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土壌は数千年を経て形成された自然の産物です。この土壌で世界の63億人の主要な食料が生産されています。しかしながら、土壌は急速に劣化しつつあります。
主な要因は土壌の団粒構造の消失です。その背景には土壌有機物の枯渇があります。土壌への有機物の新たな供給がなければ、やがて土壌有機物が、ひいては団粒構造が消失するのは当然です。団粒構造なくして63億人を安定的に養うことは不可能です。
■化学肥料に依存した農業が地力の低下を促進
栄養塩類や水の供給、病害虫の防除、作物体の支持などは土壌の団粒構造が担っています。団粒構造がなくても大量の化学肥料、農薬散布等多大な費用とエネルギーを使うことで生産は可能です。
しかし、使用しやすく効率性を重視した無機の化学肥料に依存した農業は、土壌の団粒構造の破壊、微生物や小動物の土壌生態系の破壊、つまり、地力の低下・豊かな土壌の消失を促進させます。
アメリカの穀倉地帯では化学肥料を多用し、灌漑を行い、生産性を最優先した集約農業が行われたが、場所によっては10年で土壌の塩害と砂漠化が起こり、もはや農業のできる土地ではなくなった例もあります。
■生ごみ堆肥化の意義
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収穫される農産物に含まれる有機物質の炭素分は、一部光合成による二酸化炭素に由来するものもある、しかし多くは植物根の回りに成育した微生物にいったん土壌から取り込まれ、根から吸収される養分として供給される。土壌中の炭素分はこのようにして作物が収穫されるたびに減少し、次第に不毛の土地となっていくのが自然の状態です。
堆肥・コンポストは微生物成育の主食となり、結果として施肥した周りに微生物が増殖し、数も種類も増加します。根の周りに、いわゆる菌根菌が増加し、植物と菌との共生系が強固になって、根から養分が菌に、菌から必要な炭素化合物が植物に与えられる。その結果健康な植物が育つと考えられます。 |
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継続的に作物の生産を行うためにはどうしても堆肥のような形で炭素分を補給する必要があります。
また、微生物の多様性が高いほど、さらに共生系が強固であればあるほど、植物の病気の発生が少ないというデータも得られています。これらの微生物は堆肥が投入されることにより増加するのです。 |
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生ごみの処理は、堆肥化してリサイクルする方法が
資源の有効利用の観点からも、環境負荷低減化の方向から見ても
また、土壌にとっても
多大な利点があることがわかります。
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