7月19日出版パーティ 持ち寄り料理で暖かく

エッセイの出版パーティをしました。
清瀬のエッセイ塾では生徒さんのひとりが本を出しました。
『星の数ほど人はいるけれど』。
80代の方で2冊目。夫を見送って、日々の暮らしのあれこれを思い つののにとどめたもの。辛かった若いころのこと。長く音信不通の子どもたちへ の思い。今こうして書けることをいとおしく、書き綴っています。
パーティは一 品持ち寄り。みなさんの自慢の料理が並びました。事前に本を全員に送り、あた たかい感想が披露され、ご本人の喜びはひとしお。
書き上げた嬉しさを共にした 一日でした。

「ウィメンズ・ステージ」41号ができました


○「子ども食堂」で育む地域での見守り 
   子ども食堂をつくった「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」理事長の栗林知絵子さんのインタビュー
○8月は広島・長崎が被爆した怒りの日です。
広島の世界大会まで日本列島を縦断して歩く国民平和行進に参加している人たちを追ったドキュメンタリー「一歩でも二歩でも」の  監督が語る「国民平和大行進とは」
○酒蔵で交流 酒造店を営む女性が地域の交流の場としてつくりあげました
○手織り 上田紬の味わい テレビドラマ゛真田丸の地元です
○福島・双葉の方たちとつながって 加須ふれあいセンターで活動する女性たち
○お誘い 自宅開放型サロン「ひなCafe」
○インタビュー 馬術専門誌編集長 馬の専門誌です
○誌上「女性作家で楽しむ読書室」かぐや姫の謎に迫る
○コラム 「ちょっとやってみたら」 夫との付き合い方
1冊1000円(税込)申し込み  204-0013 清瀬市上清戸1-12-27 「ウィメンズ・ステージ」編集部まで
既刊の各号につきましてはこちら

素敵な女性の話を聞く集いー参加者募集

日本女性放送者懇談会の主催です。
希望の方は編集部までお知らせ下さい。
締め切り7月15日。

講師:2015年放送ウーマン賞 山口千波さん(株式会社特効)
    山口さんは特殊効果の女性第一人者。音楽番組からコント、ドラマまでNHKの番      組全般の特殊効果を24年に渡り担当。
日時:7月21日(木)19:00〜(20:30)
場所:NHK放送センター内(渋谷)

火薬などの危険を伴うものから、紙吹雪や花びらなどの繊細なものまでと、 その舞台裏のお話しはとても興味深く、ウーマン賞贈賞式では チャーミングな一面も見受けられた山口さんです。

6月エッセイ塾「どうしたら共感が生まれる書き方になるか」

相手はすでに知っているのだけれど、気付かないでいることを、何が変なのか分 からないけれど、ナンカ変と感じていることを、言葉にすることです。

何を書いたらいいか分かんないという方におすすめ。取り上げたのがルーニー著 『人生とつきあう法』。こんなことってないですか。
「郵便物に過大な期待を抱いてはならない。電話のベルが鳴ってもそこに何か素晴らしいことを期待してはいけない」
「あなたが選んで並んでいた列は多くの場合一番遅い列であることが後から分かる」
「肉の料理について肉屋のアドバイスはきかない方がいい。それを知っていればシェフになっている」
「何か忘れているんではなかろうかと思ったら、間違いない。必ず何か忘れている」
「どんな理由でどこに行っても、先週そこにいればよかったのにということになる」
「忍耐は美徳である。が、短気もまた美徳である」「自分が間違っている可能性はいつでもある」
「自分が何か買う時は必ず売り手市場で、何か売ろうとすると必ず買手市場になっている」
「少なくとも生きていくことにするなら、どんな問題に対しても答えがあるかのように振る舞うことだ。もっとも現実にはそんなものはない」
「それほど多くの人が自分の人生を変えられるわけではない。多かれ少なかれ誰もが今の自分に縛られている。しかしそうでない振りをして前に進まなければならない」

 一番話題になったのがレジの列。
隣りの方が早そうと移動したら、レジのお姉 さんがゆっくりモード。あれあれ私より後だった人が帰るではないか。あ〜、負 けたジャン。ん? 私ってどうして勝負しているんだろう。

 小難しいことを書かないでも、分かっていることに気付かないでモヤモヤして いる人に、そうなんだと気付かせてあげればいいのです。

最近の塾の様子はここ これまでの記事はこちら

カフェ・刻 自由に語って交流

女性誌編集長が、取材の中で感じた、「この世代になって変わって行った生き方」 の例などを紹介。
「若いころは自分らしくと思っていたけれど、もうそんなのは どうでもいい。むしろ人を意識した生き方だったと思う。あるがままでいい」ま た事業をしてたいた女性が親の介護で、すべてをやめて夫婦で親の家に引越した 例では「迷った時、頭の中で源義経が橋の上でジャンプしている姿が浮かんだ。 そうだ。
右、左、前、後ろと動くのではなく、上に跳ぼうじゃないか。20年前小 さな事業を始めた時だって八方ふさがりだったもの。大切にしたいのはふだんの 暮らしだから」。
交流ではシングルになった方たちからこれからをどこで生きる か模索している話が続きました。
また子どもたちの世話も背に抱えている方は、 「10年単位で考えてやりたいことは実現させてきた」と、自分のやりたいことを 押し通して来た姿には心打たれ、考えさせられました。

読書室 永井路子の魅力にせまる

6月28日の読書室では、永井路子を取り上げました。
話したのは元司書の重村ヒロミさん(写真)
まず彼女の生い立ちと家族関係をじっくり解説しました。複雑な大人の事情があり、 自立心が旺盛だったことなどが、のちに作品で取り上げる女性や描き方に大きく影響していると思われるのです。

『茜さす』上・下巻 新潮文庫
時代物を多く書いている永井路子の作品の中ですが、『茜さす』は現代女性が主人公となっています。
その中に奈良を舞台にした古代皇室の愛と権力争いの物語も繰り込まれています。若いヒロインとその友人たち、 作者を投影したかのような知的なキャリアウーマンの叔母さんなど多数の女性が登場します。
タイプの違う家庭問題や恋愛問題を描いていますが、その悩みは古代の女性たちも同じように 悩み苦しんだのではないでしょうか?
重村さんは描いている女性たちの紹介をしながら、作者はどういう風に思って 描いているのかを解説してくださいました。参加者は、作者の永井路子への関心も どんどん増していきました。
終戦時20歳だった永井路子は、価値観の大転換を体験します。生い立ちの複雑さもあります。 日本の歴史や文学に登場する女性たちの本当の姿は、もっと有能で影響力が大きかったのではと歴史を探求していきます。
興味と魅力の尽きない永井作品に、次回も永井路子さんを取り上げることにしました。
8月は暑いので9月に延期して9月24日(土)に永井路子 パート2を開催します。

他に取り上げた作品
『時代を旅する』杉本苑子と共著 『愛に生きるーー古典の中の女たち』『美貌の女帝』

「カフェ・刻」では舞台語りをたのしみました


4月28日、「すてーじ・刻」で開催。
雨の中、27人でびっしりの会場。惹き込ま れました。
演じたのは萩田こうこさん。
芥川龍之介「奉教人の死」は50分の大作。 声で演じ分けられる人の性格や状況のリアルさに圧倒されました。
続いて一転し てコミカルな藤沢周平の「梅雨の傘」。女心と打算、切なさを織り交ぜた軽快な 運びがまた洒落ていました。
お茶の時間をはさんで「プチ朗読体験」。
金子みすずの作品を7つ。全員で朗読し、感情をどう込めるか指導してもらいました。久 しぶりに大きな声で詩を朗読し、気分爽快との感想もありました。
萩田さんとの交流では、どうしたら長い物語を暗記できるのかとの質問が飛び交いました。 努力あるのみとのことでした。
その努力にも、ひとそれぞれの方法があり、 70歳代でも80歳代でも挑戦している生徒さんたちのお話を聞くことができました。
参加者皆が感心したり励まされたり、心豊かになったひとときでした。

素敵な人にあいました



福島・双葉町の被災者を支援している富沢トシ子さん(72)。友人知人に呼びか けて「加須ふれあいセンターを作って5年目。
この住む地域に住む双葉の方たち は約400人近く。避難先だった高校の炊き出しが中止になったことから、定食作 りも始めている。
「孤独が一番怖い。いくら友達でも毎日訪ねることはできない。でもここだと私は 毎日いるし、いつでも来られるから。ひとりじゃないことを知ってもらうのが大事なんです」
 震災前までは弁当配達が仕事。福島の被災者が地域に来ていると知り、何かを せずにはいられず、今はここに1日待機している。
「逆の立場だったらどうか。誰にもありうること。双葉の方は一緒に避難したか ら救われたけれど、ひとりだったらヘンになってしまう」
 老いた母親を残して行方不明になった息子もいる。
腹をくくって家を建てたの に夜眠れないと苦しんでいる。
「1日でも長く、体が許す限り続けたい」。富沢さんのこれからの生き方だ。

読書室 「時代と女性の生き方」

2月27日の「女性作家で楽しむ読書室」は石井桃子を取り上げました。
好評につき2回目。児童文学として有名ですが、79歳で「幻の朱い実」の執筆を 始め、87歳で脱稿したつわものです。
「ノンちゃん雲に乗る」は戦地の恋人に宛 てた手紙、「熊のプーさん」も、知人の子どもたちに読み聞かせるためのものの ように、誰かに喜んでもらうためという作品づくり。
心を寄せ合った女友だちと の触れ合いを、まだまだ封建的だった時代背景から知ると、精神的な豊かさを求 めていた姿が浮かびました。
また、この日も、前回同様、女性作家の年表を紹介。
敗戦を迎えた年齢を見ると、 らいてう42歳、野上弥生子43歳、宮本百合子46歳、村岡花子47歳、住井すえ43歳 、石井桃子38歳、永井路子20歳、寂聴23歳、有吉佐和子14歳等となり、敗戦をど う迎えたかが、作家にいろんな影響を与えていることが分かりました。

平和を願うシャンソンの会 大盛況!!

1月29日の「カフェ・刻」は、「新春に集う 平和を願いシャンソン」。会場満 杯の23人参加。今年は平和をどう守るかの大事な年。改めて、命の大切さ、戦争 への怒りを共有しました。



唄った小川美智さんは76歳。60代から、庶民の心を歌い上げるシャンソンに魅了 されたとか。アコーデオンの伴奏付き。
ジャック・ブレルの「涙」は戦争が何を もたらすかを、「ダニーボーイ」は、兵士となって戦場に向かう息子へ「帰って おいで」と切々と訴える母親の心境を、「死んだ男の残したもの」では、無残に 戦争で殺された男や女、子どもの思いを歌い上げました。美空ひばりの「一本の 鉛筆」は広島の平和大会で歌われたもの。
小川さんは「今私たちが書くのは、戦争はいや。平和を、ですね」と話し、参加者も深く頷いていました。
「青い空」では口ずさむ人も。久し振りに心あたたまるひとときだつたと喜ばれました。
当日は週刊誌「女性自身」の記者が取材に。 私たちの生き方にひどく共感してい ました。 2月発売のものに掲載されました。

日経で取り上げられました

私たち団塊世代の女性は、世の中の一大勢力のようです。
日本経済新聞1月3日付け朝刊にすてーじ・刻の活動が紹介されました。
シリーズ「解を探しに」で。
団塊世代の女性の、これからの生き方について取材したもの。記者はエッセイ塾と読書室に終日取材に来ていました。
「すてーじ・刻」の取り組みなどに触れています。「これからをどう生きるか」、さまざまな模索が始まっていることを示しています。
記事はここで読むことができます。

「ウィメンズ・ステージ」40号ができました。


「ウィメンズ・ステージ」40号ができました
創刊20年を記念して、投稿「私の20年」を特集。次号にも続きます。

○「あなたへのエール」は、創刊1号に登場したアナウンサー 山根基世さん
○インドで、売られて来る少女たちに出来ることをと取り組む民衆経営の女性
○21回も続けている手作りの「ヒロシマの旅」を企画する元教師
○インタビューは「ことば」の面白さ、深さについて、文学研究家・堀井正子さん
と、原爆を取り上げた劇映画「アオギリにたくして」を制作したシンガーソングライター・映画統括プロデューサーの中村里美さん
○都心から地に足ついた暮らしがしたくて、地方に移住し自然守る活動をすすめる女性
さらに今問題となっている「マイナンバーとはどういうものか」「最近の異常気象」についても寄稿してもらいました

女性作家で楽しむ読書室 石井桃子とその時代

11月28日の「女性作家で楽しむ読書室」は石井桃子を取り上げました。
「クマのプーさん」や「ノンちゃん雲にのる」「星の王子さま」など、児童文学 を広めた一人者。活躍した時代は戦争ただなかですが、声を荒げるわけで無く、 淡々と、「人に喜んでもらえること」を信条に書き続けたことに胸を打たれまし た。
クマのプーさん」も「ノンちゃん雲にのる」も、ある人を励ますために、 書き続けたものでしたから。
また、人脈が広く、コミュニケーションにたけてい たことも、執筆の幅を広げる後押しになったようです。87歳で発表した「幻の朱 い実」は77歳から書き始めたと知り、参加したみんな、わが年齢を顧みて、あぜ ん(?)とした次第。
終わった後は、スタッフ手作りの料理も含めたおいしい料 理でおしゃべりを楽しみました。
当日は日経新聞の記者さんも取材に訪れました。 どんな記事になるのかな。
次回は2月です。
これまでの記事はこちら

カフェ・刻 「今から考えたい 心と体と食と」

10月16日の「カフェ・刻」で「今から考えたい 心と体と食と」
「ウィメンズ・ステージ」編集長の瀬谷が、取材した女性たちの中から、このテー マに合う女性たちの生き方、取り組み方を紹介。
「今を大切に暮らしていくこと で、これからを快適に」と、実践も交えて交流しました。
生き方の中では、先日 インタビューした元NHKアナの山根基世さんの「聴く力」を紹介。「話し合うで はなく、聴き合う」ことこそコミュニケーションには大事と強調。実践では俳優 城谷小夜子さんの「ヘルス・アート」のひとつを。まずは「あいうえお、いうえ おあ、うえおあい〜」と一字ずつずれて順に読み上げる訓練。
これがなかなかで きません。足の指を一本ずつ上げていくのもやりましたが、とてもとても。
笑い が絶えない一日でした。
今までの「カフェ・刻」の記事はこちら

トピックス

●「子供食堂」を開いた栗林さんに会いました 
地域の人たちと「子ども食堂」を開いて4年の栗林知絵子さん(49歳)。
満足 に食べられない子どもたちのためにと個人のお宅で開いているもの。今や4か所 に増えた。  自称「おせっかいおばさん」。きっかけはたまたま知った中3のA君が、高校 に行きたいものの学力が小3からつまき悩んでいたことを知ったこと。母子家庭 で塾のお金なんてとても出ない。「じゃおばさんちで教えてあげるからおいで」 と声をかけたのが無料塾の始まり。いまや大学生、地域の大人の支援もあり、何 人もの子どもが通っている。
 気になったのが子どもたちの食事。A君は親にコイン一個を渡されるだけ。
「夕食を一緒にと誘っても人と食べる体験がなかったため尻込みする。迷惑かけ るからって」
 「子どもの貧困」は衝撃だった。働き詰めの母親。母親が病気で寝込んでしま うと子どもは百均のパンが食事。1日2食、1食の子も珍しくない。「大学生っ てほんとにいるんだ。テレビの中だけかと思ってたという子も。子どもは過酷な 状況で生きていても、そこに育てばそういうものだと思ってしまう。外からは見 えない」
 孤立している子を地域で見守ろうと設立したのが「豊島WAKUWAKUネットワーク」。 「子ども食堂」は大切な取り組みのひとつ。
 なぜ、WAKUWAKU?「私が 子どもの頃は、早くあんな大人になりたいとか 明日は遠足だとかワクワクしていた。ワクワク感を味わってほし」
 子どもの相対的貧困率は年々上がり昨年は16%。年収120万円に満たない家庭 の子が6人に1人に上る(厚生労働省調査)。

●元NHKアナウンサーの山根基世さんに会いました 
団塊世代が第二の人生から次のステップに立つ今、何をするべきかインタビュー。
山根さんがやっているのは子どもの話し言葉を育てる活動。
子どもの「言葉の欠落」の及ぼす影響がすごいからです。
自分の気持ちをうまく言葉で表現できない。言葉で周りとうまくやっていけない。 つい暴力的になる。言葉の欠落がどんなに子どもを苦しめていることかと。
必要なのは隣りの人と心を通わせる言葉なのです。
言葉で人間関係につまづくと人の協力は得られないし、いい人間関係がなければ人生を切り拓けません。
そこで求められるのが地域の教育資源といわれる私たち世代。
築いてきたものを子どもたちに出し合えば世の中変わるよと言われました。
そしてもうひとつ。言葉の力を信じる子に育てる大事さ。
「どうせオレひとり反対しても」とあきらめる子が多いとか。
社会に向かって発言し続けることで世の中を変えることができると信じる子を育てることです。大人がその姿を見せないとだめなのですが。

これまでの「素敵な人に会いました」はこちらからみることができます。

清瀬エッセイ塾・自分史塾

■表紙は書家の人に依頼して完成
書き留めたり、本にまとめるお手伝いをしていますが、このほど1冊出版。「あれから60年」。
引き揚げのころの克明な状況がよく分かります。戦地にとられた父親が獄中にいたとは。なんと辛かったことでしょう。
母親は子ども2人を連れて必死の思いで帰国。学校に通い始めたころ、駅で父親の姿を発見する場面は胸が詰まります。

こうして書きすすめていたところ、夫も「特攻隊にいたころのことを書いておきたい」と言って書き始め、合作となりました。
特攻隊にいたのは17歳のころ。どの子もゆえなくして来た子ばかりで、突撃する前日の荒れ方はすさまじかったようです。
戦争は二度と起こしてはいけないと痛感します。
本に使った絵を、表紙の絵も描いてくれた書家が額に入れてくれました。とても素敵でした。

■自分史づくりのお手伝いをしています。
埼玉で薬局を夫婦で営んでいる84歳の女性が自分史づくりを始めています。
塾主宰の瀬谷が10月から自宅に通い、手伝っています。
進め方は月1回訪問。
1、書きたいものを時系列ではなく、おおまかな年齢ごとにエピソードを思い出してもらいます。ほぼ1200字〜2000字。それをたくさん作って行きます。
2、文章を原稿用紙に1行空きで書いてもらいます。
3、1を添削。疑問をご本人と話し合いながら解決し、再度書き直してもらいます。
4、書き直したものを本のページのように割付し、本人に渡します。
5、割付したものをたくさんためていき、最後に章ごとにまとめます。
6、書き終えたと思ったら、もう一度全部を見直し、付け加えたり、削除。それを2か月くら いかけて手を入れていきます。
7、完成となっても、あれが足りない、もう少し考えたいと思うようになります。が、プロではないので、今以上は書けません。あきらめてもらい、「 発展途上」と腹をくくり、完成します。

面白いことに、お連れ合いがその様子を見て「俺も書きたい」と、書き始めました。
聞くとゼロ戦に乗っていたとかで、すさまじい体験がありました。
夫婦して机に向かい辞書をひいておられます。
いい光景ですよね。

■4月のエッセイ塾はユーモアをもって書こう。
 1行詩 吉村英夫著「父よ、母よ」を題材に。1994年、高度成長期にあって家 族を見つめ直す時期、教師だった吉村氏が国語の授業で高校生に書かせたもの。
 親と子はもっと心でつながるべきとして、そのための方法のひとつとして取り 組み大ヒット。
「父よ、言いたいことがあったらはっきり言え! 母よ、言いたいことをそのま ま言うな」
「父よ、イビキがやかましい。母よ、口がやかましい」
「父よ母よ、僕を作ったのは失敗だ。僕に期待するな。かといって、この年になっても   う1人つくるなんて思うな」
「母は休みなく働き、父は休みのないくらい遊ぶ」
「父よ、何か言ってくれ。母よ、何も言うな」
「父よ、知ったかぶりをするのはやめて。母よ、知らないふりするのはやめて」
「父と母の話を聞くと、これが親かと思う。もっと勉強しろと私が言いたい」
これを知った親が「娘よ息子よ」と題して一行詩に挑戦。
 「息子よ娘よ 養われている間はおとなしく言うことを聞きなさい。あと30年経てば   おとなしく言うことをききます」
ユーモアがあります。ぜひみなさんもどうぞ。

■3月のエッセイ塾は「プロに学ぶ」
さまざまな作家の表現の仕方を勉強。
なんでもないようなものを、的確に描写し たり、表現しているものを読み、「なるほど」。これがなかなか難しい。
エッセイとは、まとまった感情、思いを表したもの、それを書くこと自体が考え ること。ブログや日記が感情や情緒を噴出、吐露するだけなのに対し、自分以外 の誰かを求め、受け取り手を意識するのがエッセイといえる。それだけに表現力 が勝負となる。
どんなに材料を集めても「1+1=2」では面白くない。材料を集めつつ飛躍でき るとこを見つけたい。
宿題は擬人法での一作。
ポイントはいかに意表をつくかがカギ。発想のトレーニングとなる。漫画家の東 海林さだおの擬人法を使った食べ物のエッセイは絶品。ぜひ読んでほしい。

■エッセイ塾の土曜コースは「動くエッセイ塾」と題して、3月12日、東村山の 八国山緑地、公園などを半日かけて散策。
芽吹き始めた木々や鳥、蕾を出した花 などを見つつ歩きました。最後は喫茶店で座学。この日見たり感じたりしたこと を20個即座に上げてもらいました。
その中から「これは」というもの4個に絞り、 それで次回まで一作仕上げて来るのが宿題。同じものを見てきたのに、全員がほ とんど違うものを上げ、それは面白いひとときとなりました。



2月16日の塾では、昨年1年間書き綴った作品からテーマを「駅」「料理」「つれづれ」 等と決め、それぞれ2〜4作、自分のいちおし作品を選び、一冊に仕上げま した。
なんとページ数は軽く100を超え、145ページ。他の人の作品をじっくり読 めるのは醍醐味。
今回は全員の作品をコピーして各自に渡し、好きに作ってもら いました。この日はお披露目。
表紙はそれはユニーク。素敵な包装紙や和紙、カ レンダーの絵等を活用、カレンダーの写真を各ページにうまくはめこんだものが あるかと思うと、写真の実物を挿絵として貼ったものも登場。個性のある貴重な 一冊が出来上がりました。
「お祝い」ということもあって、テーブルにはぜんざ い、タコ焼き、チョコ等おいしいものも並び、賑やかなひとときでした。
塾の今年のテーマは「ささやかなぬくもり」「ささやかな幸せ」。日常の暮らし からそれを拾える自分でありたいと、勉強しました。

■エッセイ塾2月の講義
2月のエッセイ塾では「どうでもいい話」を支える文体について勉強。
「こんなこと書いてもしょうがない」「書くものがない」というのは多くの人が 突き当たる悩み。
でも暮らしには「どうでもいいこと」なんてないはず。ここが 出発点。
「実はどうでもいいことではない」と、少し思ってみる。 そして「気になる」ところへ踏み込んでみる。「気になる」自分を率直にさらけだしてみる。  さらに「気になる」ことを、独断で説明していく。おおいに持論を展開することこそが面白 さにつながる。
面白がる自分でいることが大切なのだといえるだろう。

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