作は3D仕様である。といってもちょっとレトロな赤青のサングラスを使うタイプである。本に赤青サングラスが付属していて、それを掛けてみると奥行きがあるようにみえるのである。まんが自体も一部赤青で印刷されているのだ。飛び出すのと引っこむのを使い分けて奥行きがあるように見せている。こういう方法があったか……これ電子書籍でやるなら発色もいいしコストもかからないぞ。お話はいつもの菫画報である。新聞部の女子高生菫となんだかわからないが凄い運動神経を持つ上小路(前回の紹介で綾小路と書いてしまった)が、ロボットを作っていると噂の科学者の家に忍びこんだら本当にロボットがあった。繊細な年代の女子高生の妄想か現実か。日常と非日常の狭間の小道をかけっこして遊ぶような儚さがこのシリーズの魅力だ。3Dで奥行きが使えるならそれがストーリー上必然であったらもっと良かったかもしれない。

 

160106 コミケ参加参加記録4、見た本2
 (160103の記事の続き)
 コミケが終了する。これから高田馬場ミカドに行く。国際展示場駅前はコミケかというぐらい人がぎっしりだ。コミケか。新木場でいつもと逆方向の路線に乗る。りんかい線と山手線の乗換駅の大崎駅では、紙袋に本をぎっしり詰めた同士兄貴達が壁際でぐったりしている。新幹線か夜行バスを待っているのだろう……で、山手線高田馬場に着く。ロッカーにカートをぶち込みたいのだが、山手線高田馬場駅のロッカーはどれも全部閉まっている……まあ同じこと考えている兄貴達は多かったのだろう。東西線高田馬場駅のロッカーは幸い一つ開いていた。カートに比べてロッカーは小さいが、カートと荷物を分解することでなんとか詰め込むことに成功した。500円……同人誌が一冊買えるぞ。このときの決断がまさかあんなことを引き起こすとは……

 富士そばで鴨そばを食う。420円。400円の鶏天の方が良かったかな……で、入った高田馬場ミカドでは大晦日イベントが行われている。見たこともないマイナーゲーを、初めて触る人ばかりが対戦する大会だ。ファウルをしたほうがポイントになるというサッカーゲームは面白かった。ぬるいファウルでは審判が見逃すので、ボーるそっちのけでサッカー選手同士が飛び膝蹴りを繰り出し合う。店長の実況がまた面白さを増す。レッドカードをもらうともらったほうが即勝利なので審判の目の前で相手チーム選手の背後から延髄にタイガーニーを食らわせるのが勝利のポイントだ。
 
 ↑これこれ。
 自分も武力ONEというマイナー格ゲーの大会に参加する。使用キャラのパイソンが強いので1回戦は勝ち抜いたが2回めでプロレスのヒディングと当たり敗退。こ、これは武力フリープレイで散々ぶちのめされたガチ勢の動きだ。ヒディングはそのまま勝ち抜いて優勝した。

 閉店間際には年越しモーニングミュージックライブということでわざわざこの時のためだけに用意してあるというバブルシステムのグラディウスを起動させ、起動音楽を大音量で流す。バブルシステムという方式の基盤は、スイッチを入れてからしばらく温めないと動かないので、その暖機運転中に音楽が流れるのである。あ、閉店間際だよ。年は越してないよ。カートは駅に置いてきたのだが大して荷物の入っていない鞄の重みが数時間も店内にいると足の裏にくる。ケツが冷えたのかやや脚が痛い。鞄もロッカーにブチ込むべきであった。

 終日運転している東西線で帰る。ロッカーをあけようとしたら追加料金が必要です。なんだとまだ数時間しか経ってないだろ……ロッカーは終電の時間を過ぎたらもう一日分の料金が発生するのである。正月は終電はないがロッカーさまは杓子定規に追加料金を要求する。合計1000円であるぐぬぬ…

 西船橋に着く。ここで列車はとまってしまう。終日運転しているのは東西線までで、辺境の地である千葉へと続く東葉高速線は普通に始発まで動いていないのである。なんでや! 成田山に行く客はいるはずだろ! しかし動いていないということは成田山のあの百万人は、東京から来るわけではなくみな千葉県人なのか? 結局始発まで待って帰る。終点間際の列車の窓から初日の出を見る。といっても太陽自体は雲の中にあって見えなかったが。

 C89で見た本

 

{THE KAMEJI}[西野美容室]

 亀がリーダーになってバンドを組んでアメリカのウッドストックっぽいところで開かれている勝ち抜き音楽バトルに出場する。去年の冬コミで10巻をゲットして面白かったので、今年の冬コミで出た最新刊11巻をゲットした。1年越しの新刊だ。1年前、音楽まんがのはずなのになぜかボクシングに突入して、突然土石竜親方がリングに乱入したところでヒキで終わったんだ。一年越しに続きが見られる。と思ったら土石竜親方が引退してくまもんっぽい人が解説になった! ハリケーンが来てミシシッピ川が氾濫しそう! そのとき亀のカメジに毛髪が生えた! 待て次号! なんのことやら。次号は1年後なんだよなあ……
 で、あと10巻以外も全部くれした。現存する一番古い巻が6巻。2006年刊行だ。9年掛けて6巻なのである……果たして完結するまでに何年かかるのか? というか6巻が2006年ならひょっとして1巻は20世紀なのではあるまいか。こういう、年に一度しか出会えない作品と再開できるのもコミケの醍醐味の一つよ。2006年ではまだiphoneが発売されていなかったのだが、2014年の10巻では音楽バトルの行方は観客がスマホアプリでWEB投票して決めることになっている(2007年の7巻では無線式小型投票装置ということになっているのだが)。ウッドストックがモデルの割に意外と先進的……2015年の11巻にも河川の氾濫という2015年の時事ネタが入ってきている。他の巻のやや違和感がある唐突な部分はたぶんその年の時事ネタなんだろう。作中では数時間しか経っていないはずだが現実では9年が経過しているのである。


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エンマンコロシアム追伸

 応援してくださった方が多かった「食べる女」より、応援してくださった方は少数いらっしゃいましたが自分で次の話を投下するなどして工作した魔都継橋のほうが順位が高いというのがどうもしっくりこない。

 あと魔都継橋の残りの話を1頁ずつバラバラに投稿してみたら逆に意外と観やすかった。縦スクロールという形式を全く無視していますが、頁ものならむしろ1ページ毎のほうがいいかもしれない。見開きが出来ないのが難点ですが。

 あとポイント重み付けは
 「閲覧」……3ポイント
 「続きが見たい!」……10ポイント
 「コメント」……10ポイント
 「SNS拡散」……30ポイント×3種類
 「次の話を投稿」……10ポイント
くらいかな? どうも閲覧だけでも無視はできないポイント数は貯まるようです。
 

160105 エンマンコロシアム顛末記
コミケ参加記録を期待されていた方には申し訳ないですが今日はエンマンコロシアムについて書きます。コミケ参加記録は明日。

 151216に始まったエンマンコロシアムというWEBまんが賞に応募したことはすでにここでお伝えしていると思います。31作品応募して魔都継橋のみが予選通過という結果になりました。なぜ31作品もの多くの作品を応募したかというと、1作応募するごとに1000円のアマゾンギフト券が貰えるということだったからです。未だ連絡はないですが……とりあえず31作応募しただけで他のまんが賞で言う努力賞に相当する賞金は稼いだことになります。

 で、このエンマンコロシアムというのが、読者の投票で順位を争う形式です。ツイッターアカウントを入力するなどしてエンマンコロシアム会員になると、投票権がもらえます。1作品は第1話、第2話などと複数の話から構成されており、話それぞれに「続きが見たい!」「コメント」「SNS拡散」というボタンがついています。読者がこのボタンをおすことで投票できる仕組みです。

 それぞれの行動は1会員につき1回まで有効です。また、SNS拡散はツイッター、フェイスブック、ラインと3主に分かれていてそれぞれが独立して有効となります。さらにそれらは話ごとに存在するので、
 「続きが見たい!」
 「コメント」
 「SNS拡散――ツイッター」
 「SNS拡散――フェイスブック」
 「SNS拡散――ライン」
の5回の投票が話数ぶん、10話ある作品なら50回有効です。

 また、これら行動にはポイント付の差があります。それは投稿者にも公開されておらず推測になるのですが、
 「閲覧」……1ポイント
 「続きが見たい!」……10ポイント
 「コメント」……20ポイント
 「SNS拡散」……30ポイント×3種類
 「次の話を投稿」……50ポイント
 ぐらいの重み付けがされているのではないかと思われます。閲覧だけでも恐らくポイントは入るようですが微々たるものなのでほとんど影響はありません。次の話を投稿するのは投稿者だけができる行動なので読者が操作することは出来ません。

 で、自分はツイッターは普段使っているわけですがフェイスブックとラインのアカウントはなかったので、急遽取得して自分の全作品に「続きが見たい!」と「SNS拡散×3」を行いました。自分も会員の一人なので投票権は当然あります。さすがにコメントはコメントされた時に返すにとどめておきましたが……貪欲に勝ちに行くのだったら甘かったかもしれません。全部の話に自分でひと言コメントでも入れたほうが戦術的には正しかったはずです。

 で、驚くことに序盤にこれをやっただけで上位に食い込めました。みんながこれをやれば順位は変わらないはずなのですが他の投稿者の方でこれをやったのは少数だったようです。ポイントが貯まるとランキング上位に表示されるので、注目度は高くなります。自分の投票権を後にとっておくのは無意味です。最初に埋もれたら最後まで埋もれて終わりです。スタートダッシュが肝心なのです。

 SNS拡散には実は不具合があって、ツイートの例ですと、ボタンを押した瞬間にポイントが入るのでその時点でキャンセルすれば実際にはツイートしなくてもポイントだけ入ります。一回失敗したとき発見しました。実際にツイートしているかを判別することはプログラム上難しいのでしょう。ただ、不正と判断されて参加を取り消されても困るので、その一回は改めてツイートし、残り全部もツイートしました。ツイッターで#ENMANで検索すると自分のツイートばかり出てきます。ツイッターの検索の精度の問題かもしれませんが、どうもツイートボタンはあまり使われなかったようです。それでも上位作品は1エピソードにつき数十のSNS拡散がなされている。どうも最近はツイッターすらもう古くて、ラインで連絡を取り合い票を入れる時代らしい。

 20160104の23時半からランキングを注視していたのですが、5位〜6位にある自作を含めた作品の順位が頁をリロードするごとに変わるのです。同時にツイッターも見ていたのですが、ツイートは自分のものだけだったのでどうも他のかたはラインで連絡を取り合い票を入れるよう呼びかけていたらしい。正直興奮しました。ゲーム大会を見ているようで。

 で、ふと思う。これはいったいなんの大会だったのか。まんがを見て戴いて、面白いと思ったらSNSでつぶやいて戴く。これはまんがを見て戴く大会であったはずだ。なのに予選最後のほうは私もヒートアップしていた。ツイッターを使い、ボタンをおすことを煽った。応援していただいた方はありがたいですが本来は人に見せたいほど面白くて自発的にツイッターなどで紹介する、それが自然ではないかと。これは点取合戦だったのか。そもそもみんなまんがを見ているのか? 私は開催2日めに全部の作品を見ましたが。

 いや応援してくださった方にはとても感謝しております。今はもう自分で自分をアピールしていかないと生きていけない時代であるとはわかっています。でも本来出版社がプロモーションすべきところをユーザーにやらせてそれでいいのか。いやインディーズバンドとか若手芸人ではそれが当たり前ですが……

 で、組み合わせの妙で生き残った魔都継橋ですが、これは2012年のかなり古い作品で、今見るともっとうまくできたはずだな……と悔いの残る作品です。作品内の仕掛けがあまりに複雑すぎて読者のことを考えていない。しかしこれが通った以上、このシステムで合法的にできることは全部やります。魔都継橋には敢えて余らせておいたあと24頁があるので、これを1頁ずつ分解して24話分新規で投稿します。そしてそれらすべてに自分で入れられる票をすべて入れます。これだけで100票以上入り、一時的には上位に立てるはずです。たとえ読者が一人もいなくても。

 でもそんなことをして何になるのでしょうか。1頁ずつ細切れでは読者さまが読みづらいです。読者のことを無視した暴挙です。でもシステム上これが許されてしまうのです。ただの点取りゲームです。まんがはそんなものだったのか。おもしろいまんがをみてもらうのが目的ではなかったのか。おもしろいまんがが上位に入るべきではないのか。もしコメント欄が荒れたならどんどんポイントが入るだけです。ポイントがマイナスされることはないのです。そこまでしても最終的にはおそらくは5位以内には至らないでしょう。いずれにせよ、期間が終わったらすべての自作を削除します。
 
 愚痴になってしまい申し訳ございません。応援してくださった方に感謝しているのは本当です。わざわざ会員登録をしてまでボタンを押すという面倒なことまでしてくださっているのは大変ありがたいことです。ありがとうございました。

 

160104 エンマンコロシアム最終日、コミックマーケット89参加した3、読んだ本1
今これを書いてる現在が21時半で、24時まであと2時間半です。 得票式まんが賞エンマンコロシアムに参加していまして、もう投票がどうとか言うより、勝ち残らなかったまんがはあと2時間半で消えちゃうので最後に見ていって下さい!

 かつてスケブを描いたかたがまたいらした。このかたのスケブにかつて自分が描いたらしいのだがあまり記憶がなく、しかしスケブにはたしかに自分の絵があって2009年と描いてある。

 2015年の夏コミ?に6年ごしでこのかたがいらしてスケブを渡されたのだがそこに自分の絵を発見して驚いた。そのとき6年ごしに描いたのがこちら

 いまいち。2009年に描いたものののほうが魅力があった。腕が衰えているというよりはアナログ画材にほとんど触っていなかったからだろう。今回はちょうど画材入れにつっこんであったシャーペンとねり消しで描く。

 全然関係ない絵だがやはり鉛筆の表現力が高いのでひとつ上よりずっと魅力がある。次はこういうまんがを描こうかなと思っているのでこうなった。

 で、3時頃ミカドちゃんが完売する。コミティア114でダンボール2箱+小ダンボーるがサークル机の下においてあった時は絶望しかなかったがなんとか2箱抹消することができた。というか勢い余って自分のぶんまで捌いてしまったので手元に本当に一冊もなくなってしまった。
もちろんこれは高田馬場ゲーセンミカドさまのおかげであり実力ではない。念のため言っておきますがうちはファン活動として描いただけで「高田馬場のミカドちゃん」はミカドさま公式作品ではありません。

151231コミックマーケット89で読んだ本1



{怪奇探偵 怪人X}[根本尚 札幌の六畳一間]


根本尚先生が描いていらっしゃる探偵ものシリーズの最新刊だ。女子中学生探偵写楽炎(しゃらくほむら)が、毎回江戸川乱歩的な猟奇事件に挑む。コンクリに塗り込められた本物の死体がお化け屋敷の作り物の中に置かれていた……今回は先生の地元北海道でかつて実際によくあった、タコ部屋人柱問題が絡んでいる。身元のわからない出稼ぎ労働者をタコ部屋に押し込めてトンネルを掘らせ、死んだらそのままトンネルの壁に埋めてしまうということは戦後まで実際に行われていた。あいかわらず凄いのが、作中推理の根拠となるものが病的なまでに些細な事まですべて作品の中に実際に描かれているところである。〜って言ってたからだ!(○p参照)という形で、根拠がすべて実際に先行して描いてあるのだ。本格ミステリまんがである。炎かわいい。
 

160103 コミックマーケット89参加した2
15日から得票式まんが賞エンマンコロシアムが開催され、うちの作品31本が期間限定で公開されています。
投票は1月4日まで! それを過ぎると勝ち残った物以外見られなくなります!
→エンマンコロシアム特設頁

(1月1日の記事の続き)

 まだ9時で、会場は開いてないんだけどすでに端っこの方をうめつくす勢いで列ができてるのはなんでなんでかちっともわからないなー(棒)

 で、こみっくマーケット89最終日が開幕する。意外と静か……夏は確か男津波が前を流れていくのを眺めていた気がするが今回は男津波は少なくともうちの近くにはない。というか人自体が来ない……入口の方に面したお誕生席といういい席なのに……

 入り口をよく見ると、スタッフが壁を作って入り口からこちらに向かう通路を塞いでいる。入り口で曲がられると大混雑するのではじめは真っ直ぐにしか行かせない動線操作なのだろう。さすがイベントを積み重ねてノウハウを積んでいる見事な捌きだがうちの方に人が来ない……

 だが開幕直進組が時間を置いてうちの方まで到達するようになってくるとツイッターでうちの宣伝を見たという方が何人かいらっしゃる。ツイッターはタダで宣伝できるんだからドンドン使うほかない。ツイッターにはハッシュタグという機能があって、ツイッターで#冬コミ一次創作宣伝 というキーワードを入れて検索すると冬コミで一次創作作品を出すサークルさんの宣伝が、その人をフォローしていなくても見られる。このようなハッシュタグは#コミティア宣伝 などコミティアの直前にも使われる。次の夏コミではおそらくは#夏コミ一次創作
宣伝というハッシュタグになるかと思われるのでそこをチェックすれば闇雲に検索するより効率がいい。情報というのは検索できて初めて意味を持つのである。せっかくまんがを描いても見てもらえなければ描かなかったのと同じなのである。ただ#冬コミ一次創作宣伝 では創作まんがの本数が少なかった。評論・情報は充実しているのだが……そもそもコミケの創作まんがエリアは1ホールに満たないのでコミティアよりずっと少ないのである。それはそうとしてこのタグがもっと普及すればいいと思う。

 で、しばらくすると今度は別の列がうちのまえに形成される。はるか遠くの壁サークルから伸びているらしい。どんだけ売れてるんだよ……で、朝に急遽追加した手書き文字ポスターがわかりやすかったのかミカドちゃんを手にとる方が多くいらっしゃる。やはり高田馬場ゲーセンミカドに行ったことがあるとか、噂には聞いているが遠いのでなかなか行く機会がない、という方がいらっしゃる。中には高田馬場ゲーセンミカドが移転する前の新宿ミカドの店員だったという方もいらっしゃった。新宿時代のミカドはまだ今のようなクレイジーなイベントを行ってはいなかったとのことだ。ミカドプロレスやストリートファイターわたあめなどは2014年以降のイベントなのだ。

 あいかわらずカオスなディスプレイである。スペースの下も汚い。今見ると手前のポスターで文字が隠れてるな……。

 昼はカロリーメイト(フルーツ)とウィダーinゼリー。節制のせいで胃腸はかなり治ってきているので最近は固形物でも行ける。昼からはしちにんブログの姉妹ブログ「空の宝箱」木曜日担当月松堂氏に店番をお願いして外を回る。便所に入って鏡見たら鼻汁がガビってたので鼻毛ごとひっこ抜く。午前中いつからあのままだったのか……創作と一口に言ってもその中でさらになんとなくエリア分けされている。五郎丸的なガチムチ兄貴が集まってるエリアがありますね敢えてどことは言いませんけど。#冬コミ一次創作宣伝 で見たサークルさんを回るが完売している……宣伝効果のせいだろうか。{西野美容室}[THE KAMEJI]を一年ぶりに見かけたので全部くれした。学漫(大学の漫研の類)エリアで配布してる分厚い本をいくつか。魔術書。小原慎司先生の本。その他に手に入れた本についてはまた書きます。

 席に戻ってくる。なんか今回はうちの周りの島だけいつものパイプ椅子と違うちょっと古くて大型の椅子だった。足りなくなったのか? これが机の半分より僅かに大きいので、隣のサークルがまだ来ていない場合、机の上においてあると半分よりはみ出してしまうので隣のサークルさまの椅子も降ろしておいた。で、最近右脚が痛む。どうも筋肉の動きに支障がなくただ痛いだけなので神経性の痛みらしい。冷やすと痛くなって、暖めるとピタリと痛くなくなる。出発する前はちょっと痛かったのだが、カートを引きずる運動をしているうちに温まって全く痛くなくなった。で、コミケのパイプ椅子は冷えるので、普通に座っていたらケツが冷えてまた痛くなる。そんなこともあろうかと、百均で買っておいたうれたウレタンにアルミを蒸着したNASAが開発したっぽい断熱シートをパイプ椅子の座面に敷いておいたので脚は冷えず傷まなかった。アルミシートは始発から来てコミケ前で並んでいる兄貴達も地面に敷いたり腰に巻いたりくるまって寝ていたり大活躍だった。持ってくる時は本の間に突っ込めば緩衝充填剤になるし。重くもないのでとりあえず持ってきて損はしないアイテムであった。

 長くなったので続く。

 

160102 エンマンコロシアム戦況
 4日の24時まで投票を受け付けている得票式まんが賞エンマンコロシアムにクロ僕屋31作品を出展しています。6グループに分けた中でそれぞれのトップ5が5日以降決選投票を行うという形式で、決戦に勝ち残れなかった作品はすべて削除されます。お早めにどうぞ。応援してくださってありがとうございます!

 Aグループには魔都継橋が2位、食べる女が5位。魔都継橋は圧倒的にエピソード数が多いので有利です。食べる女は6エピソードしかなくしかも未完なのにもかかわらず5位と健闘。未完なのがむしろ続きが見たい!ボタンを押す原動力となったのでしょうか。だいたい、完結作品の途中の話数で「続きが見たい!」ボタンを押すというのは行動と文章が矛盾しているので抵抗があります。新木場から千葉県のほうに行きたいのに「府中本町行き」に乗らなくてはいけない時と同じような矛盾を感じてしまいます。

 Bグループはトップ5が硬すぎて13話を持つ秋葉原の男ですら5位入りは絶望的です。ここは捨てるしかないでしょう。

 Cのうちの作品では4話しかないサマーバレンタインが一番長いので4位以上は無理です。あと3件のSNS拡散があれば5位入りいけるか。

 Dは13話ある穴を掘る男があるので5位には食い込めそうです。

 Eはまんじゅうこわいは気に入っているのですが2話しかないので厳しいです。SNS拡散があと30以上必要なのでまず無理です。

 Fは6話ある夢幻埋葬人が6位に来ていますが5位に上がるにはSNS拡散が10以上必要かと思われます。

 魔都継橋食べる女穴を掘る男あたりが決選投票には進めそうです。まだ決選投票の方法は不明で、得票が一度リセットされるのかそのまま継続なのかもわかりません。どっちにしろ5位以内入賞はまず無理でしょう。入賞しなければ削除されますのでお早めにご覧下さい。できればエンマンコロシアムにログインして(SNSアドレスがあれば認証だけなので簡単です)まんがの下についてるボタンでSNS拡散していただくと得票になります。
 

160101 C89参加記録
 20151231C89最終日にサークル参加した。

 朝2時半に起きる。

 今日の朝飯は餅である。一個120kcal。即売会の朝に消化に悪い物食べると即売会の間じゅう吐き気に耐えることになるが餅は消化に良いしカロリーも高い完璧食料である。即売会の朝はもう毎回餅でいいか。餅に醤油を一滴垂らしてからトースターに放り込むとその一滴の醤油が熱せられて沸騰しそこから餅が膨らんでいく。マーガリンを載せて海苔で巻いて醤油で食う。食えるプラスチックうめえ。もう一個はスライスチーズで巻いて食う。餅にはチーズもいける。

 で、HootSuiteというツイッタークライアントを利用して、時間が来たら自動的にツイッターでうちのまんがの宣伝がつぶやかれるようにセットしておく。スマホ持ってないので会場でツイッターを見ることはできないのだ。会期中にお目当ての物をあらかたゲットし終えた人がツイッターで検索してたら偶然うちの宣伝が眼に入るかもしれない。一冊でも多く捌けるかもしれない。どうせツイッターの利用料はタダなのである。祈っても人は来ない。行動を起こさない者は存在しないのと同じなのである。タダで1%でも結果が向上する可能性があるなら何でもやるべきである。1%とといっても百億単位で稼ぐ企業の1%といったら数十人のクビが飛ぶくらいの相当なものだ。うちでは1冊多く捌けるか捌けないか程度でしかないが。

 今日の荷物は意外と少ない25kg級である。ミカドちゃん+αの在庫はダンボール二箱ぶん漫画の手帖さまにお預かり戴いているのである。なので持っていくダンボールは一個で済んだのだが中身はパンパンである。ペーパーがA33枚を四つ折りにしたもの、A5コピー誌なら24頁分のやつが99セット用意してあるのでこれを積み上げるだけで30cmくらいある。24頁のまんが×99ということはちょっと厚いコミックスぐらいの厚さにおさまるはずなのだがなぜか30cmの紙タワーになるのである。四つ折りの折り目が嵩を増すのである。紙ももっと薄いやつを探すかな?

 5時半に出発する。まだ薄暗い。ビッグサイトまではもうまったく考えるべきことはないもない。「キリスト教の真実」を呼んでいるうち気が付くと逆三角形の真下に着いていた。7時半にサークル入場する。まだ人は少ない。いつもなら設営であたふたするところだが開始時間の10時になるまで2時間半あるのである。まったりと作業していく。

 今日の席はいわゆるお誕生席である。A3を4枚つなげてつくるミカドちゃんのポスターを持って行ったが、どうもこの席だと小さくてスカスカに見える。かと言って以前B4を8枚つなげてつくるポスターを掲示したことがあったがあれはでかすぎて邪魔だった。A1よりでかくてB1より小さいちょうどいい大きさのポスターはないかな? B4×8枚ポスターをカッターで切って小さくすればいいのであるが。拡大コピーするととくにカラーの場合色が薄くなるんだよな……小さい画像を引き延ばしているんだから当然なんだけど。それを回避するなら元からB4用紙8枚に分割したデータをつくればいいのだがノリしろの計算が意外と面倒くさい。ので、いつもファミマのポスター機能を使って自動で拡大分割コピーしている。

 ちなみにファミマとセブンイレブンでは拡大分割コピーに差があって、ファミマはA3×2枚分割ができるがセブン-イレブンは最低サイズがA3×4からなのである。セブン-イレブンは小回りがきかなくて使いづらいが、逆にA3×16枚とかの超巨大ポスターも制作できる。そんなの「今年の漢字」を和尚が書くぐらいしか使いみちがないんじゃ……

 で、スペースにA3×4枚ポスターを掲示したのだがどうもいまいちスカスカである。そこで急遽ビッグサイトのコンビニコピー機で、コピー機に何も入れずにA3コピーをする。するととうぜん何もコピーされない真っ白いA3用紙が出てくる。これに現場で文字を描いて即席の追加ポスターにするのである。白い紙二枚に20円払ったのである。本来1枚1円位の紙二枚に20円は高い。倍率から言えば10倍の暴利である。だが現場でゲットできることを考えると安いのだ。現場で丁度ゲットできることに18円を払ったのである。たかが20円であるがもしこれが1万倍の規模の取引の時だと考えたらビジネス上の問題ではないか。もうすぐ手に入るかもしれない億のために20万を自腹で払う男とかカッコいいじゃない。会社に所属したことなんて一度もないし実際はうまい棒2本買うか買わないか程度の値段だけどな。書く文字は「高田馬場ミカドまんが」である。視認性を上げるために白地に赤の文字、ゴシック体で可読性を上げるためにウロコをつけた。手でやってるので精度は低いが文字自体がデカイので小さなミスは相殺されるだろう。ミカドさまの看板に頼る気まんまんである。
 
 続く
 

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創作同人イベント「タトホン」

▲同人活動を始めた感慨深いイベントです。

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週間「しちにんブログ」連載中 水曜日更新担当

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   Introduction of works



{異土間行商人2 合縁奇縁}
亡くなった彼氏影朗の遺作小説「かげろう」を捌くために遠くの即売会まで運賃をケチって鈍行で行く美雨一行。途中で終電を迎え、場末のゲームセンターで始発を待つことになった。美雨は暇なので撃球(バッティングのようなもの)をしていると、隣のレーンの謎の犬美女が打ち方を教えてくれた。なぜこんな夜中の場末の撃球場に美女が一人で……しかもどうもこの女、生前の彼氏影朗と関わりがあったらしい。彼氏の元カノ!? 撃球場で女のバトル勃発か。



{コピー機のもろもろ}
コピー機道七段 化粧断七菜!
コピー機を使って本を作るまんが。



{異土間行商人1 かげろう}
友の遺した売れない本を抱えて世界の果てに。
異土間鉄道により虚空で断絶されていた浮遊都市郡「異土」の間の物流は飛躍的に発展したが貨物列車のコンテナは限られている。大量輸送の網から漏れた細々としたものを異土から異土に売り歩いて日銭を稼いでいる異土間行商人の話。なぜ彼らは行商を続けなければならないのか。



{夢幻埋葬人}
夢を葬る者。万能細胞を創ったという科学者。しかし論文の不備により捏造を疑われ記者に厳しく糾弾される中、彼女は本当に開発に成功していた万能細胞により異形の怪物と化し殺戮を開始する。そこに謎の殺し屋が現れる。殺し屋は科学者に一枚の写真を突きつける。それは、20年前に同じく万能細胞の捏造を疑われ失脚した科学者の父の写真であった……



{蕎麦斬り}
ミッドナイト二八蕎麦。時は江戸。深夜の夜鳴き蕎麦に隻眼の浪人がやってくる。蕎麦屋と浪人には過去の因縁があった……コマの外まで真っ黒の闇まんが。



{非実在イルジーオ}
ちょっと未来、ちょっと進んだテクノロジーが見せる素敵な日常。AR(拡張現実)って何? SFって難しそう……ご安心を。難しい技術の知識は必要ありません。ARめがねをかけると見えなかったものが見える。これだけです。



{空飛ぶ機械/ブランニュータウン#11}
「空飛ぶ機械」海岸に流れ着くゴミの中に、この世界にはありえない空飛ぶ機械を発見した少年。彼は機械を修理し、見果てぬ海の向こうを目指す……
「ブランニュータウン#11」 誰もいない、建設途中のブランニュータウン。フィルムの1枚しかないインスタントカメラで、最高の一枚を撮るために造りかけの世界をぶらぶらします。



{魔都継橋 バイリンガル電子書籍版}
2012年紙本版で発表した「魔都継橋 ねがはくははなのもとにて」に「漫画の手帖」などに掲載された短編を加え電子書籍化しました。同内容の英訳版も同梱。



クロ僕屋過去作選集 罪
コピー誌にて発表してきた過去作から選んだ92頁。



秋葉原の男
終戦直後、秋葉原ヤミ市からのし上がった男が語る過去そして現在の秋葉原。



{東京砂漠大学発掘部}
西暦2000年代が「古代」と呼ばれる遥か未来、古代の遺物が劣化しないまま出土する東京砂漠で、生きた古代人が発掘される……文明崩壊後の遠未来学園もの



{穴を掘る男}
復興費横領や違法なゴミ埋め立ての黒い噂がささやかれる処分場にふらりと現れた謎の男。町長の暴力団まがいの脅しにも屈せずひたすらに穴を掘り続ける彼の目的とは?



{聖地アキハバラ}
ロボットを蘇らせる力のあるという伝説のアイテム「おーえす」なるものを求めてたどり着いたは文明崩壊後の伝説の「聖地」アキハバラ。でも「おーえす」って何? 店をめぐり、はるか古代の文明にいささか誤解しつつ、ついに掴んだものは……



{電子書籍版 廻り道 クロ僕屋初期作品集}
2008年〜2012年にかけて描いたまんがを電子書籍にまとめました。



{電子書籍版 ブランニュータウン総集編}
2009年〜2011年にかけて描いた「ブランニュータウン」シリーズを電子書籍にまとめました。



{魔都継橋 ねがはくははなのもとにて}
既に本が骨董品となった時代、亡くなったお父さんの遺したリドルを解くため、古本屋のお姉さんとバイト君がAR(拡張現実)の普及した未来都市を冒険します。



{いちゃいちゃハネムーン}
いちゃいちゃまではいいわ。でもそれ以上はだめよ。 人類滅亡後の南国の楽園でおねえさんと男の子がずっといちゃいちゃ……してたかった。



{ペーパー本}
言葉を濁すのはやめよう。ペーパーとは、尻を拭くのにも役に立たない紙屑である。 活動開始〜2011年夏までのペーパー(同人誌即売会でサークルがPRのために配るチラシ)をまとめた本です。未収録まんがもアリ。



【漫画】{ひとりドウジンシ 〜同人史〜}
僕がとどめをさしてしまったのか とあるひとり同人サークル(構成メンバー一人)の、誰も知らない歴史がここにあった。



【漫画】{七夕サマーバレンタイン}
はは、あたしにかい。でも……あたしゃ…… 年に一度だけわたれる川の向こうにはお菓子工場がありました。「おりひめさん? 有名な人ですか?」「そうさね今の子は知らないよねえ」



【漫画】{ふたりでお茶を}
わたし、あまいのだいすき。あまいの。あまいの。あまいの。あまいの。 夢見る乙女と髭オヤジのワールズエンド山小屋サスペンス。



【漫画】{うかたま!}
あれはもう二十年前になるのか―― 何もかもが変わっていくニュータウンに、変わらない場所があった。巫女と神社と千本鳥居の不思議な思い出。



【仕掛け漫画】{佐藤製作所}
知りたければそれを開けて 読者が本に手を加えることによってストーリーが変化する仕掛け漫画



【漫画作品】{はじめてのおつかいあるいは嘘}
このまちはいずれ何万のひとが行きかうブランニュータウンになるらしいです。――うそにきまってます。だってぼくはひとを見たことがないのですから。



【漫画作品】{ブランニュータウン #10}
この街の人口密度はほぼゼロ――
今までの漫画制作で培った全てをぶつけます。当サークルの原点へ。





【頑張る絵描きさんへ】
{絵描きを快適にするいくつかの方法}

腱鞘炎予防に「ペンの枕」ペンコブを。作者が指を痛めた経験から作った、指の負荷を分散させ腱鞘炎を予防する「ペンの枕」。
タブレットペンにスパゲティの芯やり方と注意点




2009年8月17日完成
【漫画作品】{黙示録丼}

牛丼屋に突如迫り来る巨大ロボ! 置いて逝かないでくれアニキ! 貴女は素敵です教官! すいませんおやっさん! 無闇に熱い不条理戦争グルメ漫画。
あまりにカオスな漫画作品。巨大ロボやビル街を描くのに初挑戦。

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2009年3月20日完成【漫画+音楽作品】
{放課後、音楽室で。}

放課後、音楽室には、ぼくとせんぱいのふたりだけ。
音楽と漫画の融合を試みる作品。




ひとりゲーム化!
{ジ・エンターテイナー アバレンボウデバッガー}

好奇心とねこが嫁!
{The Entertainer}のキャラクターを使った、刀一振りで圧倒的な物量に立ち向かうアバレンボウ将軍チックな、イアイアクションゲーム。




ふたりだけの野球漫画
{流星フルスイング}

まるで流星のような…… 野球史上最大最強最速の球を打ち返す、決して記録に残らない一打席。
8月24日(日)コミティアに間に合わせます。た。




世界がピンチだけどゲームする漫画
{ジ・エンターテイナー}

人類の存亡を賭けた運命の決闘が今、3ヵ月後に取り壊されるボロアパートで始まる…… 決闘方法は、10年前のビミョーなビデヲゲーム、ブシブレしかも弐! 誰も知らない世界の果てで誰も知らないクソゲー…ビミョーなゲームのアツくてナイスな夜は終わらない。




廃墟で読書する漫画
{ブランニュータウン}

そして二人は本を読む。世界の全てを犠牲にして。
世界は彼らの本棚だ。




つんでれお嬢様が頑張る小説
{朱南風(あけはえ)}

夜を知らない、世間知らずにも程があるお嬢様<丹鴫式岸紀(にしぎしききしき)>は独り、廃墟でバットを振り回す。
微温いわ。わたしはわたしで冷ました紅茶を加奈子に注ぐ。




3DCGアニメーション
{クロと僕とダンスを}

個人制作短編アニメーション作品。
夢ならなにをしたっていいじゃないか。





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  オールコンテンツ
   Introduction of works
漫画作品 Manga
{コピー機のもろもろ}
コピー機道七段 化粧断七菜!
コピー機を使って本を作るまんが。
{異土間行商人1 かげろう}
14年11月30日MGM2.05にて頒布開始◆友の遺した売れない本を抱えて世界の果てに。
異土間鉄道により虚空で断絶されていた浮遊都市郡「異土」の間の物流は飛躍的に発展したが貨物列車のコンテナは限られている。大量輸送の網から漏れた細々としたものを異土から異土に売り歩いて日銭を稼いでいる異土間行商人の話。なぜ彼らは行商を続けなければならないのか。
{夢幻埋葬人}
14年8月31日コミティア109にて頒布開始◆夢を葬る者。万能細胞を創ったという科学者。しかし論文の不備により捏造を疑われ記者に厳しく糾弾される中、彼女は本当に開発に成功していた万能細胞により異形の怪物と化し殺戮を開始する。そこに謎の殺し屋が現れる。殺し屋は科学者に一枚の写真を突きつける。それは、20年前に同じく万能細胞の捏造を疑われ失脚した科学者の父の写真であった……

{蕎麦斬り}
14年8月31日コミティア109にて頒布開始◆ミッドナイト二八蕎麦。時は江戸。深夜の夜鳴き蕎麦に隻眼の浪人がやってくる。蕎麦屋と浪人には過去の因縁があった……コマの外まで真っ黒の闇まんが。
{非実在イルジーオ}
14年6月01日MGM2.03にて頒布開始◆ちょっと未来、ちょっと進んだテクノロジーが見せる素敵な日常。AR(拡張現実)って何? SFって難しそう……ご安心を。難しい技術の知識は必要ありません。ARめがねをかけると見えなかったものが見える。これだけです。
{空飛ぶ機械/ブランニュータウン#11}
14年4月13日サンシャインクリエイション63にて頒布開始◆「空飛ぶ機械」海岸に流れ着くゴミの中に、この世界にはありえない空飛ぶ機械を発見した少年。彼は機械を修理し、見果てぬ海の向こうを目指す……
「ブランニュータウン#11」 誰もいない、建設途中のブランニュータウン。フィルムの1枚しかないインスタントカメラで、最高の一枚を撮るために造りかけの世界をぶらぶらします。
{魔都継橋 バイリンガル電子書籍版}
14年2月2日コミティア107にて頒布開始◆2012年紙本版で発表した「魔都継橋 ねがはくははなのもとにて」に「漫画の手帖」などに掲載された短編を加え電子書籍化しました。同内容の英訳版も同梱。
クロ僕屋過去作選集 罪
13年12月30日C85にて頒布開始◆コピー誌にて発表してきた過去作から選んだ92頁。
秋葉原の男
13年11月3日新潟コミティア40にて頒布開始◆終戦直後、秋葉原ヤミ市からのし上がった男が語る過去そして現在の秋葉原。
東京砂漠大学発掘部 完売
13年8月11日コミックマーケット84にて頒布開始◆西暦2000年代が「古代」と呼ばれる遥か未来、古代の遺物が劣化しないまま出土する東京砂漠で、生きた古代人が発掘される……文明崩壊後の遠未来学園もの
穴を掘る男
13年5月5日コミティア104にて頒布開始◆復興費横領や違法なゴミ埋め立ての黒い噂がささやかれる処分場にふらりと現れた謎の男。町長の暴力団まがいの脅しにも屈せずひたすらに穴を掘り続ける彼の目的とは?
聖地アキハバラ 完売
13年5月5日コミティア104にて頒布開始◆ロボットを蘇らせる力のあるという伝説のアイテム「おーえす」なるものを求めてたどり着いたは文明崩壊後の伝説の「聖地」アキハバラ。でも「おーえす」って何? 店をめぐり、はるか古代の文明にいささか誤解しつつ、ついに掴んだものは……
電子書籍版 廻り道 クロ僕屋初期作品集
13年1月13日タトホン7にて頒布開始◆2008年〜2012年にかけて描いたまんがを電子書籍にまとめました。
電子書籍版 ブランニュータウン総集編
13年1月13日タトホン7にて頒布開始◆2009年〜2011年にかけて描いた「ブランニュータウン」シリーズを電子書籍にまとめました。
魔都継橋 ねがはくははなのもとにて 完売
12年11月18日コミティア102にて頒布開始◆既に本が骨董品となった時代、亡くなったお父さんの遺したリドルを解くため、古本屋のお姉さんとバイト君がAR(拡張現実)の普及した未来都市を冒険します。
いちゃいちゃハネムーン 完売
12年2月5日コミティア99にて頒布開始◆いちゃいちゃまではいいわ。でもそれ以上はだめよ。 人類滅亡後の南国の楽園でおねえさんと男の子がずっといちゃいちゃ……してたかった。
ひとりドウジンシ 〜同人史〜 完売
11年10月30日コミティア98にて頒布開始◆僕がとどめをさしてしまったのか とあるひとり同人サークル(構成メンバー一人)の、誰も知らない歴史がここにあった。
七夕サマーバレンタイン 完売
11年8月21日コミティア97にて頒布開始◆はは、あたしにかい。でも……あたしゃ…… 年に一度だけわたれる川の向こうにはお菓子工場がありました。「おりひめさん? 有名な人ですか?」「そうさね今の子は知らないよねえ」
ふたりでお茶を 完売
11年5月5日コミティア96にて頒布開始◆わたし、あまいのだいすき。あまいの。あまいの。あまいの。あまいの。 夢見る乙女と髭オヤジのワールズエンド山小屋サスペンス。
うかたま! 完売
11年5月5日コミティア96にて頒布開始◆あれはもう二十年前になるのか―― 何もかもが変わっていくニュータウンに、変わらない場所があった。巫女と神社と千本鳥居の不思議な思い出。
佐藤製作所 完売
11年2月13日コミティア95にて頒布開始◆知りたければそれを開けて…… 手作りでなければありえない印刷物の掟破り、読む方が本に手を加えることによってストーリーが変化する仕掛け漫画でございます。
はじめてのおつかいあるいは嘘 完売
10年12月31日C79にて頒布開始◆下の{ブランニュータウン#10}を20ページに再構成した漫画です。少し不思議な世界ではじめてのおつかいに出かける少年。自動機械だけが意味も無く維持するスーパーにはなんでも揃っていて、おつかいが失敗する要素はございません。もしあるとするならば、彼自身の問題でございましょう。みんな、失敗して、嘘をついて大きくなるものでございます。
ブランニュータウン#10 完売
10年11月12日完成◆上(1)・中(2)・下(3)・夜(4)・終(5)の五巻、139ページのやたらめったらなボリューム。何度も腱鞘炎になりかけながら画面が真っ黒になるまで描き込んだ無駄な情熱は、きっと無駄にはならないと信じたい。
黙示録丼 完売
09年8月17日完成◆生まれてはじめて一人で牛丼屋に入った大学生。しかしその店に牛丼は無かった……! 突如襲い来る巨大ロボ、飛び交う鬼教官の罵声……現実と戦場が入り混じる不条理戦争グルメ漫画。
放課後、音楽室で。 完売
09年3月完成◆世界から隔離された温室のような音楽室、一年生が音楽部の先輩と過ごす最初で最後の一年間。作中で主人公がつくった曲が実際に納められたCD付き【音楽+漫画作品】
流星フルスイング 完売
08年8月完成◆煽る敵も、責める仲間も、野次る観客さえもいない、ふたりだけの野球を。最後に。一球だけ。ふたりだけの野球漫画
ジ・エンターテイナー 完売
08年8月完成◆大晦日の夜、地球を賭けた決闘が始まる……決闘の方法は、一秒で決着がつく十年前の伝説のクソゲー{ブシブレしかも弐}だった! 地球を救うために戦わない漫画
Bland-new Town 完売
07年10月完成◆技術は稚拙だが反骨に満つ。2年後に描かれる事となる同名の作品の原型にして、当サークルの活動の原点となった、 はじめての漫画作品
映像作品
キルミーマイエンジェル 完売
08年9月完成◆漫画作品{流星フルスイング}を自作自演でアニメ化。作画作曲原作まで自演の巨大ロボアニメ。
クロと僕とダンスを 完売
07年2月完成◆白と黒だけの幾何世界で彼は何を得て何を失ったのか。第18回CGアニメコンテスト入選の3DCGアニメーション。
小説作品
梅花之恋塚 完売
09年5月5日完成◆どこまでも続く平らな世界を一人、旅してきた男は見る、初めてにして最高のもの、意識を薄れさせる香りの中に佇む<青梅小春>の、花のような姿を。 手作りコピー誌なのに100ページ近くある小説作品
朱南風(あけはえ) 完売
08年3月完成◆{ブランニュータウン#10}の原型となった、A6サイズのちいさなかわいい豆本小説作品
ゲーム作品
アバレンボウデバッガーTURBO 完売
08年12月完成◆プログラムグラフィック音楽原作ついでに攻略本まで全て自作自演。イガイと動くイアイ技でパンダの群れをぶった斬るFLASH製クソゲーアクションゲーム
その他 企画等
{ペーパー本} 完売
{ペーパー本}
当サークルの活動開始〜2011年夏までのペーパー(同人誌即売会でサークルがPRのために配るチラシ)をまとめた本です。A4のでかい紙面に読みづらくてちっこい手書き文字で、糞の役にも立たないどうでもいい戯言がみっしりと。未収録まんがも6頁あります。
【頑張る絵描きさんへ】絵描きを快適にするいくつかの方法
【腱鞘炎予防グッズ】{ペンコブ}ペンに取り付ける枕が腱へのダメージを分散させます。
【タブレットペン革命】{スパゲティにパスタの芯}タブレットペンにスパゲティの芯を使う方法と注意点
クロ僕屋通信
絶賛凍結なう◆コミティアごとに発刊の季刊誌だった。現在はペーパーになって生き延びてます。
もし完売作品の再販希望があればWEB拍手のコメントなどでお知らせ下さい。(全てのご希望に添えるとは限りません。)


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 その他コンテンツ Others

   Old news絵とか写真とかニコニコ動画。古くなったニュース欄を保存しています。
      Review of independent comics即売会でゲットした同人誌をご紹介。
わりと膨大な読書痕跡。創作活動を始めるずっと前に書いた駄文ですが、創作の源になっています。更新凍結中
Too Youngずうっと前につくったFLASHゲームとかあります。更新凍結。
トップ頁ログ一応残してある、トップ頁の過去ログです。