- で、本日午前十一時。某所の駅前で待ち合わせ。
ユニクロとリーバイスでカジュアルにキメた俺。イケテナイゼ。
彼女登場。っていうか後で気付いたが、たぶんアレ遠くから見てたな。安全を確認してから登場したんだ。
私服の彼女はすげえカワイイ。勃起モノ。これでもし俺有罪になるんだったらおっぱいくらい揉んどきゃよかった
と一生後悔するに違いない。
- そんで、彼女についていくと、なんかオシャレな喫茶店。俺には死ぬほど似合わない雰囲気。
モーツァルトみたいな曲がBGM。有線が当然と思っていた俺はそれだけで焦る。
と、やっぱりちょっとウキウキしてた自分がアフォらしくなるほど現実的な話が始まる。
しかし、責任だとか、訴訟だとかいう話ではなく、俺の言い分を聞きたい様子。
俺が痴漢かどうか見極めてから今後の身のフリを決めるらしい。
ここぞとばかりに俺アピール。
- とにかくそういう気持ちはまるでなかったという事、あの日はただの買い物帰りだったという事、
追いかけたのは不安と善意が入り混じった行動だったという事。
必死で言い訳開始。つば飛ばしまくってたと思う。
彼女は最低限の言葉を発するだけで、俺ばっかり喋る。汗ダラダラ。
- ひとしきり話すと
「あとは?」
とか言われた。
サッっと血の気が引いた。
「・・・以上です。」
なんだその終わらせ方。中学生がウケ狙って失敗した感じだと自分でも思った。
しばらく沈黙が続いた
- ズズズ・・・カチャリ・・・「わかりました。誠意が感じられましたし、あなたを信じます」
何様のつもりだこの雌豚が!!
何が「誠意」だ」!ナメんなよこのムシクソハムシ!!てめぇ小倉優子に似てんだよバカ!!
とか、急に怒りが沸いてきた。あんだけ取り乱してた彼女が、急に偉そうに俺をあしらってる。
しかも俺からしてみれば完全に被害者はこっちだ。
なんか許しの言葉をいただいているのだが、全然耳に入らない。
- 「お詫びもかねて・・・昼は時間ありますか?」
「はぁっ?」
イライラしている中で、急に声を出したので、なんかヤンキーみたいな言い方になってしまった。
「いえ、あの、時間があればなんですけど・・・」
「はぁ、なんでしょう?」
「お昼をご一緒にと・・・」
マジでよくわからない。本気でワカラン。とか思いながらウキウキ。
- 一応彼女について行ったんだけど、喫茶店の時と違ってやたらキョロキョロしてる。
たぶんイライラしてるのが顔に出てて、気の毒になったんだろう。
昼食は予定になかったのがアリアリ。アリーベデルチ。
- 二十分くらい連れ回された後、「じゃあ、ここで・・・」って入ったのはファミレス。
正直拍子抜け。さっきの喫茶店との落差がスンゲー。エアーズロック並み。
さっきの高い位置からの態度はどこへやら、彼女は俺の機嫌を伺うように(?)にこやかに
話しかけてくる。俺もにこやかに話し返したいけど話題なんて香田動画くらいなモノ。
動画なんて言えないからイラクについて会話。
- あらかた食べ終わったので、とりあえず帰る。
この後映画とかそういう夢展開はない。
「じゃあ、本当にすみませんでした。」
「コチラこそ迷惑かけて申し訳ありません。」
「いやいや」
「いえいえ」
とか言って、別れた。
- と、ホームで「あーよかった」という気持ちと「やっぱ現実は甘くねーな」という気持ちが
混濁しつつもうなだれていると、いきなり電話。
出ると彼女「あの、警察の方への報告はどうしましょうか?」
あー?んなことするもんなの?
- 正直もう行きたくないので、適当な事を言ってグズっていると、後ろから肩を叩かれた。
振り向いた俺の目に映ったのは、
首のry
まあ彼女だったわけだが、よくよく考えたら自宅は同じ駅で降りる町なんだから、同じホームにいるのは
当然だ。
そしてまたもやアフォな事にも若干舞い上がる俺。
- 彼女はどうやらこのままこの足で警察に行く気マンマンなようだ。
「このまま警察に逝ったら終了だ!!」
と思った俺は、適当な言い訳をして、今日は忙しい事にした。
で、「予定が開いたらこちらから電話しますよ」
と言って、「だから電話番号かメアドください」といわんばかりの顔をした。
- 彼女は一瞬
「それはちょっと・・・」
みたいな顔をしたが、すぐに持ち直し、
「いいですよ。コレです。」
と、身を寄せて携帯を見せて来た。もう汗ダラダラ。ムリ。ムリ。ムチャだ。
ていうか冷静でも友達なんて全然いないから登録の仕方なんて知らない。
ワタワタしながら必死に登録作業(やり方わからなかったから新規メールの本文に写しといた)
を済ませ、「はい、スミマセン。」
「じゃあ、お願いしますね。」
「はい、お互いの都合がついたときに行きましょう。」
- あとは数十分、イラクの話をして帰途についた。他に話題などない。
いい加減ウンザリかと思われたが、彼女は以外にも戦争に興味を持っているようで、
それほど悪い感じでもなかった。ありがとう、香田さん。
そんで、自分の駅に着いた。もちろん彼女も一緒。
しかし、よくよく考えたらこの流れだとあの流れだ。
「途中までは一緒だと思いますけど、一緒に帰るんですか?」
と控えめに聞いてみた。
- 「ええ、大丈夫ですよ」
なんだ?大丈夫って?
とか思いながら、イラクの話をしながら歩き出す。
あの道を通る。
と、ここで気付いた。たぶん、本当に俺の家があの道を通るところなのか調べるつもりなんだろう。
これが、最終試験だな。
そう思った俺は、見事にあの日をトレース。見事に自宅に到着。
見ろ。俺の自宅を。外観を。部屋は見るな。
- 「今日はありがとうございました」
とかなんとか言って、こっちから連絡すると約束して終了。
ってのが数時間前の話。
さて、俺はこれからどうしたらいいかね?
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